第53回(2021年) 全日本予選戦力分析 中央学院大学
本日は中央学院大学の全日本予選における考察を行っていきます。全日本には8年連続で出場しており、4,5年前はシードも獲得していましたが、過去3大会はいずれも二桁順位となかなかシード争いに加わることが出来ていません、さらに、前回の箱根予選ではまさかの予選落ちを喫してしまいましたが、その後は着実にチーム力を高めています。エントリーは以下の通り。
![]() | 4年 | 13:54.73 | 28:03.39 | 01:02:03 |
![]() | 3年 | 13:49.42 | 28:40.48 | 01:04:08 |
![]() | 3年 | 14:15.95 | 28:42.41 | 01:03:03 |
![]() | 1年 | 14:01.67 | 28:49.05 | |
![]() | 2年 | 14:06.66 | 28:52.15 | 01:04:09 |
![]() | 1年 | 13:57.83 | 28:56.29 | |
![]() | 3年 | 14:05.23 | 29:05.81 | |
![]() | 4年 | 14:23.31 | 29:10.98 | 01:05:18 |
![]() | 4年 | 14:10.39 | 29:15.02 | 01:03:21 |
![]() | 4年 | 14:04.11 | 29:30.01 | 01:04:32 |
![]() | 4年 | 14:15.03 | 29:32.26 | 01:05:16 |
![]() | 3年 | 14:25.20 | 29:34.69 | 01:03:41 |
![]() | 3年 | 14:00.51 | 29:46.71 | 01:04:07 |
持ちタイムトップ8のうち、外れたのは7番手の小野のみ、3大駅伝経験者では全日本で結果を残している中島が外れてしまいました。小野は2年前の全日本予選で2組14位で走っており、中島も複数の勝負レースで結果を残しているだけに、外れることによる戦力ダウンは当然あるでしょう。ただ、それ以上に今年度結果を残している選手がしっかりとエントリーされているのは大きいです。エース級の栗原、武川に期待のルーキー吉田礼、堀田晟など楽しみな選手が揃います。
上位8人の平均は28分47秒で3位となっています。トップの國學院と4秒差の一方で4位の東国大とは10秒もの差をつけており、上位3校がタイム上は抜けているんですよね。中央学院もタイム上は通過圏内となっています。28分3秒を持つ栗原のタイムが抜けていますが、28分台のベストを持つ選手が6人、8番手も29分10秒というハイレベルさです。さらに、9番手以降の選手は全員箱根予選を経験しており、戦力的にも充実しています。
全日本予選の出場選手予想は以下の通りです。
1組:松井④、堀田晟①
2組:吉田光④、小島③
3組:伊藤②、吉田礼①
4組:栗原④、武川③
最終組は栗原と武川の2人、栗原は持ちタイムも勝負レースの実績を見てもチームトップですし、しっかりと全日本予選には合わせてくれることでしょう。最も心配のいらない選手です。武川はまだちょっとムラがありますが、28分台はしっかりとマーク出来るようになってきましたし、関東インカレも28分台でまとめていますからね。主力の1人ですし、最終組を任せるにふさわしい選手となったのでは。
3組みは伊藤と吉田礼の2人、伊藤は関東インカレで28分台の自己ベスト、さらに武川を上回っているのも良いですよね。最終組を走ってもおかしくない選手だとは思いますが、勝負レースの実績だとまだ武川の方が上かなあということで3組にしています。吉田礼は関東インカレ5000mで7位入賞の走りが驚異的でした。1年生で最も強い選手の1人だと思っていますし、3組を任せられてもおかしくないでしょう。1年にしてずば抜けた安定感を誇るのが楽しみすぎます。
2組は吉田光と小島、吉田光は関東インカレ3000m障害で優勝を果たしていますし、勝負レースの経験も豊富。2年前も3組10位で走っている実績があります。正直、実績と関東インカレの走りを見ても3組を走ってもおかしくない選手ですね。小島は今年度はそこまで目立った走りは見せられていませんが、関東連合で箱根を走った実績もありますし、主将としてチームを牽引するような走りを見せてくれれば。
1組は松井と堀田晟の2人、松井は関東インカレ1500mで5位入賞をしており、その勢いに期待を込めて。スピードもありますからね。堀田晟は吉田礼とともに期待のルーキー、関東インカレは苦しい走りだったものの、やはり1年目から全日本予選を経験してほしい選手なだけに、最も負担の少ない1組としています。
基本的には、今年度結果を残している選手を中心に出場すると予想しました。中央学院の戦力を考えると、後半の組でいい意味で悩めるということですよね。最終組ならば、栗原、武川、伊藤の3人はいずれも走ってもおかしくないですし、吉田礼が最終組に抜擢されても驚きません。3組も前述の4人に加えて小島、吉田光と2組予想した2人が出場しても不安はありません。選手の充実ぶりとしては、國學院にも負けていません。
唯一の不安要素は、3大駅伝・予選会で過去2年結果を残せていないところかなあ…3大駅伝は4度出場していずれも二桁順位、2年前の全日本予選は5位とギリギリでしたし、前年度の箱根予選はまさかの予選落ち…そうした苦しい状況から脱却するには、まさに今回の全日本予選はうってつけですよね。戦力的にも、今年度の実績を見ても、予選落ちするチームではないですし、トップ通過を果たしてもおかしくは無いと思います。
皆さんの順位予想では4位となっており、やはり予選通過圏内という予想が多いですね。私も4位以内での通過は期待出来るのでは?と思っています。前回の箱根予選の結果から、油断など微塵も無いでしょうし、しっかりと各選手が持てる力を発揮し、やはり今年度の中央学院は強いと思わせるような走りを見せてほしいです!!
ディスカッション
コメント一覧
上級生中心でありながら非常に勢いのある下級生が割って入ってきそうなのがいいですね。
栗原は特に気にしてませんが、続く選手であろう武川や小島らも結果を残していきたいところ。
ルーキー2人も走ってもおかしくないレベルと面白そうです。
気になるのは意外とギリギリの通過が多かったりするところですかね。
前回もギリギリの5位通過、その前も7位通過とかだったような…
通過が第一ですが、期待度は高いわけですし、久々にトップ争いとか見てみたいですけどね~
下級生の勢いが凄いですよね。総合力では相当上位だと思います。
まずは、しっかりと通過を果たしてくれればよいかなあと。
上位通過だとなおよしですが。
最終組を走るであろうエース格は他校のエースと十分に争えるでしょうし、1-3組も上位を狙えそうですね。28分台を出して勢いのある下級生と、経験と実績のある上級生が揃っていて、総合力は國學院と同じくらいあるのではないでしょうか。
國學院は別格だと思っていますが、続くグループにはいるかなあという印象です。
どの組もスキのない布陣となりそう。
ただ、油断は厳禁ですね。