第53回(2021年)全日本予選結果 ~13位:城西大学~

続いては13位だった城西大学の全日本予選結果を見ていきます。急遽、藁谷→平林への当日変更というアクシデントもありましたが、全体的にもう一歩という走りの選手が多かったかなあ。崩れてしまう組が少なかった一方で稼ぐ役割を果たせなかった選手も多かったです。レース結果はこのようになっております。

~1組~ 4位:山中、25位:小島

山中が組4位と見事な走りを見せてくれました。1年時はやや苦戦しましたが、2年時になったからは5千でベストを伸ばし、関東インカレに出場し、さらに全日本予選でも好走といい流れできています。主力が揃う他の2年生に負けない走りを今後も見せてくれれば。一方の小島は25位と最低限の走りは見せてくれたかなあ。持ちタイムを伸ばしているとはいえ、予選会は初出場でしたからね。小島も新たに台頭してきた2年生の1人ですね。

~2組~ 25位:平林、37位:堀越

ルーキーの平林が25位とまずまずの走り、急遽の出場だったことを考えてもまとめてくれたと思います。なかなか1万でタイムを伸ばせずにいますが、全日本予選に出場出来たことは良い経験になったのでは。一方で堀越が37位に沈んでしまったのは痛かったですね。平林にも40秒差をつけられていますし、1年の箱根予選で11番手以下に沈んだのが山中と堀越でしたが、堀越はなかなか浮上のきっかけを掴めずにいる気が。

~3組~ 15位:野村、21位:藤井

28分台のベストを持つ野村が15位と上々の走り、箱根6区に続いて勝負レースで続けて結果を残せているのは良いですね。下りだけではなく平地でも大きな戦力となりそう。藤井も21位でまとめているわけですから、決して悪くはありません。2年生の躍進ぶりに比べるとなかなか目立たない3年生で1人気を吐いている状況かなあ。2組までの状況と通過に向けてとなると、さらに上位で走る必要はあったかもしれませんが、2人とも問題無い走りだったのでゃ。

~4組~ 25位:砂岡、27位:山本唯

関東インカレを欠場したエースの砂岡に注目が集まりましたが、25位ということで力を発揮できず…やはり、故障明けで上位に入れるほど最終組は甘くないかなあ。明らかに苦しそうな走りだったのも気になるところ…無理せず、駅伝シーズンに万全の状態で臨んでくれればよいかなあ。山本唯も27位ということで見せ場は作れずだったかなあ。29分34秒は自己ベストから17秒遅れのセカンドベストですし、決して悪くは無いのですが、未来のエース候補にかかる期待は大きくなってしまいます。

箱根予選に向けて

箱根予選は戦力的には問題無さそうにも思えますが、油断は厳禁です。2年前も通過が有力視されていましたが、まさかの15位で予選落ちとなってしまいましたからね。全日本予選の後半の組に出場した砂岡、山本唯、野村、藤井の4人はそのまま箱根予選でも稼ぐ役割が期待されますね。特に砂岡は日本人トップ争いをしてほしい選手の1人ですし。さらに、復活が待たれるのが4年生です。


宮下は今年度に入ってから13分台を複数回マークしていますし、箱根予選に向けては合わせてくれると思いますが…松尾はもう厳しいのかなあ。ずっと姿を見せていませんし、3大駅伝・予選会も2年の全日本以来遠ざかっていますからね。勝負レースで結果を残す貴重な選手なのですが…全日本予選に出場予定だった藁谷も箱根予選では期待したい選手です。叩き上げの選手は勝負レースでも粘り強い走りを見せてくれることがよくありますし。


これまでに名前を挙げた選手以外は全員2年生になってもおかしくないほど選手が揃っています。全日本予選に出場した山中、小島、堀越を始め、新井、山本樹といった3大駅伝経験者、全日本予選にエントリーされた成田らが揃います。ルーキーは平林の他に片渕も楽しみな選手ですね。前年度のように大量出場は無さそうですが、1人でも多く出場してほしいところ。


箱根予選に向けては、まずは故障明けの選手や故障中の選手がしっかりと箱根予選に合わせられるかが大事になってきますね。選手層が徐々に厚くなっているとはいえ、やはり主力が複数外れると一気に苦しくなってしまいますし、過去5年で2度の予選落ちを経験していることも事実です。前回の箱根予選で3位に入ったときのように、チームとしてしっかりと噛み合った走りを見せてくれれば。

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