日本選手権5000m(2021/06/24) 雑感 ~遠藤日向が優勝、松枝、坂東の富士通コンビが表彰台~
昨日、日本選手権5000mが行われましたので、レース結果を入賞した選手を中心に見ていきます。私は見えなかったのですが、どうやらあまり長距離は映らなかったようで・・・別に長距離ファンは最初と最後だけ見たいわけでは無いんですよね。今のご時世、YouTubeならばトラックとフィールドを別チャンネルにして両方見ることも出来ますし、少なくとも視聴者にとってはTVで見る価値はどんどん減っているかなあ。金銭的な問題は当然あるでしょうが。
順位 | 競技者名 | 所属 所属地 | 記録 | |
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1位 | エンドウ ヒュウガ 遠藤 日向(98) | 住友電工 兵 庫 | 13:28.67 | |
2位 | マツエダ ヒロキ 松枝 博輝(93) | 富士通 千 葉 | 13:30.21 | |
3位 | バンドウ ユウタ 坂東 悠汰(96) | 富士通 千 葉 | 13:31.46 | |
4位 | アイザワ アキラ 相澤 晃(97) | 旭化成 宮 崎 | 13:31.53 | |
5位 | シオザワ キセキ 塩澤 稀夕(98) | 富士通 千 葉 | 13:32.06 | |
6位 | サトウ ユウキ 佐藤 悠基(86) | SGホールディングス 京 都 | 13:38.40 | |
7位 | フジモト タク 藤本 拓(89) | トヨタ自動車 愛 知 | 13:38.74 | |
8位 | チギラ リュウノスケ 千明 龍之佑(00) | 早稲田大 群 馬 | 13:39.04 |
優勝を果たしたのは住友電工の遠藤日向、積極的に外国人選手にもついていったようで、そのまま勝ち切る強さですよね。13分28秒と唯一13分20秒台で優勝を果たしました。日向もいつか日本選手権は勝てるだろうと思っていましたが、並み居る実力者を押さえて頂点に立ちました。高卒で実業団に進んだため、長く活躍しているように思えますが、世代としては今年の3月に大学を卒業した学年と一緒ですし、むしろこれからの選手かなあと。
2位に富士通の松枝、13分30秒とうことで日向には2秒及びませんでしたが、しっかいと2位は確保しました。松枝は日本選手権で当然のように表彰台に上がってきますね。強いです。ラストの切れ味が抜群なのはもちろんですが、そこまでついていけるスピードもスタミナも魅力的。
3位に富士通の坂東が13分31秒で続くことに。大学時代も強かったですが、実業団に進んでからの成長ぶりは凄まじいです。惜しくも連覇とはなりませんでしたが、こちらも2年連続の表彰台を確保することに。表彰台に上がった3人を見ると、いずれもこれまでの実績が豊富で順当な3人かなあとも思えます。
4位に旭化成の相澤、前年度の日本選手権1万mの覇者&日本記録保持者が5千に挑みましたが、13分31秒であと一歩表彰台には届かず・・・やはり、5千よりは1万以上の長い距離の方が強いのかなあ。それでもしっかりと上位に入ってくるのはさすがですね。オリンピックも楽しみです。
5位に富士通の塩澤、富士通が2,3,5位とトップ5のうち3つを占める強さを見せました。実業団1年目で早速日本選手権で結果を残すのが良いですね。しかも、13分32秒と自己ベストでの入賞を果たしました。強い先輩たち同様に実業団でさらに成長を遂げてくれれば。
6位にSGHの悠基、13分38秒で走っての入賞でした。1万mはコンディションが整わず欠場となってしまいましたが、5千でこの走りは上々と言えるのでは。本当に長く活躍を続けている選手ですよね。大学時代からこれだけ一線級で戦い続けられるのが凄すぎます。さらにいえば、中学時代からずっとトップクラスだった選手ですから。。。
7位にTOYOTAの藤本が同じく13分38秒で入賞を果たしています。藤本もかつてのスピード抜群の選手からここ数年はマラソンでも活躍を続けていますが、そのスピードはやはり魅力的、トラックでもしっかりと結果を残してきました。
8位には早稲田の千明が13分39秒で入賞、学生トップとなりました。13分31秒を叩き出した後は関東インカレ、そして日本選手権と続けて結果を残しており、早稲田は中谷、太田、井川のトリプルエースなんて呼ばれたりもしましたが、千明はもう3人に負けず劣らずの実力者ですね。駅伝シーズンでも活躍が楽しみです。
9位以降だった大学生の結果を見ていくと…明治の聖人が13分45秒で12位とまずまずの走り、千明の後塵を拝したのは悔しいかもしれませんが、それでも今年度全く崩れることのない走りを続けているのが凄まじいです。さらに13分46秒の13位で日体大の藤本が続きました。藤本は19日に全日本予選で日本人トップの走りを見せたばかりですが、その5日後に日本選手権でしっかりとまとめる強さ、タフさが凄いです。
中央の吉居は13分53秒で16位という結果に。前回は3位に入っていたことを考えると、物足りない結果ではありますが、今年度のレースでは最も良かったかなあ。駅伝シーズンでは万全の状態で見てみたいです。明治の手嶋は13分55秒の19位という結果に。直近の3000mで素晴らしい走りを見せ、今回も積極的に前半からハイペースに喰らいついていきましたが、後半はやや失速してしまったかなあ。
大学1年ながら出場を果たした2人、早稲田の伊藤は13分57秒で20位、東洋の石田は途中棄権となってしまいました。大学1年で日本選手権に出場出来るのも凄まじいですが、ともにほろ苦い走りとなってしまったかなあ。石田はこれが大学初レースかな?途中棄権は残念ですが、まずは走っている姿を見れてホッと一安心です。
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コメント一覧
直前でYouTube配信が終わってしまったので、展開がわからなかったのですが、、、吉居選手は13分台で走ったということは復調傾向にあるのかなぁ
そうだと良いですね、早く完全復活した姿を見せて欲しいです。