第103回関東インカレ(2024) エントリー感想(国士館、順天)
5/9~12に行われる関東インカレのエントリーが発表されたので、各大学ごとに見ていきます。2、3大学ごとになるかな。まずは1部の国士舘大学、順天堂大学の2校についてです。
No. | 氏名 | 出場種目 |
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202 | 勝部 愛大 (3) | 男子1部 1500m 予選1組 |
203 | 八巻 琉伊 (2) | 男子1部 1500m 予選2組 |
204 | 西田 大智 (4) | 男子1部 5000m 予選2組 |
205 | 中島 弘太 (4) | 男子1部 5000m 予選1組 |
206 | 生駒 直幸 (3) | 男子1部 10000m 決勝 |
207 | 宮崎 暖大 (3) | 男子1部 ハーフマラソン 決勝 |
208 | 永峯 良祐 (2) | 男子1部 ハーフマラソン 決勝 |
209 | ピーター カマウ (4) | 男子1部 ハーフマラソン 決勝 |
212 | 竹前 光哉 (3) | 男子1部 3000mSC 予選1組 |
213 | 萩原 一帆 (2) | 男子1部 3000mSC 予選2組 |
214 | 岡本 快生 (1) | 男子1部 3000mSC 予選1組 |
箱根では6区を走った勝部に2年の八巻と2人がエントリー、勝部が3分49秒、八巻が3分48秒とともに3分50秒切りのベストを有しています。ただ、1部は1500mもレベルが高いですからね。持ちタイムや実績からすると、決勝進出はなかなかにハードルが高そう。
西田と中島という4年生コンビがエントリー。西田は14分11秒と持ちタイムこそ下位ですが、箱根では4区10位で走っており、長い距離や勝負レースでの実績は豊富です。一方で中島は13分55秒とチーム上位の持ちタイム、トラックでの実績が豊富な選手です。今回は1部も予選がありますが、どちらか決勝に進出できれば上出来かな。
生駒が唯一のエントリー。箱根では3区12位で走っており、一気に飛躍を遂げたエース格の1人です。持ちタイムは29分3秒ということで28分台がずらっと揃う中では目立つタイムではないですが、箱根予選や箱根といった勝負レースで実績を残しているというのが大きいですよね、どこまで勝負できるか楽しみです。
留学生のカマウはハーフにエントリーしてきました。前回は6位にとどまっていますが、ハーフで結果を残していますし、今回も表彰台候補の1人です。宮崎は64分32秒を学生ハーフでマークして今回エントリー、前回の箱根予選ではチーム最下位と苦労しましたが、続く勝負レースで結果を残せるか。2年の永峯は学生ハーフで64分3秒と宮崎を上回るタイムをマーク、勝負レースでの実績はまだ目立ちませんが、やや苦戦気味な2年生の中で楽しみな選手です。
竹前が9分1秒、ルーキーの岡本が9分5秒、萩原が9分9秒ということでフルエントリーは果たしたものの、いずれも9分オーバーというのは、1部の3000m障害で決勝に進むには厳しいかな。この3人では竹前が5千で14分12秒のタイムを持ち、全日本予選でメンバー入りも果たしています。関東インカレという大舞台でも結果を残したいところ。
No. | 氏名 | 出場種目 |
---|---|---|
112 | 塩原 匠 (3) | 男子1部 1500m 予選1組 |
113 | 大野 聖登 (2) | 男子1部 1500m 予選1組 |
114 | 後田 築 (2) | 男子1部 1500m 予選2組 |
115 | 永原 颯磨 (1) | 男子1部 5000m 予選1組 |
116 | 川原 琉人 (1) | 男子1部 5000m 予選1組 |
117 | 池間 凛斗 (1) | 男子1部 5000m 予選2組 |
118 | 海老澤憲伸 (4) | 男子1部 10000m 決勝 |
119 | 吉岡 大翔 (2) | 男子1部 10000m 決勝 |
120 | 玉目 陸 (1) | 男子1部 10000m 決勝 |
121 | 鬼澤 大樹 (4) | 男子1部 ハーフマラソン 決勝 |
122 | 荒牧 琢登 (2) | 男子1部 ハーフマラソン 決勝 |
123 | 小林 侑世 (2) | 男子1部 ハーフマラソン 決勝 |
130 | 村尾 雄己 (3) | 男子1部 3000mSC 予選1組 |
131 | 山﨑 颯 (3) | 男子1部 3000mSC 予選1組 |
132 | 辻 昂介 (1) | 男子1部 3000mSC 予選2組 |
3年の塩原、2年の大野、後田という今回も強力なメンバーがエントリー。後田は前回2位、大野は4位とともにルーキーだった前回上位入賞を果たしている選手ですし、塩原も3分43秒のベストを有していますからね。3人とも3分45秒切りというハイレベルなベストで3人揃っての決勝進出、トリプル入賞も狙える選手が揃っています。
有力ルーキーが揃って加入した順大ですが、永原、川原、池間と5000mは3人ともルーキーが起用されることになりました。永原は佐久長聖高校時代から駅伝での実績が抜群で3000m障害も高校トップ選手ですが、5000mでどれだけ勝負できるか楽しみ。川原は都道府県対抗で1区区区間賞を獲得している実力者、こちらも楽しみな選手です。池間も13分58秒の高校ベストを持っており、高校ベストで13分台のベストを持つ3人がエントリー、復活を目指す順大の未来を背負う選手たちです。
エース格の海老澤、吉岡にルーキーの玉目という布陣となりました。海老澤は故障が多いのが気になりますが、前回も9位と入賞にあと一歩と迫った実力者、吉岡は前回5000mで4位入賞、今回は1万での入賞を狙います。玉目は高校ベストが28分40秒とハイレベル、勝負レースでも結果を残してきました。3人とも楽しみな選手たちでダブル入賞は果たしてもおかしくないのでは。
4年の鬼澤、2年の荒牧、小林の3人がエントリー。鬼澤は3大駅伝のエントリーこそありませんが、ハーフで63分46秒をマークするなどタイムを伸ばしてきています。小林もエントリーはないものの63分19秒、1万でも28分台のベストを持つなど持ちタイム上位の選手、荒牧はハーフで63分18秒、1万で28分台のベストに3大駅伝は1年目からフルエントリーを果たしています。いずれも3大駅伝は未経験ながら、今年度は出場が期待される選手たち、関東インカレを足掛かりにしたいところ。
前回3位に入っている村尾はその後さらに力をつけており、8分38秒を直近でマークするなど勝負レースでも3000m障害でも結果を残しています。前回2位に入っている浦田と並んで優勝候補の1人ですね。持ちタイムでも3000m障害の実績でもこの2人が抜けています。山崎は前回決勝に進出するも10位で入賞とはならず。8分48秒という資格タイムは上位ですし、上位入賞も期待されます。
ルーキーの辻が今回はエントリー、3000m障害で高校記録保持者の永原が5000mに回っても3000m障害は実力者が揃っています。辻は高校ベストが14分34秒と5000mは目立ちませんが、3000m障害では結果を残していますし、関東インカレでの活躍にも期待。