第51回全日本大学駅伝(2019)戦力分析&区間配置予想 ~東海大学~

続いては、東海大学の全日本大学駅伝における戦力分析と区間配置予想を行っていきます。エントリー一覧過去5年成績はこのようになっております。出雲は優勝候補筆頭に名前を挙げられながら、4年生がやや奮わずに総合4位、早くも3冠の夢は途絶えてしまいました。しかし、選手が増える全日本はさらに東海の選手層の厚さが活かせるでしょうし、戦力の充実ぶりは随一です。

4年生

鬼塚 翔太、關 颯人、小松 陽平、松尾 淳之介、
郡司 陽大、西川 雄一朗、阪口 竜平

前回の全日本では5区2位、出雲では5区4位で走っている鬼塚、前回の全日本では2区4位、出雲に続いてエントリーを果たしている關、出雲に続いてエントリーを果たし、出雲記録会でも良い走りを見せている小松、全日本は3年連続のエントリーもまだ出場なし、5千で13分54秒、1万で28分50秒のベストを持つ松尾。


前回の全日本では6区2位、出雲に続いてエントリーを果たしている郡司、前回の全日本では1区4位と好走、出雲でも1区4位で走っている西川、全日本はまだ未経験、出雲で2区6位で走っている阪口の7人。

3年生

塩澤 稀夕、西田 壮志、鈴木 雄太、名取 燎太

1年時の全日本は2区5位、出雲では3区6位で走っている塩澤、前回の全日本では4区3位、出雲では6区2位で走っている西田、1万で29分21秒、ハーフで63分31秒のベストを持ち、箱根に続いてエントリーを果たしている鈴木、今月ハーフで62分44秒のベストをマーク、ハーフで好タイムを連発し3大駅伝初エントリーを果たした名取の4人。

2年生

市村 朋樹

5千で13分55秒のベストを持ち、出雲では4区2位と好走している市村が唯一のエントリー。

1年生

松崎 咲人

高校時代の実績はトップクラス、1万で29分29秒を今月マークしている松崎が唯一のエントリー。

区間配置予想

館澤や飯澤は出雲に続いてエントリー漏れですね。館澤がいなかったことが出雲では大きかった気がします。。。ただ、ほかは目立ったエントリー漏れはありませんね。出雲を走った選手、出雲記録会で好走した選手、実績のある選手が順当にエントリーを果たしています。そんな東海大学の区間配置予想は以下のとおりです。


西川4-塩澤3-市村2-關4-小松4-郡司4-西田3-名取3


出雲で奮わなかった阪口、鬼塚は外して予想しています。それでも十分に強そうですが…1区は前回も走っている西川で良さそうかなあ。出雲も安定していましたし、前回もトップと6秒差の4位で走っている1区経験豊富な選手を外す理由はないかなあと。2区は塩澤、監督の起用方法からしてもエース区間を塩澤に任せたいようですし、どちらかといえば短い距離のほうが良いでしょうから、後半よりは前半の重用区間である2区が良いかなあと。


3区は市村、出雲の走りは、初の3大駅伝とは思えない素晴らしい走りでした。長い距離はまだ未知数ですが、全日本の距離ならば心配はいらないでしょうし、比較的短くて負担の少ない3区あたりが妥当かなあと。4区は關、ここが難しいところだったのですが…阪口、鬼塚が走らないのであれば、關が任せられるのかなあと。持ちタイムはチーム随一ですが、いかんせん故障が多くて合わせられていないのがもどかしいです。4区は実績のある4年生に任せたいという思いもあって、關としました。


5区は小松、出雲記録会を見る限りは状態は良さそうですし、全日本出場も十分に有り得そう。箱根区間新以降注目が集まってはいますが、箱根同様に負担の少なめな区間である5区あたりでまた差をつける走りを見せてくれれば。6区は郡司、こちらも出雲記録会では2位と好走、前回も6区2位と好走していますし、同じ区間で2年連続で好走してくれれば。


7区は西田、出雲6区2位と見事な走りを見せていますし、距離が長くなるほどに強さを発揮する選手、となると7区か8区を任される可能性が高そうですが…8区との兼ね合いでエース区間の7区としています。前回は青学に逆転を許す区間となってしまいましたが、今の西田の安心感は凄まじいですからね。エース区間でも十分に安心して任せられそう。


8区は名取、最長区間はエース格というよりも、長い距離に強い選手を起用してきている東海ですが、ここで満を持して名取の3大駅伝デビューもあるかなあと。とにかくハーフを中心に今年度は走っており、勝負レース、記録会のいずれも好結果を残し続けています。今月になってハーフで自己ベストをマークしているのも頼もしく、最長区間を任せるにふさわしい選手なのでは。名取も高校時代の実績はこの学年でもトップの1人ですからね。再び大学で輝いてくれれば。


いい意味で区間配置が難しいですよね。実績のある選手と勢いのある選手のどちらが起用されるかが難しいです。今回は外して予想していますが、万全であれば阪口や鬼塚というエース格が外れることは考えにくいですしね。また、今後を見据えて3年生がエース区間を走るという予想をしましたが、実績のある4年生が任される可能性も…短い距離ならば、ルーキーの松崎も面白いですし…


出雲記録会で小松、郡司が1,2位だったのは選手層の厚さを見せつけると同時に出雲の区間配置はどうだったんだろう?とも思わせる結果でしたよね。すでに3冠の夢は潰えましたが、全日本、箱根の2冠は次いで価値のある結果ですし、全日本は譲れないという思いは強いでしょう。出雲の悔しさを胸に、全日本では東海の強さを存分に見せつけるような走り、見せてほしいです!!


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