日本大学 2020年度 箱根予選、全日本結果&来年度に向けて

続いては日本大学について、全日本、箱根予選の結果を振り返りつつ、来年度の展望も書いていきます。箱根予選結果全日本結果はこのようになっております。 箱根予選は衝撃的な結果となってしまいました。総合18位、ボーダーとは9分15秒、17位とは3分19秒という差は今後に向けてもかなり絶望を感じずにはいられない大差…ここからのチームの建て直しは容易ではなさそうです。

箱根予選振り返り

チームトップの48位にドゥング、前半は好位置にいたのですが、後半に遅れるとズルズルと下がってしまいました…前回は全体4位で入っている選手ですから、思ったよりも稼げなかったのは残念…2番手の81位に小坂、1万で28分台をマークして一気に台頭してきた選手ですが、3大駅伝・予選会通じて初のエントリーでもありましたし、上々の走りだったと言えるのではないでしょうか。というか上出来だったのが小坂くらいかと…


100位以内はドゥングと小坂の2人しかいないのも衝撃ですが、もっと衝撃なのは200位以内も3番手の118位だった樋口しかいないということです。樋口は日本人エース格の1人、3大駅伝でも好走している選手ですし、前回も33位で走っていることを考えると、もっと上位に来てほしかったところ。


200位代前半は4番手の214位で横山、5番手の219位で松岡、6番手の224位に若山、7番手の238位の武田、8番手の248位に疋田と固まっています。ただ、箱根予選通過校が当然のように62分台、63分台を出してくる中、疋田で65分1秒ですからタイムとしても厳しすぎる…横山も本来であればエース格の1人で前回は24位と好走を見せており、樋口、武田とともにチームを牽引すべき存在なのですが、今回は全くもってらしい走りが見せられず…


松岡、若山はともに箱根も経験している2年生で樋口とともに2年生トリオとして今後の活躍が期待されるところなのですが…チーム内順位はこのくらいかと思っていましたが、総合順位が厳しかったですね…それは二人に限ったことでは無いのですが。武田も横山とともに3大駅伝が最も豊富な選手、前回も41位ではしっており、今回も当然稼いでほしい立場だった選手なのですがこの位置とは…走るべき選手がこれだけ揃って走れていないのはもうチームとしての問題なのかと思ってしまいます。疋田もチーム内としては8~10番手を目指すところかなあと思っていたので悪くは無いのですが、タイムも順位も苦しかった。


9番手の252位にルーキーの谷口、10番手の264位に遠田、11番手の269位に桃川、12番手の289位に小林と12人中10人が200位台という結果になりました。300位台まで崩れた選手こそいませんでしたが、200位台が9人というのは箱根出場を現実的に狙える大学の順位では無いですよね…谷口は今回唯一出場したルーキーでしたが、チームが苦しむ中、本人にとっても苦すぎるデビューとなりました。


遠田、桃川は4年目にして初めての箱根予選エントリー&出場を果たすこととなりましたが、ともに260位台という辛い結果になりました。小林は前回87位で走っていて今回も中堅どころとして期待された選手でしたが、前回から200位以上も下げることに…前回より順位を上げる選手が1人もおらず、初出場組も小坂を除けば揃って下位に沈むことになってしまいました。

全日本振り返り

1区の小坂が区間14位もトップと24秒差というのはよく粘ってくれたと思います。今年度一気に台頭した選手ですが、来年度チームを牽引していって欲しい。2区の松岡は区間16位で総合でも16位に下がることに。持ちタイムは悪くないどころかチーム上位なのですが、なかなか勝負レースで結果を残せられていないのが気になるところ…3区の若山も区間17位で総合16位は変わらず…各大学のエース級が揃ったことを考えるとこの順位もやむなしかもしれませんが、そういった選手ともある程度渡り合って欲しい選手でもありますよね。


4区の谷口も区間15位、ここまでの4区間はいずれも区間14位以下と箱根予選同様に苦しい展開が続きます。関東最下位の位置をなかなか抜け出せない状況…1~4区を走った中堅どころは来年度も健在ですし、こういった選手の成長が復活には必要不可欠です。5区の横山は区間12位とこれまでの区間よりは上位に…箱根予選を見ても、現状ではこれが精一杯の走りだったのかなあ…


