明治大学 来年度の箱根駅伝(2023年)に向けて

2022年3月12日

経験値

続いては箱根では14位、来年度は箱根予選からとなる明治大学について見ていきます。今年度の箱根結果はこのようになっています。3大駅伝経験者は12人いますが、来年度は8人になることになります。鈴木、手嶋というエースに橋本、金橋と抜けることになりますからねー。鈴木は3大駅伝に8回、手嶋は6回出場していますし、経験豊富な4年生が抜ける影響は大きいです。


前回の箱根経験者は7人残っており、区間中位で走っている選手は何に人もいますが、一桁順位となると4区7位の小澤、7区2位の富田の2人となります。小澤は今年度の安定感はチームトップクラスですし、富田もトラックでの好走に続いて箱根で結果を残せたのは大きいですね。全日本で好走した児玉、今年度は故障がありましたが前年度の箱根で4区7位で走っている櫛田、箱根予選日本人2位の加藤らがおり、この5人がチームの中心となりそう。


箱根で5,6区を走った下條、杉本と山の経験者もいますからね。下條は区間18位と苦戦しましたが、1万のスピードもありますし、激坂王も7位で走っていますから来年度に期待したいところ。全日本に出場した尾崎に箱根予選に出場した杉、漆畑もいます。3大駅伝・予選会の経験者は10人と多くは無いですが、3大駅伝・予選会で好走経験のある選手が多いのは頼もしい限りです。

新戦力

3大駅伝・予選会に出場していない中で有力選手が揃うのは1年生かな。新谷、甲斐という高校ベスト13分台コンビはともに箱根予選・全日本にエントリーされていますし、1万で29分30秒台のベストもマークしています。今年度はやや出遅れてしまいましたが、ロードでの実績もありますし今年度は3大駅伝に出場してほしい2人です。持ちタイムをグッと伸ばしてきたのは曳田、5千で14分3秒、1万で29分6秒まで伸ばし、箱根でもメンバー入りを果たしています。こちらも来年度楽しみな選手ですね。


2年生は児玉、杉に続く選手がなかなか出てきていない状況ですが…安部が1年の全日本でメンバー入りを果たし、持ちタイムも良いんですよねー。2年時はあまり目立った走りが出来ませんでしたが上級生となる来年度は出てきてほしい選手の1人。3年生だと全日本でメンバー入りを果たした三上がいますね。3年生は主力がズラッと揃っていますから、やはり1,2年生から新戦力として台頭する選手が出てきてほしいですね。


新入生を見てみると、まず注目は森下、堀の13分台コンビ。森下は都大路で1区区間賞という圧倒的な実績。堀は1万で28分40秒のベストを有しており、ともに1万の距離で結果を残しているのが頼もしい限りです。都大路での実績ならば4区3位で走っている吉川もいますからね。実力者は揃っているものの、来年度の選手層はやや不安もあることを考えると、即戦力候補が複数入るのは大きいですよね。高橋、井坂、山本樹ら持ちタイム上位の選手も複数いるのも頼もしいです。

展望

まずは箱根予選通過ですが・・・これはさすがに心配いらないでしょう。前回は余裕をもったトップ通過、その経験者が8人残っていますし、前回は出場していない主力の富田もいます。ここに新戦力として期待される選手たちが何人もいることを考えると、2年連続でトップ通過を果たせるかどうかはともかく予選会で苦戦する可能性は低いでしょう。まずは予選会はきっちりと通過するとして、問題は箱根本戦ですね。。。


過去2大会は上位を狙える戦力を有しながら、いずれもシード落ち…前年度も今年度も区間配置は順当なように思えた中での出遅れ、そして巻き返せずでしたからね。箱根予選、全日本を含めて他の勝負レースではいずれも結果を残し続けている中で、箱根だけが苦戦しているのがもどかしいです…来年度の区間配置を考えていくと…


5,6区は経験者がいますし、往路候補も出場した児玉、小澤に往路を経験している小澤、櫛田に箱根で快走した富田もいますからね。これだけですでに5人いますし、主力の中から5区を任せるという手もありますよね。例えば櫛田は5区も走れるだろうという話でしたし。往路は基本的に主力が揃う新4年生+児玉に任せるのが良さそうかなあ。もちろん、ここに割って入る選手が出てくればさらにハイレベルな往路争いになりますね。


復路は全日本を走った尾崎、箱根予選を走った杉、漆畑に箱根エントリーの疋田、新谷らがまず候補となってくるでしょうか。新入生も複数走ってもおかしくないですし、個人的には新2年生に期待してしまうかなあ。これまでに名前を挙げていない選手でも、自己ベストをどんどん伸ばしている鈴木、東原らもいますからねえ。逆に高校ベスト上位の選手がまだベストを更新出来ていないので、来年度はどんどんタイムを伸ばしていって欲しいところ。


戦力としては来年度も十分シードは狙えるでしょうし、さらに上位に入ってきても全然おかしくは無いのですが…心配なのは箱根で力を発揮出来ていないこと、そして出遅れてしまってから巻き返せていないことですよね。。。特に今年度は手嶋→鈴木→児玉と申し分ない3人を並べたにも関わらず、3区終了時で16位だったわけですし…何かこの状況を脱却するきっかけが欲しいですよね。過去2大会は悔しい結果が続いていますが、来年度こそ3度目の正直として各選手が持てる力を発揮し、シード返り咲きを果たしてほしいです!!

箱根の順位予想区間配置予想の投票を受けてけています。投票をお待ちしております~

※1人1票でお願いします。