2019年度 4年生特集 ~早稲田大学~

2020年1月21日

本日より、各大学ごとに4年生の在学中での走りを振り返ります。対象は、いつも通り私がデータベースに登録している24大学の選手(5千、1万、ハーフいずれかのベストがチーム10番以内 or 3大駅伝・予選会エントリー有)になります。4年生一覧を見てみますと、24大学で189人いますね。

 
最初は早稲田大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で8人と多いですね。高校時代から実績のあった太田、新迫に叩き上げの選手が加わってきたという印象でしょうか。また、どの選手も4年間順風満帆とはいかず、苦しいレースを経験しているのも特徴かなあ。中距離ですが、5千で14分8秒を持つ齋藤も持ちタイムではトップ10に入ってきた選手でした。

新迫 志希

高校ベストは14分0秒、1万でも高2の時に29分7秒を有していた高校トップクラスのランナーでした。1年時にいきなり5千で13分47秒を叩き出し、さらに日本インカレ5000mでも4位入賞を果たしています。3大駅伝デビュー戦だった出雲では最短区間の2区を任されて区間12位とほろ苦いデビューとなりました。一方で全日本では5区2位としっかりとその力を発揮しています。


しかし、2年の出雲では4区10位、全日本では3区9位といずれも苦しい走り…そして箱根では2年連続でエントリーされるものの、いずれも出場できないという厳しい時を過ごしました。3年の出雲でも4区11位と3年連続二桁順位という結果に。。。ただ、ハーフで64分3秒をマークすると、箱根に初出場、9区9位とまずまずの走りを見せています。4年時には全日本でエース区間である7区を任されて区間9位で走ると、1万mでは28分55秒と5年ぶりに自己ベストを更新、最後の箱根では2年連続の9区で4位と好走、有終の美を飾りました。

太田 智樹

個別特集済


高校ベストは14分5秒、中学時代は世代トップだった選手であり、高校時代の活躍も目立ちました。1年の全日本から出場して5区3位と上々のデビューを飾りました。ハーフでも62分48秒を叩き出し、箱根にも臨みましたが、ここでは8区14位とほろ苦い走りに…飛躍を遂げたのは2年時、関東インカレ1万mで9位、日本インカレ1万mで7位入賞を果たすと、出雲で1区7位、全日本では1区3位と好走、さらに箱根でのエース区間の2区で6位と素晴らしい走りを見せました。


3年時も1万で28分56秒をマークし、関東インカレ5000mで7位入賞とトラックシーズンは順調だったのですが…駅伝シーズンは故障で出雲・全日本はエントリー止まり、何とか間に合わせた箱根では2区21位に沈んでしまい、チームもシードを逃すこととなりました。


4年時は5千で13分58秒をマーク、全日本予選でも4組11位とエースにふさわしい走りを見せると、箱根予選ではチームトップの16位、そして連戦となった全日本でも2区4位でチームのシード獲得に貢献、最後の箱根でも2区6位と前年度の借りを返す走りでまさにエースとして申し分ない活躍を見せた4年時でした。

伊澤 優人

高校ベストは14分54秒、いわゆる叩き上げの選手ですね。3年時までは目立った走りはありませんでしたが、3年時に1万で29分44秒、上尾ハーフで63分47秒を叩き出し、箱根に出場はできませんでしたが、メンバー入りを果たしています。4年時は5千で14分28秒、1万で29分31秒と自己ベストを縮めて3大駅伝出場も期待されたのですが…故障もあって最後の箱根にはエントリーされず…残念ながら3大駅伝・予選会の出場はありませんでした。3年時の自己ベスト連発の時は、出場チャンスもあると思ったのですが…惜しかったですね。。。

遠藤 宏夢

高校ベストは14分27秒、5千のベストは残念ながら4年間更新出来ていないんですよね。しかし、2年時にハーフで65分10秒をマークし、箱根の16人に入ってきています。3年時には1万で29分39秒をマークすると、全日本ではエース区間の7区に抜擢されるも区間16位に沈んでしまうことに…さすがに3大駅伝デビューがエース区間は荷が重すぎましたよね…4年時は箱根予選に出場してチーム5番手の85位と上々の走りを披露、箱根出場も期待されましたが、あと一歩届きませんでした。

大木 皓太

高校ベストは14分44秒、関東インカレ3000m障害では2年時、4年時にそれぞれ8位に入り、2度の入賞を果たしています。1年時に5千で14分26秒と大学ベストをマークすると、箱根も出場はなりませんでしたが、16人のメンバー入りを果たしています。2年時には1万で29分39秒をマーク、箱根にも出場しましたが、ここでは8区14位という走りでした。


3年時も2年連続で箱根出場を果たしますが、本来は走る予定の無かった5区に急遽起用されることとなってしまい、5区17位と非常に苦しい走りになってしまいました。さすがにいきなり5区を任されるのは辛すぎますよね。。。4年時は駅伝シーズンに姿を見せることはほとんど無く、最後の箱根は残念ながらエントリーされることはありませんでした。。。

三上 多聞

高校ベストは14分41秒、一気に伸びてきたのは3年時でした。1万で29分46秒、ハーフでも63分46秒をマークしています。4年時には5千でも大学ベストとなる14分35秒をマーク、全日本予選で初エントリーを果たし、箱根予選ではついに出場を果たしましたが、ここではチーム9番手の160位にとどまってしまうことに…その後はハーフでも64分6秒とセカンドベストとなるタイムをマークしましたが、全日本、箱根ともにエントリー止まりで3大駅伝出場には一歩届きませんでした。

真柄 光佑

高校ベストは14分44秒、真柄も躍進を遂げたのは3年時でした。5先で14分19秒、1万で29分54秒、ハーフで63分39秒と大学ベストとなるタイムをマークしたのはいずれも3年時ですね。関東インカレハーフでも見事に5位入賞を果たしています。この走りは正直びっくりでした。その活躍も認められて箱根では7区を任されることに。ここでは区間13位で走っています。しかし、4年時は一転して故障に悩まされることに…記録会自体で姿を見ることもほとんど無く、3大駅伝・予選会にエントリーされることも無かったのは残念でした。。。

尼子 風斗

高校ベストは14分55秒と8人の中では最も持ちタイムが悪いですね。しかし、2年時には5千で14分36秒、1万mで30分10秒といずれも大学ベストとなるタイムをマークしています。しかし、ハーフの持ちタイムはなかなか伸ばすことは出来ませんでしたが、4年の箱根予選に出場を果たすことに。ただ、順位はチーム10番手の172位に留まっています。箱根では3大駅伝初出場を果たしましたが、残念ながら3大駅伝出場には至りませんでした。

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