第25回(2020年)都道府県対抗男子駅伝結果 ~主力の欠場を乗り越え、長野が最多8度目の優勝~

2020年1月20日

都道府県対抗男子駅伝が本日行われました。ずば抜けた優勝候補がいなかった中、長野が見事に優勝を果たしました。レース結果はこのようになっております。入賞したチームを中心に振り返ります。

優勝:長野

すみません、長野を応援しているのに…入賞したら御の字だなんて展望を書いてしまいました。都大路で1,3区を走った鈴木、伊藤を欠くという苦しすぎる状況、さらに長野は佐久長聖が一強状態なので、他校の有力選手がいるわけでもないですから、どう考えても1区と5区で遅れると思っていました。


それが都大路で2区区間賞だった越がトップと秒差の10位と絶好のスタート、都大路で最短区間の2区を走っている選手が1区で10位というのが凄いですよね。中学区間は何も心配していませんでしたが、2区3位とさすがの走り。3区の春日は区間27位にとどまり、総合15位まで落ちたときはやはり入賞目標かと思ったのですが…4区木村が区間2位の走りで8位浮上、そして5区宇津野が区間4位の快走で総合3位に浮上、この走りは本当にびっくりでした。本来であれば宇津野が4区かなあと思っていたのに…高校最長区間の5区でこの快走とは…


6区の吉岡が区間新記録を叩き出したのも、非常に大きかったですね。この走りでトップに立ち、2位に8秒、最大のライバルと目された埼玉とも21秒とすぐには追いつかれない絶妙な差をつけました。となると、7区の中谷が区間2位という見事な走りで3年ぶり8度目の優勝に導きました。

2位:兵庫

こちらも長野同様に決して前評判は高く無かったと思うのですが…1区の松尾が区間15位とまずまずのスタートを見せると、2区区間賞、6区も区間3位と長野同様に中学区間が完璧でしたね。そして、3区の西川も区間15位とまずまずの走り、4区永吉が区間13位、5区菅野が区間9位で粘ったのも素晴らしかった。特に菅野がこれだけ走るとは思いませんでした。


最終区間を任された延藤は区間4位で前を追っていき、6秒差にまで迫ることもありましたが、あと一歩追いつけなかったのが痛かったですね。最後は離されてしまいました。。。それでも、埼玉の悠太には逆転を許さず、トップと17秒差の2位は上出来と言える結果だったのではないでしょうか?

3位:埼玉

個人的には優勝候補の筆頭だと思っていた埼玉、1区白鳥が区間11位とまずまずのスタート、2年時のような圧倒的な走りはまだないですが、徐々にコンディションを戻しているのが良いですね。3区小山が区間12位と粘りの走り、そして4区の唐澤が区間タイ記録の快走でトップに立ったところまでは完璧と言って良いでしょう。


5区の佐藤も区間7位で後ろに詰められる差を最小限にとどめました。2年にして埼玉の5区を任せられるのが凄いですね。しかし、6区の星野が区間24位、長野とは37秒も離されてしまったのが痛かったか…それでも、7区に悠太が控えていれば、十分に優勝を狙えると思ったのですが、序盤からは意外に差が詰まらず…最終的には区間3位という走りを見せたものの、前をいく2チームも7区で素晴らしかったこともあり、1つ順位を上げての3位に留まりました。それでも、さすがの走りですけどね~

4位:佐賀

1区の杉が区間8位と素晴らしい走りを見せたのが大きかったですね。都大路では苦戦していただけに、都道府県対抗もどうかなあと思いましたが、好スタートを切りました。中学生の区間の2区で2位と好走を見せたのも良かったですね。3区の古賀が区間4位と見事な走りで総合でもトップに浮上、古賀がここまで走るとは…


4区の中島が区間19位、5区の佐々木も区間13位ということで、これまでの実績からすれば上出来だったと思います。7区の井手も区間17位と粘りの走りで総合4位、正直入賞も難しいと思っていたので、4位に入ったのはびっくりしました。各選手がもてる力をしっかりと発揮してくれた結果かなあと。

5位:静岡

1区の尾崎が区間7位と好スタート、この走りはびっくりでしたねえ。静岡も強い高校が複数あるだけに、ハイレベルです。中学生区間もともに1桁順位で走っており、静岡の中学生というのは伝統的に強い印象があるような…3区の藤曲も区間13位で走ったのは上出来と言って良いでしょう。藤曲も順大4年目にしてついに静岡代表にまで選ばれるようになりましたね。


