2020年度 4年生特集 ~中央学院大学~
本日は中央学院大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で4人登録されています。人数は少ないですが、全員が箱根を含む3大駅伝に複数回出場を果たしています。チームとしては1,2年時に連続シードを獲得するも、3年時にシード落ち、4年時に予選落ちと特に上級生になってからはチームとしても苦戦しています。全日本も3年連続シード落ちとなっていますし、そろそろ浮上のきっかけを掴みたいところ。
高校ベストは14分13秒と4人の中ではトップタイムとなっています。高校ベストは意外にも4年間更新出来ていないんですよね…しかし、1年時から3大駅伝にフル出場し、出雲は5区6位、全日本は6区6位、箱根も4区10位と全て10位以内でまとめる安定した走りを見せました。2年時も3大駅伝フル出場、出雲では3区8位、全日本では1区6位とどちらも一桁順位でまとめる走りでしたが、箱根ではエース区間の2区を任されて区間16位、やや苦しい走りとなってしまいました。
3年時に全日本予選で2組4位と好走、1万で28分36秒までタイムを縮めた他、出雲では3区11位とやや苦戦も全日本では4区5位でまとめています。しかし箱根には出場出来ないことに…結果として高橋を起用出来なかったことがシード落ちに繋がってしまったのかも…それだけ重要な選手ですから。4年時には1万で28分32秒と更にタイムを伸ばしたものの、箱根予選ではチーム3番手の88位と苦しみチームも予選落ち…それでも4年連続の全日本では最長区間の8区で7位ときっちりと結果を残し、エースのプライドを感じる最後の走りでした!!
高校ベストは14分47秒と4人の中では最も悪いタイムでえすね。2年の箱根で初のメンバー入りを果たすと、3年の出雲、全日本もメンバー入り、そして箱根では山登りの5区を任されて区間8位と見事な走りを見せました。4年時には5千で14分8秒のベスト、14分11秒のセカンドベスト、1万で29分8秒のベスト、29分21秒のセカンドベストとどんどん持ちタイムを伸ばしていきました。箱根予選ではチーム6番手の117位、全日本ではエース区間の7区を任されて区間12位という走りでした。流石に主力の1人で主務も兼務というのは難しかったのでは無いかなあ…
高校ベストは14分38秒、2年時に5千で14分19秒、1万で29分11秒をマークすると、出雲では最長区間の6区を任されて区間8位とまずまずの走り、全日本でも同じ6区を担って区間10位、箱根ではアンカーの10区を任されて区間9位、しっかりと5年連続のシードを守りました。箱根後にはハーフのベストも63分3秒まで伸ばしています。
3年時には出雲こそエントリー止まりでしたが、全日本では最長区間の8区を任されて区間6位と好走を見せました。この走りが3大駅伝では大学ベストと言って良いかなあ。しかし、2年連続の10区となった箱根ではまさかの区間18位に沈んでしまうことに…チームも総合11位でシードを逃してしまいました。4年時には5千で14分16秒の大学ベストをマークしているものの、箱根予選は調子が上がらずに出場出来ず、、、長い距離にも強い石綿がいたら箱根予選の結果も変わっていたかもしれないと思わせるまさかの箱根予選落ちでした。
高校ベストは14分18秒、都大路でも1区18位で走っていますし実績は十分ありました。ただ、なかなか3大駅伝へのエントリーはなく、3年の箱根までにエントリーされたのは2年時の出雲だけでした。3年時に1万で29分12秒のベスト、29分23秒のセカンドベストをマークすると、ハーフも63分3秒までタイムを伸ばし、箱根で3大駅伝初出場、主要区間の3区を任されて区間15位で走っています。
箱根後にはハーフで61分55秒までタイムを縮めることに。となると4年時にはさらなる活躍が期待されましたが、箱根予選には故障もあってにエントリーされないことに…石綿同様に欠場がチームにとって大きく響くこととなりました。それでも、全日本には何とか間に合わせましたが4区17位と本来の力を発揮することは出来ず…それでもその後、5千で14分12秒と大学ベストをマークしています。
ディスカッション
コメント一覧
この学年はそもそも5人しか最後在籍していないんですね…
ここまで少なくなってしまうと走りでは見えない苦労もたくさんあったのかなぁと。
その中で4人はチームの中心選手でしたね。それぞれ随所で存在感がありました。
それだけに最後の箱根で見たかった。高橋のエースの走り、畝の双子再対決、61分台まで伸ばした戸口、アンカーで涙を飲んだ石綿…彼らの集大成を楽しみにしていたのですが、最後は出場すら叶わずというのは大変残念でした。
中央学院は就職なども考慮して早めに辞めてしまうことも多いですからね。。。
最後の箱根で走る姿を見られなかったのは残念でしたよね。
チームの中心として活躍してくれた選手たちですし。