國學院大學 新年度(2022年度)戦力分析

2022年5月7日

続いては國學院大學について、新年度の戦力を見ていきます。データベース登録されている人数は4年:10人、3年:3人、2年:8人、1年:4人となっております。戦力としては、2年>4年>3年≒1年という感じかなあ。選手層が厚いのが2,4年生ですね。特に2年生は史上最高のスカウトと呼ばれるほどに選手が揃い、エースもいます。新入生も楽しみな選手がズラッと揃っています。

4年生

この学年を牽引するのが中西大、故障などで苦しむこともありましたが、前年度は出雲で4区2位、箱根で4区4位と結果を残しました。持ちタイムは5千、1万ともにチームトップを誇りますし名実ともにエースの1人です。もう1人の主力が5年目となる島崎、1区で抜群の安定感を見せつつ、箱根6区のスペシャリストとしても活躍を見せました。そんな島崎が今年度も残ることはチームにとって大きな武器となるでしょう。5年目は苦戦する選手も多いですが、前年度の箱根を走れなかった悔しさを晴らしてくれれば。


続くのが坂本、前年度は全日本予選、全日本で結果を残し、ハーフも62分台まで縮めてきました。まだ箱根は走ったことはありませんが、長い距離にも強くなって安定していますし、最終学年での活躍に期待。他にも全日本予選に出場した川崎、1年の全日本を走っている中西唯らがいます。中西唯は3年の関東インカレハーフで8位入賞を果たして復活したと思ったのですが…最終学年での完全復活が待たれます。1万でタイムを伸ばす宮本、阿久津、藤本らもいますし最初で最後の3大駅伝出場も見てみたいです。

3年生

この学年を牽引するのが伊地知、全日本で8区区間賞、箱根では2区12位とエース区間を任されている選手、ロードや長い距離で強さを増しているのも3大駅伝では頼もしい限り。トラックでも決して弱い訳では無いですし、存在感を増していってくれれば。3年生の課題は伊地知に続く選手がタイムこそ伸ばしているものの、まだ勝負レースには出場できていないところでしょうか。


3大駅伝へのエントリー経験者は、1万で29分13秒を持つ瀬尾が箱根でメンバー入りを果たしたのみですからね。持ちタイムは選手が鈴木は今年度5千で14分5秒をマークしています。5千では他に日高が14分10秒、松下が14分15秒をマークしており、松下は1万でも29分26秒を有しています。多くの選手がトラックで自己ベストを更新してきている状況ですし、メンバーに入ってくる選手がどんどん出てきてほしいです。

2年生

もはやチームのエースと言って良い存在となったのが平林、3大駅伝すべてで主要区間を任されて区間5位以内、箱根では9区2位の快走を見せています。さらに学生ハーフでは61分50秒を叩き出して優勝を果たすなど勝負レースでの強さは圧巻です。28分38秒の持ちタイムが物足りなく感じるほどですし、今後もエース区間の快走はもちろん、トラックの勝負でも大活躍が期待されます。


平林とともにチームを牽引するのが山本、箱根で3区5位の快走にハーフでは60分43秒を叩き出していますからね。スピードのある選手という印象だったのですが、1年目から長い距離で快走を続けています。前年度はトラックシーズンはほとんど姿を見せずに3大駅伝も箱根のみでしたが、今年度は年間を通じての活躍を見せてほしいですね。


沼井は全日本で5区11位と3大駅伝を経験、学生ハーフでも64分21秒でまとめていますからね。今年度も3大駅伝出場が楽しみな選手、原は箱根6区に抜擢されましたが、区間17位と苦しい走り…今年度は5千で14分0秒と早速ベストを更新していますし、トラックからどんどん活躍していってほしいです。個人的に注目しているのは鶴、高校ベストが14分55秒から大学で面白いようにベストを更新し、1万で29分7秒、ハーフで63分26秒までタイムを伸ばしています。勝負レースや3大駅伝でも見てみたいです。


他にも、5千で14分1桁のベストを持つ中川、三潟や高校時代のロード実績が豊富な佐藤、1万で29分21秒をマークした板垣、ハーフで64分29秒で走っている木村など楽しみな選手がズラッと揃っていて選手層では全学年No.1でしょうし、持ちタイムを伸ばした選手が今年度どんどん平林、山本に続いて台頭し、チームを牽引する学年となって欲しいです。

1年生

都大路で3年連続1区を担い、5千で13分56秒を持つ上原が実績で抜けています。1万もすでに29分48秒を走っていて10kmの距離はもう何も問題ありませんし、1年目から活躍を見せてくれそうですね。さらに、上原と同じ北山高校出身の嘉数が入学して早速14分8秒をマークしトップ10に入ってきました。都大路では3区36位と苦戦しましたが、この走りを見ると楽しみになってきます。


持ちタイムでトップ10に入っていたのは、ともに14分9秒を持つ森田と吉浦の2人、森田は都大路で3区16位と勝負レースで実績のある実力者、吉浦は都大路で4区30位で走っています。持ちタイムでトップ4となった選手がいずれも長距離区間である1、3、4区を走っているのは頼もしいです。


更に、14分10秒台でも田中、青木、中野、鎌田、高山と5人もいるんですよね。青木は1万でも29分52秒を高校時代にマークしていますし、鎌田は都大路1区31位で走っています。本当に今年度の選手も粒ぞろいですよね。高校時代の実績では2年生に大きく劣ることは無いのでは。1年目からの活躍はもちろん、4年間でどれだけの結果を残してくれるのか、今から楽しみです。

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