2021年度 箱根予選結果&箱根に向けて ~駿河台大学~

続いては駿河台大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果はこのようになっております。ついに駿河台大学が箱根の歴史に新たな1ページを刻むこととなりました。全日本予選で8位に入り、出場まであと一歩に迫ったときには箱根に向けて期待が高まりましたがやってくれましたね。稼ぐ選手が稼ぎ、10番手前後の選手も何とか踏みとどまって箱根初出場を果たしました。

箱根予選振り返り

エースのブヌカが留学生集団にきっちりとついていって6位、まずはしっかりと大きな貯金を稼ぎました。さらに日本人エースの2人、清野が54位、町田が85位でチーム2,3番手に続いたのも順当だったかなあ。強いていえば、前回59位で走っている町田が順位を落としてしまったのはやや残念ですが、きっちりとチーム3番手で走っています。


そして、大きかったのはチーム4~7番手、86位の新山、99位の田尻、101位の小泉、103位の永井と7番手でも103位というのは箱根初出場を狙う大学にとって上出来すぎます。前回は4番手で137位でしたからね…新山は全日本予選でも2組11位と好走している期待の2年生ですが、箱根予選という大舞台でも結果を残してくれました。


田尻も過去2大会はいずれも200位オーバーからの二桁順位は素晴らしい。小泉は前回もチーム4番手でしたし2年連続でまとめている頼もしい存在。永井も前回の242位から大きく順位を上げてきました。新山、田尻、永井と前回200位台の選手の躍進が目立ちましたね。8番手の190位に阪本と7番手と1分16秒も差がついてしまいましたたが、9番手の203位に入江、10番手の205位に今井と何とか8~10番手も耐えてくれました。


ただ、特に3年生の活躍が目立つ中で4年生がチーム8~10番手だったのはもう一歩だったかなあ。阪本は2年前の箱根予選で二桁順位、今井も全日本予選は3組16位で走っている選手ですからね。11番手の230位に出仙、12番手の292位に金ということで箱根予選初出場の2人は今回はやや苦しい走りとなってしまいました。

箱根に向けて

初めての箱根ということで失うものは何も無いですから全力で臨むだけではありますが…エースのブヌカが2区で1,3区を清野、町田という日本人エースで挟むというのが順当な区間配置と言えるかなあ。前回の箱根予選も今回の箱根予選もこの3人がトップ3ですし、持ちタイムを見ても勝負レースの実績を見ても抜けていますからね。まずはトップ3を1~3区に配置してどれだけ粘れるかということになりそうかなあ。


3区までに全力を注ぐとなると4区以降はどうしても厳しい戦いになるかと思いますが…箱根予選で上位に入ってきた新山、田尻、小泉、永井らがそのまま往路候補となってくるでしょうか。5区は激坂王に出場した金や今井が候補になってくると思われますが、いずれも苦しい走りとなってしまいました。エントリーされた阪本あたりも候補かと思いますが、どうしても初の箱根で山対策は難しいですよね。


復路も箱根予選を走った12人がそのまま候補となってくるでしょう。阪本、入江、今井といった箱根予選は苦戦した4年生には是非とも箱根で活躍を見せてほしいです。箱根予選を走った選手以外では…1万で30分1桁をマークしている松本や池原、箱根予選にエントリーされた古澤あたりが16人に入ってきそうかなあ。特にルーキーの池原は箱根予選にも出場していますし、5千のタイムも伸ばしている楽しみな選手です。


箱根初出場の大学はどこも苦戦することが非常に多いですし、駿河台もまずは最下位を回避できれば最低限、箱根予選の順位に相当する18位で走れればまずまずといったところになるのかなあ。例えば創価が初出場の時は最下位の20位、東国大が初出場の時は20校中往路12位で大健闘でしたがそれでも総合17位ですからね。7年ぶりの箱根出場となった前回の専修も前と10分以上の差をつけられての最下位でしたし。。。


駿河台が初出場となる箱根でどんな走りを見せてくれるかは純粋に楽しみですが…ちょっと注目が徳本監督と30代の中学教師ランナーである今井の2人のみ集まっているのが気になるかなあ。もちろん、徳本監督も今井もどうしても注目したくなる経歴ではありますが…エースたちが走りでもっと注目を集めるようになればチームとしてもさらに良くなっていきそう。箱根出場は大きな目標ですがせっかく勝ち取った箱根をただ出場するだけではもったいないですし、箱根でも爪痕を残してほしいです!!

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