大東文化大学 2020年度 箱根予選結果&来年度に向けて

続いては大東文化大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、来年度への展望も書いていきます。前回の箱根予選で18位と大惨敗…巻き返しを狙った今回も総合16位ということで、2大会連続で箱根出場を逃すこととなりました。過去にも2011年、12年と2年連続で箱根出場を逃したことがありますが、その時よりも状況は深刻かと…このまま箱根出場から遠ざかってしまうのではないかと危機感を感じるほど出場権争いに絡めていません。箱根予選結果はこのようになっております。

箱根予選振り返り

チームトップが64位の三ツ星、チームトップがこの順位の時点でもう厳しいことが分かります。稼ぐ選手がいなかったということになりますから…三ツ星も2年の箱根以降は崩れること無く安定した走りを見せ続けてくれたのですが、、、2番手の84位に片根、三ツ星が2年連続でチーム2位以内ならば、片根も2年連続3位以内で走っています。チーム内順位としては順当なのですが、箱根予選突破を目指すのであれば、こうしたエース格がもっと上位に来ないと難しいですよね。


2桁順位はこの二人だけ…3番手の120位に菊地が入りました。楽しみなルーキーの1人、まずまずの走りと言えそうかな。関東連合にも選ばれています。今後チームを牽引する選手となってくれれば。150位以内も3人しかいないんですよね。いかに全体として奮わなかったかが分かります。


4番手の175位に藤崎、5番手の185位に金田、6番手の188位に倉田、7番手の189位に寺田、8番手の192位に大野とここに選手が固まっています。4番手~8番手までわずかに6秒ですから。固まっていたとしても、タイムは決して悪くないとしても、全体順位としては厳しいですよね。藤崎は3大駅伝・予選会のエントリーが初で1万も30分33秒であることを考えると、このくらいかなあという気も…


金田は前回の263位からは順位を上げてきましたが、それでも物足りない順位だったかなあ。その後、1万も29分13秒まで伸ばしていますし…倉田は前回の130位から順位を下げることに…2年生にはチームを牽引していってもらわないと困るのですが…最も良かったのは185位の金田というのは厳しい…倉田も箱根予選後に5千で13分55秒までタイムを縮めています。


200位以内は上述の8人、9番手の久保田が202位、10番手の227位に蟹江、11番手の290位に稲留、12番手の335位に北川ということで、10番手と11番手の間にも大きな差があるんですよね…久保田は高校時代から実績のある期待のルーキー、菊地と同じかそれ以上の走りを期待していたことを考えると、もう一歩かなあ。1年生も来年度主力となってほしいですし。蟹江も持ちタイムの良い2年の1人ですが…前回の199位からさらに順位を下げてしまう苦しい走り…厳しい結果でした。


稲留も前回の250位から290位と順位をさらに下げてしまうとは…2年連続で辛い走りになりました。北川は3大駅伝・予選会通じて初エントリーの3年生ですが…苦いデビュー戦となりました。チームとしてはコンディションが悪かった前回も惨敗、コンディションが非常に良かった今回も惨敗ということで、今後に向けても非常に不安の残る結果となりました。

来年度に向けて

3年生以下で来年度も箱根経験者として残るのは片根のみ、箱根予選を走った選手は12人中9人残りますが、箱根復帰は茨の道です。前回はボーダーと10分近い大差、今回も改善したとは言え5分以上離されているわけですからね。タイム差もそうですし、前回は18位、今回は16位と予選順位としても非常に悪いんですよね。


箱根復帰に向けては稼ぐ選手が複数いるというのは必須条件でしょう。エースの片根がさらに順位を上げてもらうとして、2年の倉田や金田、1年の菊地や久保田らが当然のように二桁順位で走ってこないと厳しいかなあ。さらに、その中から1人でも多く30位以内や50位以内といった大きく稼ぐ選手も出てこないと通過は遠いです。二桁順位が前回は3人、今回は2人だけですからね…1桁順位で走るような圧倒的に稼ぐ選手の台頭は難しいであろうだけに、1人でも多く2桁順位で走る選手が出てこないと勝負にならないかと。


稼ぐ選手だけではなく、中堅どころの戦力アップも必須です。101~150位で見ると、前回も今回も1人しかいないんですよね。箱根予選の上位通過校はともかく、ボーダー付近で通過する大学となると、チーム下位の選手が150位以内に入れるかも大事になってきます。それが前回も今回も200位前後の選手が多いというのは、ボーダーから大きく離されている要因の1つですから。


今回の箱根予選を走った選手以外では…3年生では、1年時に箱根予選を走った服部やハーフで64分50秒を1年時にマークしている佐藤、2年の箱根予選にエントリーされた山内らが次の箱根予選のメンバー候補になってくるかなあ。やはり4年生の力というのは特に箱根予選会では大事になってきますし…復活が待たれるところです。


2年生では、1年時に箱根予選を走っている井田に加え、1万で29分34秒をマークし、箱根予選にもエントリーされている谷口、29分54秒のベストを出した木山ら箱根予選に出場した4人も含めてやはり選手が最も揃っている学年かなあ。というか、もうこの学年がチームを牽引してくれないことには、復活の光は見えないでしょう。持ちタイムを伸ばすだけではなく、勝負レースで結果を残す選手が1人でも多く出てきて欲しい。


ルーキーは、伊東が14分17秒、29分49秒というベストをすでに高校時代にマークしていますし、14分26秒のベストを持つ佐竹など箱根予選落ちとなってしまった大学としては、上々の選手が揃っているんですよね~箱根に出場出来ない分、記録会に積極的に出場してどんどんタイムを縮めていって欲しいところ。


現状の戦力を考えると、箱根復帰は正直厳しいですよね。ここから、エース格、中堅どころ、箱根予選出場を争う選手のいずれもがレベルアップを果たしていかないと、今の差を埋めることは出来ないでしょう。ただ、今回の箱根予選でも決して前評判の高くなかった箱根予選落ち校が複数返り咲きを果たしたのもまた事実、大東大にもその流れに続いて欲しいです!!このまま箱根出場から遠ざかることになってしまったら、あまりにも寂しすぎますから・・・

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