大東文化大学　新年度（２０２２年度）戦力分析

前回の箱根予選では上位５人が４年生、チームトップの４６位だった大野はそのまま関東連合で箱根８区に出場するなど大きな経験を積みました。今年度も前年度のような活躍が期待されます。前年度トラックでも活躍を見せたのが木山、箱根予選こそチーム４番手にとどまりましたが、全日本予選では３組４位の快走に１万で２８分３５秒のベストを有しています。トラックでの活躍が最も期待されるのがこの木山かなあ。


箱根予選で２番手だった谷口も１万で２８分台のベストに全日本予選で３組２５位、さらに３０００ｍ障害での実績も豊富です。谷口も自己ベストを伸ばし、勝負レースでも結果を残している今年度も楽しみな選手です。蟹江は箱根予選で２年連続２００位前後から前回は９５位で走った選手、２人しかいない箱根予選をすべて出場している選手ですし、前回の走りを自信にさらに成長を遂げてくれれば。


もう１人箱根予選フル出場が倉田、１３分台、２８分台のベストを有しており、１５００ｍでの活躍も目立ちます。ただ、箱根予選では２年連続１８０位台とちょっと奮わないんですよね・・・前年度の比較となると、倉田はまだ上積みできるでしょうし全日本予選、箱根予選ともにチームの鍵を握る選手となるかも。


他にも、全日本予選、箱根予選ともに２度出場している金田、全日本予選で２組１２位、箱根予選で１１３位と３年時になって大きく成長を遂げた塩田も持ちタイムこそ目立ちませんが実力者です。全日本予選、箱根予選ともにチームの半分を占めてくるであろう質・量ともに抜けている学年となっています。

前年度この学年を牽引したのが久保田、全日本予選では最終組に抜擢されて１９位、箱根予選では１１９位で走っています。１万で２８分４３秒のタイムを有していますし、トラックでもロードでもエースの１人としての活躍を見せてほしいですね。１年時に最も活躍を見せたのが菊地、１万で２９分１５秒のベストに箱根予選でもチーム３番手の１２０位で走っています。その一方で２年時はほとんど姿を見せること無く終わってしまったんですよね。今年度元気な姿を見せてくれれば、チームにとって大きな戦力アップとなります。


この二人が実績では抜けていますが・・・佐竹は箱根予選に出場してきましたし、全日本・箱根予選にエントリーされた松村、５千で１４分１７秒、１万で２９分４９秒と持ちタイムを伸ばしている伊東らがいます。上級生となってどれだけ４年生に割って入る選手が出てくるのかというのが、チームにとって大事になってくることでしょう。

留学生のワンジルは前年度は全日本予選で４組３８位、箱根予選で２３１位とともに苦戦が続きました。その後は圧倒的な走りこそ無いものの徐々に崩れる走りは減ってきているように思えます。最も戦力アップの可能性を秘めているのはこのワンジルでしょうし、もちろん稼ぐ役割を果たしてくれるに越したことは無いですが、まずは崩れない走りを勝負レースで見せてくれれば。


続くのが西川と大谷という箱根予選を走った２人でしょう。西川は１６９位という走りは上々と言えるのでは。その後持ちタイムを伸ばしていますし、勝負レースでもさらなる結果を残していってくれれば。大谷は２１３位という走りで最低限の走りではあったかなあ。１万はまだ３０分３０秒台ですし、トラックからタイムを伸ばしていきたいところ。持ちタイムでは高校時代に５千で１４分２１秒、１万で３０分６秒を持つ中澤がいますし、２人に負けない走りを今年度は見せていってほしいです。

持ちタイムで早速トップ１０に入っているのが１４分１１秒を持つ入濱、１４分１５秒を持つ渡邉、入濱は１万でも３０分１５秒を有しています。渡邉は都大路で２区１８位で走っています。さらに、１４分１６秒を持つ佐藤は都大路で２区５位という走り、１４分１０秒台の選手が３人加わるというのは大東大ではあまりなかった気がしますし、持ちタイムとしては悪く無いですよね。


さらに１４分２０秒台のベストを持つ戸田、照井、１４分３０秒台で上野、小野、五十嵐らが続きます。照井は都大路で５区２４位で走っている選手です。３ｋｍ区間ではありますが、渡邉、佐藤、照井ら都大路経験者が何人もいるのも大きいです。現４年生のように１年目から活躍を見せる選手が何人も出てきてもおかしくない楽しみな学年となっています。