第53回(2021年)全日本大学駅伝戦力分析&区間配置予想 ~拓殖大学~

2021年11月3日

続いては、拓殖大学の全日本大学駅伝における戦力分析と区間配置予想を行っていきます。エントリー一覧過去5年成績はこのようになっております。全日本予選をほぼ完璧なレースで4位通過、箱根予選も通過有力校の1つでしたが、チームとして調整が上手くいかずに11位でまさかの予選落ち…どの大会でも安定して結果を残す難しさですよね。

4年生

5千で14分3秒、1万で29分26秒のベストを今年度マーク、箱根予選では160位で走っている竹蓋、5千で14分15秒のベストを今年度マーク、全日本予選で3組12位、箱根予選では37位で走っている合田、5千で14分25秒のベストを今年度マーク、全日本予選で1組11位、箱根予選では145位で走っている新井。


1万で29分3秒を先月マーク、全日本予選で3組27位、箱根予選で236位で走っている佐藤、5千で14分30秒のベストを今年度マーク、前回の箱根、今年度の箱根予選に続いてのエントリーとなった山崎、3大駅伝は未経験ながら前年度の箱根予選で37位、今年度も79位で走っている桐山の6人。

3年生

1万で27分25秒の学生記録を先月マーク、全日本予選で4組3位、箱根予選では5位で走っているエースのラジニ、5千で14分9秒を今年度マーク、全日本予選では最終組を任されて28位、箱根予選では217位で走っている吉村、チームが出場した3大駅伝全てに出場、1年時の全日本では4区14位、前回の箱根では6区18位で走っている佐々木。


1万で29分11秒を先月マーク、前回の箱根では10区13位、全日本予選では2組20位で走っている工藤、1万で29分18秒を先月マーク、前回の箱根では8区13位、箱根予選では137位で走っている江口、5千で14分41秒、1万で29分43秒のベストを持ち、3大駅伝初エントリーを果たした原田、1万で29分35秒のベストを今年度マーク、箱根予選では118位で走っている山田の7人。

2年生

1万で29分55秒のベストを今年度マーク、箱根予選ではチーム最下位の280位と苦しい走りになった根岸が唯一のエントリー。

1年生

5千で14分34秒、1万で29分20秒のベストを今年度マーク、箱根予選では176位で走っている富永、1万で29分9秒を先月マーク、箱根予選では251位で走っている小山の2人。

全日本に出場する関東勢15校のうち、拓殖は唯一箱根に出場出来ず、全日本が最初で最後の3大駅伝となります。箱根経験者の児玉や出雲、全日本を走っている高橋らが外れてしいましたが、箱根予選に出場した12人は順当にメンバー入り、現状ではベストに近い布陣と言えるのではないでしょうか。箱根予選落ち後2週間で出場する全日本で力を発揮するのは容易ではないです。


箱根に出場せずに全日本シードを獲得するのは極めて難しく、日大が2011年に獲得したくらいかなあ?この時はベンジャミン、堂本、佐藤、田村らを擁しており、主要区間は何も心配無かったですからね。今年度の拓殖も大エースに日本人エースも揃っているのは全日本に向けては大きいんですよね。チームとしては全日本に全てをかけるしか無いですし、特に4年生の走りには期待したいところです。そんな拓殖大学の区間配置予想は以下のとおりです。

区間配置予想

竹蓋④ー合田④新井④ー山田③
冨永①ー江口③ー桐山④ーラジニ③

1区は竹蓋、箱根予選はもう一歩でしたが今年度タイムを伸ばしている選手の1人で箱根でも1区を走った経験があります。出遅れると一気に苦しくなることを考えると、経験豊富な4年生に託す選択肢もありそう。


2区は合田、エースを3区まで残しておく余裕は無さそうということで、2区から日本人エースである合田を起用したいかなあ。前回の箱根1区でも箱根予選でも好走していますし、全日本でもエースの走りを見せてくれれば。


3区は新井、全日本予選、箱根ともにまとめていますし箱根3区も経験している選手。スピードもありますからね。1~3区は箱根を経験している4年生トリオとしました。前半から主力を起用していくのではないかと。


4区は山田、箱根予選ではチーム4番手の見事な走り、3大駅伝・予選会通じて初出場でこの結果は全日本でも是非とも見てみたくなります。まだ、経験は浅いということもあって主要用区間よりは繋ぎ区間の4区あたりが良さそう。

5区は冨永、箱根予選でチーム8番手で走っていますし、ルーキーも1人は全日本を経験させたいところ。一気に自己ベストを伸ばしてきている楽しみな選手ですし、勢いそのままに全日本に臨んでくれれば。ルーキーの抜擢もよく見られる5区としました。


6区は江口、箱根予選ではチーム5番手で走っており、比較的安定している選手の1人です。今回は箱根予選で上位8人に入った選手がそのまま全日本に起用されると予想しているので、江口は繋ぎ区間でも距離が長い6区でどうかなあ。


7区は桐山、合田を前半に起用するのであれば、桐山は7区まで温存しておきたいんですよね。今年度はあまり姿を見せていないにも関わらず、復帰レース→箱根予選で即結果を残していますし、エース格の1人にエース区間を託したいなあと。


8区はラジニ、拓殖が全日本にどのような戦略でいくのかは難しいところですが…シードを狙うのであれば最長区間の8区にラジニを起用するしか無いかなあ。最終区に留学生が控えている安心感はやはり違いますからね。

箱根予選落ちのショックからどれだけチームを立て直せるか…全日本に合わせられるかがまず大事になってきます。同様の状況に置かれたチームを見てみると、前年度の中央学院は11位、2年前の城西が13位となっており、拓殖も11~13位あたりで走れればまずまずといったところかなあ。ただでさえ、箱根予選→全日本の連戦は負担が大きいのに、いきなり全日本が最後の3大駅伝になってしまうわけですから。


箱根予選落ちしてしまった以上はもう仕方のないことですし、全日本に気持ちを切り替えて臨んでほしいです。エースのラジニに合田、桐山ら箱根予選トップ3は全日本でもしっかりと走ってくれるであろう期待はあるのですが、続く選手がどれだけ走れるかが大事になってきます。今回は先述の通り、箱根予選の上位8人で予想していますが…


来年度以降を見据えて、3年生以下が多めに起用されるということもあるのかなあ。箱根予選の疲労が無い選手を起用するという戦略もあり得ますね。個人的にはルーキーの小山を全日本で見てみたいかなあ。桐山は出場すれば最初で最後の3大駅伝出場ですし、箱根予選で結果を残した山田も3大駅伝はまだ未経験ですが、どんな走りを見せてくれるのかは楽しみです。箱根予選での悔しさを少しでも晴らす走りを全日本で見せてくれれば!!

箱根駅伝完全ガイド2022が12月2日に発売されますね。私も毎年買っていますし、箱根駅伝のお供に最適の1冊です♪


箱根駅伝 2022 完全ガイド (陸上競技マガジン2022年1月号増刊)