6区の樋口は区間6位と一矢報いる走り、総合順位を16→13位と3つ上げ、初の一桁区間となりました。2度の3大駅伝でいずれも1桁順位、チームの希望ですし日本人エースとして活躍するだけではなく、チームの戦力を引き上げていってほしい。7区のドゥングも区間2位と本来の力を発揮、13→11位とさらに2つ順位を上げました。ドゥングもやはり頼りになる選手です。


8区の武田は区間18位で総合で3つ順位を落として14位となりました。横山同様に現状の武田も現状ではこれが限界だったかな…最長区間を任せられる選手も他にいなかったか…

来年度に向けて

率直にいって、このままでは来年度も予選落ちの可能性は極めて高いと言わざるを得ないですよね。あと一歩箱根に届かなかったのであればともかく、あまりにもタイムも順位も離れすぎています。過去2大会でびっくりだった予選通過では、前回の筑波、そして今回の山梨学院がありますが、どちらも前年度の箱根予選は17位です。その17位からも大きく差をつけられた状況から、翌年に箱根出場を果たすことがどれだけ大変かは予想出来るかと…


ただ、希望は戦力としては決して箱根予選で18位になるようなものではないと言うことです。ドゥングは本来であれば留学生の先頭集団に最後まで喰らいついていって欲しい選手であり、大きな貯金を稼ぐことが出来るはずです。さらに、樋口も前年度の33位かそれ以上の走りを見せられる選手ですし、1万のベストも28分37秒まで伸ばしてきました。急成長中の小坂も今回よりもずっと上を狙うことが出来るでしょう。箱根予選でもトップ3だったこの3人がチームの中心となってもらうのは必須でしょう。


続くのは、箱根予選を走って来年度も残る選手たち、12人中7人います。特に松岡は先日1万で2847秒を叩き出し、3人に続いて欲しいところ。若山も疋田も谷口も今回のような順位で終わる選手ではないですし、この悔しさを来年に晴らしてくれれば…全日本を走った選手は箱根予選も走っていますので、当然それ以外の選手の台頭も必須です。


3年生では、前回の箱根で9区を任された橋口がいますし、鈴木は1年時に全日本・箱根の両方を経験しています。1万で29分33秒を持つ山本が全日本にエントリーされていますし、2年時に箱根予選を走っている大倉もいます。3大駅伝・予選会の経験者が何人もいるのが3年生ですし、来年度はしっかりと合わせてきてもらわないと…


2年生では、1年時に箱根予選を走っている八木、1万で29分12秒を持つ岩城、今年度自己ベスト連発で箱根予選、全日本にメンバー入りをした濱田、1年時の全日本予選を走っている小野もいます。ドゥング、樋口、松岡、若山に加えてこれだけの選手がいるわけですから、最も戦力が揃うこの学年が上級生になる来年度、勝負レースで結果を残せる選手が1人でも増えてきて欲しいですし、チームの中心となってくれれば。


ルーキーでは、高校時代にハーフで64分16秒をマークしている原田、谷口同様に5千で14分12秒の高校ベストを持つ高貝、高校ベストは14分26秒ながら箱根予選・全日本の両方にエントリーされた三木もいます。どの学年も決して選手がいないわけではなく、楽しみな選手は揃っているはずです。


今回の箱根予選の結果は衝撃的でしたし、危機的なものでした。今回ほどでは無いにしても、今後も箱根予選が高速化していく可能性は十分にありますし、そのスピードについていけないと、次の箱根出場はいつになるのだろう?と思うほどに箱根から遠ざかってしまう可能性もあります。私も何度か記事にしていますが、1年で箱根に戻れなかった場合、再び戻れる可能性はグッと減ってしまい、当然連続で出場出来なければそれだけ箱根復活の可能性は下がります。


来年度に箱根復帰を果たすには正直あらゆるところを変革、そして改善していかないと厳しいかと思いますが…このままズルズルと箱根出場を逃すわけにもいきません。決して戦力的に箱根出場を狙えないわけではないですし、今回の大惨敗を教訓にして来年度は何とか1年での箱根返り咲き、果たしてほしいです!!

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