神奈川大学 2020年度 箱根予選結果&箱根に向けて

続いては神奈川大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選は安定した走りで4位通過、一度も通過が不安になるような状況にもならなかったですし、高速レースにもしっかりと対応出来ていました。中でもルーキーの活躍が目立ちましたね。箱根に向けての期待のもてるレースだったのではないでしょうか。箱根予選結果はこのようになっております。

箱根予選振り返り

チームトップの17位に呑村が入ってきたのにはびっくりしました。持ちタイムは良いですが3大駅伝・予選会の出場は初めて、そんな選手がいきなりチームトップとは…長い距離はこれからかと思っていたのですが、一気にエース格の仲間入りかなあ。2番手の26位に井手、エースの1人であり前回も30位で走っている選手なだけにこちらは順当と言えます。箱根予選も箱根も失敗が一度も無いのが頼もしい安定感抜群です。


3番手の50位に高橋、4番手の54位に宇津野、5番手の68位に佐々木とルーキーがチーム3~5番手を占めたのにもびっくり。高橋は高校ベストが14分5秒を持つなど実力者の1人ですが、ロードでは底までの強さはまだ無いかと思っていたのですが…この走りは即戦力として十分。宇津野は都大路と都道府県対抗の両方で主要区間を好走したことで楽しみな選手でしたが、こちらも前評判通りかそれ以上の強さを見せています。


佐々木は高校ベストも14分23秒で二人に比べれば力としてはまだ劣るかと思いきや、この順位は上出来ですよね。この学年、チームの中心となっていきそう。6番手の76位に小笠原、7番手の94位に西方でここまでが二桁順位となっています。小笠原も箱根は2度経験している選手ですし、この順位はまずまずかなあ。西方は箱根で1区を任された選手、最低限の走りではありますが、ルーキーがあれだけ走っていることを考えると、もう少し上位に来てほしかったかな。


8番手の103位に鈴木、9番手の112位に川口、10番手の113位に横澤と続いており、二桁順位といっても10番手でこの順位は上出来でしょう。鈴木は1年時にハーフで63分台をマークした箱根もエントリーされた選手、箱根予選でもしっかりと結果を残してきました。川口は5千で13分台、1万で28分台のベストに箱根でも7区8位で走っている選手ということを考えると、もう一歩だったかなあ。決して悪くは無いのですが、もっと上位で走れる選手かと。


横澤は3大駅伝・予選会通じてエントリーさえ初めての選手であることを考えれば、上出来と言えるのでは。上級生になってメンバー入りを果たした選手も早速まとめてくれるのが頼もしい限り。11番手の119位に古市、12番手の133位に安田と11番手以降も崩れていないのも神奈川の強さです。箱根予選では合計タイムに加算されなくとも、箱根に向けては好材料ですから。


古市も鈴木同様に前回の箱根にメンバー入りを果たした2年生、今回もまずまずの走りと言えそう。ちょっと他の学年に比べると2年の存在感が薄いだけに、鈴木と古市には期待したいところ。安田は箱根で2年連続8区を走っている選手なだけに、順位はともかくチーム最下位は良くなかったかなあ。主力の1人になってほしい選手です。

箱根に向けて

前回の箱根経験者は6人残っており、5人が箱根予選にも出場しています。唯一出場していない前回2区を走った北崎の状態が気になります。本来であれば往路を走ってほしい選手ですし…戻ってきてくれれば、大きな戦力となることは間違いないでしょう。神奈川にとって楽しみでもあり不安でもあるのは、箱根予選でトップ5のうち4人が3大駅伝の未経験者ということです。呑村にルーキートリオは誰が往路に入ってきてもおかしくなさそう。宇津野、高橋、佐々木のいずれも1万で29分30秒切りの自己ベストを出しているのも心強いですね。


3大駅伝デビューとなるであろう箱根予選で好走した選手たちが箱根でも同じような走りを見せられるのかはチームにとって非常に大事になってきます。前回の箱根経験者+箱根予選のトップ5がまずは箱根10人の中心となりそう。5区は前回6位で走っている井手が健在ですから、山登りが心配いらないのも大きいです。そこに箱根予選に出場してチーム下位だった選手も大崩れはしていませんから、16人に入ってくる可能性が高そう。それ以外の16人候補を見ていくと…


4年生では、3年時に箱根予選を走っている原塚に箱根予選にエントリーされた平塚らがメンバー入りを狙うことに。3年生では、落合が29分4秒と自己ベストを2年ぶりに更新し、そろそろメンバー入りを果たしたいところ。高橋も1万で29分44秒を出すなど上げてきています。2年生では、1年時に全日本予選を走った島崎が1万で29分1秒をマークし、メンバー争いに加わってきました。2年生以上を見てみると、3大駅伝経験者+今回の箱根予選出場者とそれ以外の実力差がちょっと大きそうかな。16人に入る選手はいても、出場する10人となるとなかなかに厳しそう。


ルーキーは、小林政が1万で29分17秒、巻田が29分37秒と持ちタイムを伸ばし、國本も1万は30分6秒ながら箱根予選でメンバー入りを果たしている選手です。箱根予選に出場した選手以外にも粒ぞろいなのが、箱根に向けてはもちろん来年度以降の楽しみになってきます。


5区は井手に託すとすると、4区までをいかに凌ぐかが大事になってきます。過去10大会で神奈川がシードを獲得したのは鈴木健が3年時で総合5位に入った1回のみ。残る9回は往路を14位以下とシード圏内で走ったことが無いんですよね。復路で多少巻き返してもシード争いに絡めずにシード落ちというパターンがほとんどです。1~4区を誰に任せるにしても安心とは言えないだけに、4区終了時でシードラインと大きく離されない展開にもっていければ、往路10位以内も狙えると思うのですが…


ルーキーを含めた新戦力の台頭によって、戦力はグッと上がってきているだけに、何とか往路で粘り、復路は選手層の厚さを活かして4年ぶりのシード獲得を狙って欲しいです!!

12/19(土)に「箱根駅伝公式ガイドブック2021」が発売されました。この時期は箱根駅伝関連の本が大量に出版されて、どれを買えばよいのか悩んでしまいますよね(汗)12/10以降に発売の本は箱根エントリー16人に特化し、より詳細な情報が載っているのが魅力的かな♪



箱根駅伝公式ガイドブック2021 2021年 01 月号 [雑誌]