新入生情報その4(2022/01/14時点) ~青学、順天、駒澤、東洋、東国、中央~

最後は今回の箱根で1~6位だった6校について見ていきます。やはり箱根上位に来るだけあって全大学が13分台ランナー が加入しますし、うち3校は13分台が3人加入することとなります。持ちタイムだけではなく、勝負レースでの実績も豊富な選手が揃っています。

青山学院大学

13分54秒を持つ大牟田の荒巻、13分57秒を持つ世羅の塩出、須磨学園の広内と13分台ランナーが3人揃っています。荒巻は1万でも28分37秒をマークしています。塩出は故障で出場出来ず、荒巻と広内は都大路に出場は出来ていませんが…実力者がズラッと揃っています。13分台が3人揃っているだけでも十分ですが、続く選手たちも凄いです。


14分4秒を持つ拓大一の佐藤、14分6秒を持つ東北の神田、14分8秒を持つ創成館の松下、14分9秒を持つ玉野光南の黒田と14分1桁も4人いますね。14分10秒切りが7人いるのは青学は最多です。都大路に出場している選手は上位勢にはいないのですが、来年度の新入生も力のある選手が揃っており、全大学を見渡してもトップクラスです。

順天堂大学

13分58秒を持つ佐久長聖の村尾が持ちタイムトップでトップ10にも入ってきています。都大路でも4区4位と好走していますし、1年目から楽しみな選手です。14分12秒を持つ出水中央の石岡が続き、都大路では4区14位で走っています。


14分20秒切りは2人ですが、14分24秒を持つ小豆島中央の森本、14分25秒を持つ水島工業の堀口、浜松日体の児玉、14分28秒を持つ白石の山下と14分20秒台の選手が揃っています。森本は都大路で1区35位、児玉は1区36位と最長区間の1区を走っていますね。

駒澤大学

5000mで13分31秒を持つ洛南の佐藤が加入、トラック・ロードともに日本人選手に負けなしで都大路では3区4位で日本人歴代最高、日本人高校生では間違いなく最強でしょう。1500m、3000m、5000mの3部門全てで高校記録保持者でもあります。ここまでトラック・ロードともに同学年で抜けでた高校生は、早稲田の中谷以来かなあ?大学でどんな活躍を見せるのか楽しみです。


13分台は1人だけ、14分1秒を持つ上伊那農業の山川、14分8秒を持つ樹徳の帰山、14分10秒を持つ智辯カレッジの山下らが加わります。帰山は1万で29分18秒を持っており、山下は都大路で4区13位で走っています。山川、山下と2年時の方が活躍していたのはやや気になるところかなあ。14分15秒を持つ青森山田の桑田、14分16秒を持つ花輪の山口、14分18秒を持つ出雲工業の伊藤と14分10秒台は多く、まずまずのスカウトと言えるのでは。

東洋大学

13分53秒を持つ豊川の吉村、13分54秒を持つ市立船橋の緒方、13分55秒を持つ自由が丘の西村と13分台が3人加わることになります。13分台が3人は東洋史上初めてのはず。吉村は都大路1区で46位と苦戦しましたが1万で29分26秒を持っており力がある選手ですし、西村は1区16位と結果を残しています。緒方は1万で28分36秒を持っており、ロードの強さも抜群。即戦力候補がズラッと揃いました。


14分4秒を持つ学法石川の藤宮、14分12秒を持つ松浦の網本、14分16秒を持つ高知農業の岸本と続きます。都大路では藤宮が4区14位、網本が1区30位、岸本が1区14位で走っています。特に岸本は持ちタイム以上の力がロードではありそうで楽しみな選手ですね。東洋もトップクラスのスカウトと言えるのではないでしょうか。

東京国際大学

13分51秒を持つ学法石川の菅野、14分5秒を持つ北海道栄の森が持ちタイムでトップ10に入ってきます。菅野は都大路に故障で出場出来ませんでしたがトラックでも大活躍を見せていましたし実力は折り紙付き。森は積極的に記録会に出場しており、1万でも28分44秒をすでにマークしています。ともに即戦力候補となる2人ですね。


さらに、14分8秒を持つ青森山田の中山、14分13秒を持つ鎮西学院の川内、14分17秒を持つ市立船橋の佐藤らが加わることに。中山は都大路でも1区12位と好走を見せている楽しみな選手です。東京国際のスカウトももはやシード校と比べてもそん色ないレベルとなってきましたね。来年度の戦力も非常に強力です。

中央大学

13分55秒を持つ洛南の溜池、13分56秒を持つ仙台育英の吉居、国学院久我山の伊東と13分台ランナーが3人加わることになります。東洋同様に中央も13分台が3人入るのは史上初めてかな?なかでも吉居は1万で28分11秒という驚異的なタイムをマークしており、都大路でも1区3位で走っています。兄との吉居大和とともに中央を牽引する存在となってくれれば。


溜池も都大路では1区5位と見事な走りを見せてくれました。都大路1区でトップ5に入った選手が二人加入するのは非常に大きいですし、来年度に向けても楽しみです。伊東も1区23位で走っていますし、13分台トリオの活躍に注目。続く選手も、14分3秒を持つ宮崎日大の西、14分8秒を持つ大塚の白川、14分12秒を持つ中央学院の篠原、14分14秒を持つ秋田工業の佐藤、14分19秒を持つ東農大二の長島と持ちタイム上位がずらり。全大学でもトップクラスのスカウトと言えるのではないでしょうか。

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