日体大記録会5千m(2019/09/22) 観戦記 ~駒澤の田澤が13分41秒の好タイムをマーク~
昨日、日体大記録会の5千mが行われました。詳細はレース結果をご覧ください。天気が悪いことは分かっていましたが、見たい組がいくつもあったので、気合を入れて見に行くことに…傘も合羽も忘れて一度家を出るという暴挙をするところでした…雨が一時期強くはありましたが、全体的にはまずまずタイムが出ましたかね~観戦した20組以降を組ごとに振り返ります。駒澤中心で見ていたので、記事もそうなるかと思いますがご了承ください。
八千代工業の丸山が14分2秒でトップだった20組、最終組の3つ前で既にこのタイムとは凄いですよね~ 専修大学時代にエースとして活躍していた丸山、実業団には所属していなかった気がするのですが、八千代工業所属になったのですね…
駒澤の山野が14分20秒でベストには3秒届かずもセカンドベストかなあ?いい走りだったと思います。ズルズル遅れるわけでもなかったですしね~日体大の松尾も同じく14分20秒、小松力が14分29秒で走っていますね~
駒澤の小野は14分30秒、一時期は山野とともに先頭集団についていたのですが、遅れだすと、なかなか粘れずに徐々に前から離されてしまった印象です。それでも、14分30秒でまとめたのはまずまずかなあ。
駒澤の小林が14分2秒で組トップの走り、自己ベストを19秒も更新し、チーム9番手に入ってきました。高校時代、ロードでの好走から期待していた選手の1人ですが、なかなか台頭せずにもどかしかったのですが…一気にタイムを伸ばしてきましたね。ここから、どれだけ駅伝メンバーに絡んでいけるのか楽しみです。
2位には旭化成の山本修二が入っています。序盤は後方から、徐々にペースを上げて一時は先頭を走っていました。走り終わった後も余裕そうで、走って去っていきました…やはり別格です。
3位には駒澤のルーキー酒井が14分3秒、自己ベストを一気に22秒も更新し、チーム10番手に浮上しました。関東インカレ2部3000m障害で3位表彰台に上がった時もビックリしましたが、持ちタイムも1年では田澤に次いで2位に浮上しましたね。小林同様にずっと先頭集団の前の方に位置していましたし、最後まで落ちない素晴らしい走りでした。
國學院の茂原が14分14秒でベストを15秒更新しています。他の持ちタイムに比べると、5千だけ明らかに悪かったですからね。このくらいのタイムは出してきても当然という感じかな。日体大の廻谷は14分16秒でベストには1秒及ばずもセカンドベスト、濱田は14分17秒でベストを2秒更新しています。東京国際では、佐藤が14分17秒えセカンドベスト、14分24秒をマークした山瀬もセカンドベスト?で走っていますねえ。
駒澤の中村大聖が組トップ、13分55秒でベストを8秒更新し、4番手に入ってきました。。これまでのタイムは高校ベストでしたから、約4年ぶりの自己ベスト更新となりました。1万mで28分31秒のタイムからすれば、いつ更新してもおかしくは無かったですが、、、途中までは先頭付近をキープ、後半に入ると先頭に立ち、集団を抜け出す貫録の走りでした。ラストで山下とのトップ争いを制すのもさすがですね。
組2位に駒澤の山下が13分56秒、ベストには1秒届きませんでしたがセカンドベストですね。大聖の抜け出しにただ1人ついていきましたし、長い距離に強い選手がトラックでも5千でも結果を残してきました。組3位に13分57秒で同じく駒澤の伊東、自己ベストを8秒更新してチーム6番手に入ってきました。着実にタイムを伸ばしてきている伊東ですが、ついに13分台に…中盤は集団を引っ張る走りも印象的でした。
組4位に駒澤の神戸、13分58秒と13分台をマークして自己ベストを18秒更新、これで13分台は8人になりました。高校ベストは14分44秒の一般入部の選手ですから、伸びてきましたね~3大駅伝デビューも近そう。組5位に日体大の中川が13分58秒をマーク、自己ベストにはわずか1秒届きませんでしたが、2度目の13分台をマークしています。中川が復活してきたのは日体大にとっても大きいですね。
加藤が14分ジャストで組6位、これでもセカンドベストに届かないんですよね。なかなか高校ベストは更新出来ませんが、さすがに安定しています。東国大のルーキー山谷が同じく14分ちょうどでチーム4番手に。丹所の大活躍が目立つ東国大のルーキーですが、持ちタイムトップの山谷も負けない走りを見せました。 さらに、日体大の佐藤が14分2秒でベストを6秒更新、チーム4番手にまで浮上です。
駒澤の石川が14分5秒で自己ベストを11秒更新、東国大の丹所も同じ14分5秒でベストを1秒ですが更新しています。高校ベストが14分35秒ですから、早くも30秒更新したことになりますね~凄いです。日体大のルーキー藤本も14分7秒でベストを1秒ですが更新していますね。ルーキーも元気です。
日体大の山口和は14分12秒、駒澤の小島は14分13秒とともに大学持ちタイムトップの2人はもう一歩だったかなあ。小島は序盤は集団を引っ張っていたのですが、中盤からは遅れてしまいました。。。東国大の相沢は14分17秒でセカンドベストで走っています。
最終組の日本人大学生は3人だけですが…いずれも強い走りでした。特に凄まじかったのが駒澤のルーキー田澤、外国人選手の集団が作り出すペースに最初から最後までついていきましたからね~むしろ、他の外国人選手の方が何とか喰らいついている印象でした。集団の後ろに下がることが無いですから…
ラストの1周ではさすがに他の外国人選手には及びませんでしたが、組4位で13分41秒、自己ベストを12秒も更新する圧巻の走りを見せました。持ちタイムでもトップに浮上、田澤の強さが際立つ走りでしたね。関東インカレ5000mという勝負レースに続いてタイムを狙う記録会でもこの走り…3大駅伝ではいきなりの主要区間抜擢もあり得そうです。
國學院大學のルーキー中西大が13分54秒でベストを11秒更新し、チーム2番手の持ちタイムとなりました。いきなり大学に入ってベストを更新していますが、既に2度目の自己ベスト更新です。出雲は13分台、28分台のランナーで組めてしまうというこれまでの國學院では考えられない戦力…こちらも楽しみです。
駒澤の大成は13分57秒で6秒ベストを更新し、13分台ランナーの仲間入りです。最終組に組変更をし、終盤まで田澤とともに先頭集団についていく走りはお見事でした。ただ、さすがにハイペースが祟ったのか、最後はペースダウンしてしまい、他の日本人選手に抜かれてしまったのは残念でしたかねえ~それでも、13分台でまとめたのはさすがでした!!
ディスカッション
コメント一覧
かつての松村選手や大坪選手、高井選手のように、駒大にもトラックに特化した、取り組みはあると思います。箱根も目指して欲しいですが、個人的には高岡、大迫、館澤のように、卒業後を見据えてスピードを極める方向に進んでも良いと思いますね。田澤選手がアメリカ修行なんかしたら、凄いことになったりして。その後にマラソンに行って欲しい。日本の宝は大事に育てて欲しいですね。
田澤はどちらに進みたいんでしょうね?
コメントを見る限り、3代駅伝で活躍したいという話でしたし、
まずは1年目から活躍を期待したいです。
とりあえず、短く負担少ない区間から始めて欲しいですね。出雲2区、全日本1区あたりを見たい。
箱根なら3区かな?
大迫、館澤タイプのスピード特化が育つことで、どんな化学反応が駒大に出るか楽しみですね。
田澤選手走る区間次第で、一気にいけたりして。