4区山本が区間29位、5区吉田が区間22位で総合14位まで下がったときはさすがに入賞は厳しいかと思ったのですが…アンカーには東国大の伊藤がいますからねえ。総合11位でたすきをもらうと、6人抜きの快走で5位にまで順位を引き上げました。箱根2区で活躍するような選手はどんなレースでもきっちりと結果を残してくれますね。

6位:茨城

1区の佐藤が区間5位と素晴らしいスタート、持ちタイムはそれほどでもないですが、力のある選手ですよね~最高のスタートと言って良いでしょう。3区の湯原も区間17位で粘り、この時点で総合6位となっています。4区の大辻が区間16位も、5区の赤津が区間5位だったのが大きかったですね。持ちタイムは良いですが、いわゆる強豪校ではないので、駅伝は未知数だっただけに…


7区の細谷は区間18位もきっちりと総合6位は死守しており、見事に入賞となりました。3,7区の一般区間で粘り、1,5区という高校生の重要区間で攻めるという良い走りでしたね。崩れる区間がなかったのも大きかったです。

7位:熊本

1区の鶴川が区間4位と好スタート、鶴川も都大路に続いて素晴らしい走りを見せており、力がありますね。まだ2年生ですし、来年度も世代トップを争う選手の1人かな。3区の西田は区間25位ともう一歩だったかなあ。ちょっと、箱根からはまだ万全ではないのかなあと…4区入田が区間17位はちょっともう一歩だったのですが、5区園木が区間8位の走りを見せたのは大きかったですね。熊本も九州学院に開新も力をつけているのが、都道府県にとっては大きい。


7区の赤崎も区間9位の走りで2つ順位を上げ、見事に入賞圏内にまでチームを押し上げました。3,4区はちょっと誤算だったかなあと思うのですが、それでも1,5,7区という長距離区間をきっちりと1桁順位でまとめたことが、入賞に繋がりました。

8位:三重

1区の伊藤が区間26位と苦しいスタートとなってしまいました。前半から攻めていきたいという状況だっただけに、余計に出遅れが痛い…しかし、2区で区間8位、3区の西山が区間7位で前を追っていき、総合14位まで順位を上げました。西山もニューイヤーに続いての好走と今年度は飛躍の1年となりましたね。


4区の山中が区間11位、5区の佐伯が区間14位と逆に苦しいと思っていた2区間で粘れたのが大きかった。7区の塩澤は区間8位の走りで5つ順位を上げて8位入賞を果たしました。ラスト勝負で速報では宮城が8位、三重が9位となっていましたが、確報では三重が8位、秒差なしの入賞争いを制しました。

その他

埼玉の優勝を阻むのであれば宮城かなあとも思ったのですが、、、入賞も逃す9位だったのは意外でした。1区の吉居兄が区間賞と最高のスタートを切り、4区5位の吉居弟、5区喜早の区間6位と高校生区間は全て区間6位以内と見事な走りだったのですが…3区遠藤が区間23位、7区紘太が12位といずれももう一歩…そして中学生区間がいずれも30位台だったのが痛かったかなあ…


他の高校生有力選手では…広島の中野が区間2位、大分の遠入が区間3位、京都の赤星が6位と上位に入ってきましたね。中野は実績豊富で妥当、遠入も持ちタイム以上の力があることを都大路に続いて見せてくれました。赤星がこの走りを見せたのもちょっとびっくりです。5区に三浦を温存した京都としては、1区は凌ぐ区間かと思っていたので…


5区では福島の松山が区間タイ記録という素晴らしい走り、都大路でも1区2位で走っていますし、高校トップの1人ですね。41位でたすきを受けての区間タイ記録というのが、その凄さをさらに倍増させます。区間2位の2秒差に群馬の石田が入ったのも凄いですね。中学歴代でもトップクラスの選手でしたが、高2になってさらに力をつけてきました。来年度も世代トップを争う選手の1人でしょう。


区間新記録も期待された千葉の佐藤は区間3位、松山に18秒差をつけられてしまったのは、本人も悔しかったかなあ。都大路1区で引っ張って区間賞という別格な強さを見せていましただけに、 自分よりも総合順位が下だった松山、石田にタイムで負けたのがなおさら…

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