第56回(2024年)全日本予選結果 その1 ~立教が5位通過で初出場~

2024年6月24日

本日、関東インカレと並ぶトラックシーズンの大きなレースである全日本予選が行われました。7校しか出場出来ないという狭き門の中、さらに箱根シード校が何校も揃うハイレベルな状況の中、3組終了時点でボーダー争いが2秒差というのは熱い展開でした。暑くはなかったものの、雨が降っていたこともあって湿度が非常に高く、難しいコンディションでしたね。今日は1~10位の大学を簡単に振り返ります。

1位:東海大学

最も危なげなかったですね。集団を引っ張る場面は最小限で無理をせず、4人が1桁順位、8人全員が組16位以内という抜群の安定感、最終組はゆとりをもった走りを見せており、前年度と同様にトップ通過は狙っていなかったですよね。それでもトップ通過を果たしてしまうところに東海の強さがあります。エントリーメンバーにおけるベストな布陣が組めたとはいえ、有力校が揃った中でのトップ通過は駅伝シーズンに向けて自信になりそう。

2位:東洋大学

先頭を積極的に引っ張っていく走りが印象的でした。必ずしもこのような走りをする必要はないはずですが、結果として東洋の強さも感じる結果となったかな。1組~3組まで3連続で組トップは素晴らしいですね。松井、宮崎というルーキーの大活躍、そして石田の走りも印象的でした。1組で先頭を引っ張った岸本、3組でハイペースで飛ばした西村が少し苦戦したのはリスクを承知でしたでしょうし、仕方ないかな。最終組も安定感抜群の走りでした。

3位:早稲田大学

2組までは正直ドキドキしましたね。1組は期待していたほど稼げずに揃って中位、2組は石塚がペースアップしたタイミングで菅野が遅れてしまい、通過圏外という状況。そんな中で3組のルーキー山口峻が自己ベストの好走、そしてエース山口智がラストで逆転しての日本人トップとダブル山口がチームを3位通過に導きました。目標としている3位通過はしっかりと果たしましたが、駅伝シーズンに向けてはやや不安の残る結果だった気も…

4位:日本体育大学

持ちタイムの良い選手が揃っていて良い組エントリーでしたが、これまでの勝負レースでの走りを考えると正直通過は難しいかと…それが4位通過はびっくりしました。8人全員が18位以内という抜群の安定感を見せたんですよね。前半の組はこのくらいで走れてもおかしくないと思っていましたが、後半の組もここまで走るとは…浦上、二村と3組コンビの快走が特に光りましたし、山崎も平島も最終組を揃って28分台でまとめたのは素晴らしかったです。これを浮上のきっかけとしてほしい。

5位:立教大学

前半の2組をいずれも20位以内でまとめる走り、ルーキーの山下、鈴木も良く走りました。それでも4組を考えると3組である程度稼がないと厳しかったですが、ここで林が2位、國安が3位と最高の走りを披露、大幅に通過が近づきました。最終組の2人も崩れることなく29分台前半ではまとめきり、前回は次点だった全日本予選を通過し、全日本初出場を決めたのは素晴らしかったですね。高林新監督もさすがの手腕を見せました。

6位:帝京大学

帝京も1,2組はある程度まとめていましたが、柴戸が1組23位、尾崎が2組22位といずれももう一歩…やや苦しい状況でしたが、3組に回ったエースの山中が4位で走り、しっかりと通過圏内につけました。この中で最終組を担った福島、島田がともに20位前後でまとめる素晴らしい走り、しっかりと通過圏内を死守しても6位通過となりました。ベストオーダーとは言えない状況でしたが、それでも通過するところに帝京の底力を感じました。

7位:神奈川大学

日体大の通過も驚きましたが、最も驚愕だったのは神奈川大学でした。前回の箱根は21位、今年度はそこから主力が多数卒業したわけですから…1組で滝本が積極的な走りで組3位、大岩も7位と揃って1桁に入ったのがまず大きかったですね。このスタートダッシュを見事に活かしました。2組がスローペースになったのも良かったのかな。3組終了時で8位、7位の明治と2秒差、後ろには留学生を擁する大学が揃う中、宮本が集団で粘り続け明治を突き放し、後続の追い上げを凌いで全日本出場を勝ち取りました。

8位:明治大学

今回の組エントリーでよく走ったと思います。それでも届かなかったというのが悔しいですね。エースの森下が起用出来なかったのが痛すぎましたし、出場した8人の組エントリーもベストとは思えなかった…1組2位だった東原の快走は素晴らしかったですし、2組7位の室田も良く走りました。3組終了時で7位と通過圏内につけていましたが…最終組で集団から堀も吉川も遅れてしまって勝負ありでした。後何か一つ違っていれば通過出来ていたかもと思えるだけに、余計に悔しさの残る結果だったかも。

9位:日本大学

1組から20位オーバーの順位が続いていてずっと苦しい展開でしたね。ボーダー争いに絡むこともなかなかできなかったですし。そんな中で1組20位だった山口聡は粘りましたし、3組10位だった高田の走りにはびっくりしました。あのメンバーで自己ベストを叩き出してこの順位とは…最終組で安藤が早い段階で遅れてしまって勝負ありでしたが、キップケメイ、高田、山口聡という2年生の走りがとにかく光りましたね。今後につながりそう。

10位:山梨学院大学

山梨学院大学も期待以上の走りは見せてくれたかなあ。1組となった日本人エースの村上は8位とさすがの走りでしたし、溝上も14位で良く粘りました。ただ、最も苦しいと思っていた3組は大西が35位に沈んでしまうことに。最終組もムトゥクのトップは素晴らしかったですが、和田が早い段階で遅れて37位では貯金を活かせないですね…日本人エース力不足を感じる結果となってしまったかな。それでも箱根最下位だったことを考えれば、予選10位は悪くない結果だったのでは。

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