拓殖大学 2020年度 箱根予選結果&箱根に向けて

2020年11月27日

続いては拓殖大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。今年度記録会に出場せずに戦力状況がほとんど分からなかった大学であり、主力のエントリー漏れもあって予選通過はどうなのか?とも思われましたが、何とか9位での通過を果たしました。拓殖のしぶとさを感じるレースだったのでは。箱根予選結果はこのようになっております。

箱根予選振り返り

エースのラジニが60分13秒の驚異的なタイムで全体でもトップの走り、勝負レースでも実績抜群の選手ですが、今回の走りも驚異的でした。留学生相手でも負けない強さを身に着けています。2番手の37位に桐山が入ってきたのはびっくりしました。5千で14分42秒、1万で30分3秒のベスト、3大駅伝・予選会初エントリー&初出場の選手がこの走り…拓殖の凄さを改めて感じることに。


3番手の42位に吉原、3大駅伝の経験も豊富ですし、日本人エース格の1人であることを考えると、しっかりと役割を果たしてくれたかなという感じかな。ここから少し空いて、4番手の98位に新井、こちらも桐山と同じように5千で14分53秒、1万で30分7秒というベストで3大駅伝・予選会通じて初エントリー&初出場で結果を残してきました。その後、1万で29分7秒をマークしており、持ちタイムでも力がついていることを証明してくれました。


100以内は上述の4人のみで、5番手の104位に児玉、6番手の122位に吉村、7番手の160位に高橋となっており、ここまでが200位以内となります。児玉は箱根で7区10位と好走経験のある選手であることを考えるとまずまずかなあ。桐山や新井といった同じ3年生が凄かったので、ちょっと相対的に悪く見えますが、104位ならば十分かと。


吉村は前回の箱根もエントリーされている2年生、今回は3年生の走りが目立ちましたが、吉村もしっかりとまとめてくれました。高橋は3大駅伝に2度出場もいずれも区間18位以下とまだ力を発揮できていない選手…今回の走りは可もなく不可もなしかなあ。数少ない3大駅伝経験者ということを考えると、もう少し走ってほしい気もしますが…


8番手の208位に佐々木、9番手の231位に竹蓋、10番手の243位に山崎となっています。佐々木は持ちタイムも悪くなく、前年度は3大駅伝フル出場を果たしている主力の1人であることを考えるおt、この走りは物足りないかなあ。稼ぐ役割も期待された選手の1人ですから。同じく竹蓋も前年度3大駅伝フル出場ですからね…3大駅伝経験者で振るわない選手が今回は多かったです。それも苦戦した要因でした。


山崎は5千で15分18秒、1万で30分58秒の選手、いくら記録会に出ないとはいえ、この持ちタイムではさすがに厳しかったかなあ…11番手の271位に関根、前回の箱根でメンバー入りを果たしている選手ですが、非常に苦しい走りに…全体的に新戦力の台頭はあったものの、走るべき選手がちょっと結果を残せなかった印象かなあ。さらに、3大駅伝に3度出場している清水は途中棄権という結果も拓殖の通過を危うくしましたね。。。箱根には万全の状態で戻ってきてほしい選手です。

箱根に向けて

前回の箱根経験者は7人残っており、そのうち6人が箱根予選にも出場しています。エース区間の2区はまずラジニで確定的でしょう。前回も区間2位で走っていますし、今回も区間賞候補の1人でしょうし。5区11位で走っている石川が箱根予選にエントリーされていないのは木になりますが、戻ってくれば往路の2大重要区間と言える2,5区に不安がないのは大きい。さらに、前回も往路の4区を走り箱根予選も好走している吉原も往路の可能性は高いかなあ。


他の選手は現状だと難しいですね。前回1区を走った竹蓋は箱根予選で奮わなかったですし、前回の箱根区間10位かつ箱根予選も5番手で走っている児玉も候補になるかなあ。箱根予選で好走した桐山もあの結果を見れば往路で見たくなりますよね。


箱根予選を走った選手以外では…まず2年前の箱根で10区5位で走っている松岡の状態はどうなのか…前回の箱根はエントリー止まり、今回の箱根予選はエントリーされずと箱根にエントリーされても出場まではどうなのかなあ。万全の状態であれば頼りになる選手なのですが…1万のタイムでは29分29秒を持つ前田や29分30秒を持ち2年連続で箱根エントリーされている青柳も最初で最後の箱根出場を狙いたいところ。箱根予選にエントリーされている加藤も16人候補かな。


3年生では、3台駅伝&予選会未エントリーの合田が28分58秒を叩き出し、16人どころか箱根出場の10人に名乗りを上げてきました。他の選手は箱根予選に出場した選手が多かったこともあって、ちょっと出場争いをするのは難しそうかなあ…1年時の箱根にエントリーされた佐藤や澤田あたりにはメンバー入りを期待したいところ。


2年生では箱根予選に出場し、11月に29分11秒を出した吉村、29分27秒を出した佐々木の間に割って入った二人、29分23秒を出した工藤、29分25秒を出した江口に期待かなあ。江口は1年時に3大駅伝全てにエントリー、工藤は全日本と箱根にエントリーされている選手、16人入りだけではなく、箱根出場も狙って欲しい選手です。ルーキーは箱根予選のエントリーも0人でちょっと今年度は厳しそうかなあ。14分21秒のベストを持つ根岸あたりが16人に入ってこれるかどうかくらいか。


こうしてみてみると、ある程度往路は戦えそうな気もしますね。1区を上手く凌げれば2区終了時でかなり良い位置にいることも予想されますし…それでも、往路をシード圏内でしのげるかというと、やはり戦力的には厳しいと言わざるを得ないかなあ。前回の箱根シード校+順大・中央の予選トップ2は非常に強力ですし。そして、問題は往路よりむしろ復路かもしれません。


拓殖は7年連続で箱根出場を果たしていますが、5区終了時と10区終了時の総合順位を比較した場合、同じ順位が1度、残る6回はいずれも順位を下げているんですよね。往路に比べて復路で苦戦する傾向が強く、特にブレーキとなる区間が復路は多いです…今回の箱根予選を見ていると、良かった選手と悪かった選手の差が激しく、下位に沈んだ選手が復路に回り、箱根でも苦戦というパターンが十分有りえそうかなあ。


箱根予選で9位通過ということは、現状の戦力では19位ということですし、そこから上位をうかがうのは用意ではないでしょう。まずは箱根にベストメンバーをきっちりと揃え、その状況で19番手から1つでも上の順位を目指して欲しいですし、あわよくばシード争いにも絡んできて欲しいです!!

12/19(土)に「箱根駅伝公式ガイドブック2021」が発売されました。この時期は箱根駅伝関連の本が大量に出版されて、どれを買えばよいのか悩んでしまいますよね(汗)12/10以降に発売の本は箱根エントリー16人に特化し、より詳細な情報が載っているのが魅力的かな♪



箱根駅伝公式ガイドブック2021 2021年 01 月号 [雑誌]