第103回関東インカレ(2024) エントリー感想(青学、神大)
5/9~12に行われる関東インカレのエントリーが発表されたので、各大学ごとに見ていきます。続いては2部の青山学院大学、神奈川大学の2校です。
No. | 氏名 | 出場種目 |
---|---|---|
460 | 片山 宗哉 (4) | 男子2部 1500m 予選2組 |
461 | 宇田川瞬矢 (3) | 男子2部 1500m 予選2組 |
462 | 小河原陽琉 (1) | 男子2部 1500m 予選1組 |
463 | 野村 昭夢 (4) | 男子2部 5000m 予選1組 |
464 | 鶴川 正也 (4) | 男子2部 5000m 予選1組 |
465 | 折田 壮太 (1) | 男子2部 5000m 予選2組 |
466 | 若林 宏樹 (4) | 男子2部 10000m タイムレース2組 |
467 | 黒田 朝日 (3) | 男子2部 10000m タイムレース2組 |
468 | 白石 光星 (4) | 男子2部 10000m タイムレース2組 |
469 | 太田 蒼生 (4) | 男子2部 ハーフマラソン 決勝 |
470 | 平松 享祐 (2) | 男子2部 ハーフマラソン 決勝 |
471 | 塩出 翔太 (3) | 男子2部 ハーフマラソン 決勝 |
475 | 黒田 然 (1) | 男子2部 3000mSC 予選1組 |
476 | 本間 創 (2) | 男子2部 3000mSC 予選3組 |
477 | 西澤マハロ (2) | 男子2部 3000mSC 予選2組 |
青学の得意種目ともなっている1500m、前回優勝の宇田川には連覇の期待がかかります。今回も優勝候補の1人です。さらに片山は前回決勝進出、転倒のアクシデントがありましたが入賞は十分狙える実力者です。さらにルーキーの小河原は高校時代からインターハイでも1500mで活躍していましたし、こちらも実績は十分です。優勝を含むトリプル入賞で大量得点というのも期待できそう。
前回0.01秒届かずに3位となった鶴川、2大会連続の3位も素晴らしいですが、今回こそ留学生を上回りたいところでしょう。日本人トップ、表彰台の最有力候補です。野村は前回12位と入賞には届きませんでしたが、昨年度は安定した走りを続けていました。
そしてNo.1ルーキーとして期待のかかる折田がどんな走りを見せてくれるのかが非常に楽しみです。13分28秒というベストは今回2部エントリーメンバーでNo.1ですからね。いきなり先輩たちを上回る走りを見せてきてもおかしくありません。ラストの強さは圧巻ですし、留学生相手の走りも楽しみ。
箱根2区で区間賞の黒田朝、5区で2位だった若林と勝負レースでの実績抜群の二人が1万mにエントリー。黒田朝は3000m障害ではなく1万ということで、上位入賞も期待されます。若林もトラックは故障などもあってあまり出場していませんでしたが、走力は抜群ですからね。もう1人は白石ということで3年時には全日本も経験している選手、勝負レースでの実績を積み重ねていきたいところ。
箱根3区で驚異的な走りを見せた太田がハーフにエントリー、コンディションが万全であれば優勝候補に名前が挙がってくる実力者です。塩出は箱根8区区間賞の実力者でハーフの距離では特に強さを発揮しています。平松もハーフの距離で好タイムを連発していますし、ハーフに強い選手がずらっと揃いました。前回は奮わなかったものの、ハーフは元々青学も得意とする種目ですし、1500mと同様に優勝を含むトリプル入賞も狙える陣容となっています。
ルーキーの黒田然が早速エントリー、この種目では高校時代から結果を残し続けていますし、大学での走りも期待。本間と西沢は資格タイムも9分台とあまり目立ってはいないですが…これだけ選手層の厚いチームだとなかなか勝負レースに出場する機会もめぐってこないでしょうし、今回のチャンスを活かしてほしいところ。ほかの種目と比べると3000m障害がやはり最も選手層は薄いかな。
No. | 氏名 | 出場種目 |
---|---|---|
714 | 池田 蓮 (3) | 男子2部 800m 予選2組 男子2部 1500m 予選1組 |
715 | 太田宗一郎 (1) | 男子2部 1500m 予選2組 |
716 | 新妻 玲旺 (2) | 男子2部 5000m 予選1組 |
717 | 中原 優人 (4) | 男子2部 5000m 予選1組 |
718 | 小林 亮太 (1) | 男子2部 5000m 予選2組 |
719 | 宮本 陽叶 (3) | 男子2部 10000m タイムレース2組 |
720 | 酒井 健成 (3) | 男子2部 10000m タイムレース1組 |
721 | 中野 蒼心 (3) | 男子2部 ハーフマラソン 決勝 |
722 | 近藤 大智 (2) | 男子2部 ハーフマラソン 決勝 |
727 | 上田 航大 (1) | 男子2部 3000mSC 予選3組 |
800mとの掛け持ちとなる中距離の池田は3分50秒の資格タイム、3分40秒台がずらっと揃うことを考えると決勝進出も容易ではないですね。ルーキーの太田は3分49秒の資格タイム、5千は14分25秒とそれほど目立ちませんが、スピードもありますしまずは関東インカレで存在感を示したいところ。今回は1人でも決勝進出できれば上出来かな。
この種目が唯一のフルエントリー、新妻は箱根も経験し、今年度も早速5千でベストを更新しているのが良いですね。まだ14分台のベストということで、もっとタイムを伸ばしていきたいところ。中原は13分46秒とチームトップクラスのスピードを持ち、トラックでも結果を残していますね。長い距離は苦戦することも多いですが、得意のトラックでの活躍に期待。
小林は神大のルーキーで持ちタイムトップとなる14分15秒の選手、さすがに関東インカレとなると厳しいでしょうが、この経験を今後に活かしてくれれば。決勝に中原が進出できれば…というのが現実的な目標か。
今年度のエースとして期待される宮本が他大のエース格相手にどれだけ戦えるかが楽しみ。前回の関東インカレでもよい走りを見せていますし、トラックの勝負レースで実績豊富なのが良いですね。酒井は29分24秒のベストということで今回は1組でのエントリー、箱根では10区8位と良い走りを見せていますし、5千でも13分台のベストを今年度マークしている選手です。1組ならば上位に入ってきたいところ。
中野は3大駅伝のエントリーこそないものの、ハーフで63分27秒を今年マークしている選手、一気にタイムを伸ばしてきて今年度の3大駅伝・予選会出場が期待される3年生です。近藤は学生ハーフで64分39秒のベストをマークした選手、こちらもまだ3大駅伝出場はないですし、今後の飛躍が楽しみな2人がエントリーされたという印象。
ルーキーの上田が唯一のエントリー。ベストは9分9秒、5千は14分32秒がベストとなっています。2部の3000m障害はそこまでレベルは高くないですし、簡単ではないでしょうが決勝進出を目指したいところかな。結果はさておき、入学後すぐの大舞台の経験を今後に活かしてくれれば。