第95回箱根駅伝 青山学院大学 区間配置予想 ~3冠&5連覇に向けて盤石すぎる強さ~
続いては、青山学院大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根では、往路優勝こそ東洋に譲りましたが、6区小野田で首位に立つと、7区林の区間新、8区下田と3連続区間賞で一気に突き放し、見事に4連覇を達成しました。今年度は、出雲・全日本ともにやや苦戦する場面もあったものの、地力の強さを見せて優勝、3冠に王手をかけました。エントリーメンバー、箱根成績(直近5年)はHPをご覧ください。
4年:橋詰 大慧、梶谷 瑠哉、林 奎介、森田 歩希、
小野田 勇次、橋間 貴弥、山田 滉介
3年:鈴木 塁人、生方 敦也、吉田 祐也、竹石 尚人
2年:吉田 圭太、岩見 秀哉、神林 勇太
1年:湯原 慶吾、飯田 貴之
前回の箱根、今年度の出雲・全日本を走ったメンバーがもれなくエントリーされており、盤石と言えるエントリーとなっています。ここに、1万mで28分49秒を始め、3部門全てで好タイムをマークした2年の岩見、1万mで28分53秒を出した湯原、ハーフで63分39秒を出した飯田と次にチームを背負うであろう選手たちが入り、今後を見据えても楽しみ。そんな青山学院大学の区間配置予想は以下の通りです。
橋詰④ー森田④ー吉田圭②ー鈴木③ー竹石③
小野田④ー林④ー吉田祐ー梶谷④ー岩見②
1区は橋詰、出雲では1区区間賞、スピードもスタミナもあり、エース区間でも任せられる選手ですし、1区でも安心ですよね。ハイペースでもスローペースでもどちらでも対応できるでしょうし、仮にスローになっても無駄遣いと思わないほど選手が揃っているのも強みです。
2区は森田、前回2区区間賞、今年度もエース区間で結果を残し続ける頼れる主将を2区から外す理由も無いですよね。3大駅伝を6度走って全て区間3位以内といずれも外していないのも素晴らしい。3区は吉田圭、出雲、全日本といずれも区間賞を獲得している実力者、箱根は未経験ですが、スピードも抜群ですし、そのスピードを3区ならばより活かせるかなあと。
4区は鈴木、元々2区候補とも言われており、アップダウンも苦にしないという話でしたし、主力の1人でもあります。となると、往路の主要区間でもある4区を任せるにふさわしい選手かなあと。5区はもちろん竹石、前回はアクシデントがありながらも区間5位で走っている実力者、今年度はさらに走力に磨きがかかっています。監督も絶対的な自信をもっているようですし、計算出来る区間の1つですね。
6区は小野田、前回は58分3秒という素晴らしいタイムで区間賞を獲得していますし、3年連続58分台&区間2位以内で走っている下りの切り札を外す理由は全くありません。分厚い選手層を誇る青学ですが、山に絶対的な自信を持っているのが、圧倒的な優勝候補として名を連ねる理由でしょう。
7区は林、全日本でもしっかりと走れていますし、何と言っても7区の区間記録保持者ですからね。これでもかと実力者が並ぶ布陣を組むことが可能ですよね。7区を安心して任せられるというか…もうこれ以上適任の選手はいませんよね。
8区は吉田祐、全日本では3大駅伝初出場ながら5区間賞、3大駅伝で結果を残していることを考えても、箱根出場する可能性は高そう。その一方でハーフもギリギリ63分台ですし、さすがに往路への起用は無さそうということで、消去法ですが8区と予想しました。
9区は梶谷、全日本では8区3位で優勝のゴールテープを切り、長い距離での実績も豊富。前回の箱根は4区9位と苦戦しましたが、その後の実績を考えると、9区も安心して任せられそうかなあと。10区は岩見、10番手は迷いましたが…タイムが出づらい世田谷ハーフで63分13秒で走った実績は素晴らしいですし、箱根を走るのに相応しい選手ですよね。となると、ゴールテープを切る10区もありかなあと。
いやあっ、本当に隙が無いですよね。ここに名前を挙げた10人以外にも、前回10区2位だった橋間がいますし、出雲経験者の神林、期待のルーキーである湯原、飯田ら実績のある選手、勢いのある選手が揃います。選手層の厚さは全大学を見渡してもトップと言えるでしょう。
そして、主要区間がこれでもかと計算出来るのが青学の最大の強みですよね。2,5,6区がいずれも区間賞を狙えるという恐ろしさ…そして、3大駅伝経験者が12人いますが、その12人全員が区間3位以内で走った経験があるんですよね。何という恐ろしさ…
データを見れば見るほど、青学の強さは圧倒的ですよね。頭1つどころか2つも3つも抜けているように思えます。正直、大きなアクシデントなどが無い限り、負ける姿は想像出来ません。それでも、200km以上走る駅伝で何が起きるのか分からないのもまた事実、圧倒的な優勝候補というプレッシャーを押しのけて、史上初となる2度目の3冠、それを箱根5連覇という大偉業で成し遂げるのか?今回の箱根も青学中心となることは間違いなさそうです!!
ディスカッション
コメント一覧
山は竹石クンと小野田クンに任せて、あとは誰が何区を走っても優勝できそうな雰囲気がありますね。毎年同じ大学が優勝というのも3連覇ぐらいまではすごい!と思うのですが、4、5連覇になってくると「すごい!」けど「またか~」という気持ちもついてくる。頑張っている選手の皆さんには申し訳ないのですが、どこが優勝するのかわからなくなるぐらいの展開を観たいです。
青学は強すぎて確かに・・・
やっぱり一強はつまらないですよね。
ハイレベルな争いを期待したいのですが。。。
SATさんの予想通りの区間配置なら、「青学に隙あり」だと思います。
梶谷君は暑さには弱いイメージがあります。昨年の箱根駅伝がそうだったように。
自分の予想は
鈴木–森田–梶谷–吉田圭–竹石
小野田–林–湯原–吉田祐–橋詰 です。
梶谷君は、往路と予想します。まぁ、どっちにしても、今年の青学は強すぎですが。
湯原君は夏合宿の坂TTで良い走りをするしていたようなので、遊行寺の坂がある8区どっち予想しました。流石に5区は竹石君が鉄板ですから。
梶谷は、やや信頼はおけないですからねえ・・・
まあ、どちらにしろ盤石ですから、強いと思います。