順天堂大学 【2018年度 戦力分析】 ~エースに頼らないチームへ~
続いては、順天堂大学について、新年度の戦力を見ていきます。前年度は出雲で4位と上々の結果となったものの、全日本では12位、箱根では11位にとどまり、3年ぶりにシード権を逃すことになってしまいました。現在、登録している選手一覧はこのようになっております。
4年生・・・絶対的エースの塩尻ももう4年生ですね。いまさら振り返る必要も無いほどの圧倒的な実績、13分33秒、27分47秒という圧倒的な自己ベスト以上に、関東インカレ5千で2位、1万mでは3年連続3位に入るなど勝負レースでの強さも際立ちます。日本人大学生の頂点に立っている選手であり、最終学年での走り、そして今後、どこまで高みに上っていくのか楽しみです。
続くのは、箱根5区で5位→4位と2年連続好走、持ちタイムも着実に伸ばしてきている山田攻ですかね。平地でも結果を残し始めているのが楽しみです。さらに、2年の出雲に出場している金原、3年の全日本に出場した吉岡、3年の箱根で6区10位と良い走りを見せた江口と3大駅伝経験者は5人いますねえ。今後に向けて、4年生の走りが大事になってきそうです。
3年生・・・最も戦力が充実しているのは3年生でしょうか。主要区間でも結果を残し、関東インカレ1万mで6位入賞を果たした橋本、箱根では8区5位と好走、今年度は1万mで28分53秒をマークしている野田、ハーフ換算で62分台をマークし、関東インカレハーフで8位入賞を果たした難波というトリオが強力ですね。
3人とも2年連続で箱根に出場している選手、特に橋本はもはや塩尻に次ぐエース格と言っていいかも。さらに、全日本予選に出場した小畠、5千で14分10秒、1万mも29分24秒まで伸ばし、昨年度は3大駅伝全てでエントリーを果たした藤曲、ハーフで64分21秒をマーク、全日本、箱根にエントリーされた鈴木ら3人に次ぐ選手も着実に力をつけています。順大においても一大勢力となりつつある学年です。
2年生・・・3大駅伝・予選会全てに出場し、5千で14分3秒、1万mで29分2秒のベストを持つ清水がタイムでも実績でも抜けているのですが…3大駅伝で上出来だったのは全日本の3区7位くらいで他は撃沈と言っていい結果…清水もゆくゆくは主要区間を安心して任せられる選手になってくれれば。
5千で14分6秒のベストを持ち、関東インカレ1500mで6位入賞を果たした野口、スピードは申し分ないだけに、長い距離にも対応していってくれれば、今後も面白そう。多久和も5千は14分10秒を持ち、出雲にエントリーされています。さらに、内山、根井はともに1万mは30分オーバーながら、揃って箱根の16人に入ってきています。今後が楽しみな選手が揃っています。
1年生・・・5千で14分10秒のベストを持つ小島が持ちタイムでトップ10に入ってきています。高校時代の駅伝での実績としてはそこまで豊富では無いですが、早い段階で戦力となってほしい選手です。1年生は多く、雑誌によると21人もいますね。14分30秒切りは小島以外に14分24秒の近藤、26秒の榎本、28秒の津田と3人を数えます。
近藤はすでに大学で30分6秒のベストをマークし、人見は高2の時点で30分24秒で走っていますね。高校や1年の早いうちから1万mでまずまずのタイムで走れているのは、今後に向けても心強いかな。今回は15分台後半や16分台の選手が何人もいますが…作田のようにここからゆくゆくは台頭してくる選手にも期待したいものです。
ディスカッション
コメント一覧
3区で唯一足りない箱根区間賞を狙ってほしいですね。僕が監督なら4年連続で3区で使ってます。
塩尻を2区以外という人は多いんですね~
2区以外の方が結果は残せるとは思いますが。。。
2区を必ずしもエース区間と考える必要はないでしょう。確かに優勝するなら2区も勝負区間にしたい。今の順大はシード狙いだけを考えるべきチーム。去年の青学はエースの田村は3区でしたし、上野、佐藤悠基、竹澤、大迫などチームのエースが3区を走ってますし、シードに貢献してます。
あと2区はスタミナがすごく大事。最近すごかった服部、一色、鈴木健吾の3名はものすごい距離を踏んでいた選手です。3人とも在学中にマラソンを好タイムで走ってます。
塩尻は替えが効かない選手だから故障防止や3000m障害などトラック中心の育成で距離をあまり踏ませてないですよね。せっかくのカードを序盤の留学生区間なんか後ろの位置から走らせるのは大学の宣伝的に非常にもったいない。
この点で佐藤悠基のような起用をすべきです。2区の檻に閉じ込めてないで解放してやってほしい。
私にそんなに熱く語られても・・・
考えは人それぞれで良いのでは?
私は単純に塩尻を2区で見たいだけです。
順大は3000SC日本代表の塩尻選手のワンマンチームという印象が拭えない感じ。
塩尻選手は2区のラストの坂が苦手なので、来年の箱根は逆コースの9区を走ってほしい。
理由は、9区区間記録保持者の篠藤選手は彼と同じ3000mSCで日本代表だったので、最終学年は景気よく9区で区間賞、できれば区間新で締めくくってほしい。
日本代表が箱根で負けっぱなしで終わるのは見たくない。5区にスペシャリストがいるので、来年の箱根は序盤4区間をつなぎに5区以降で追い上げて9区の塩尻選手の区間賞でシード圏内に浮上という筋書きで戦ってほしいのが理想。
そのためにはこれまで名前を聞きながら未だに箱根を走れてない金原、馬場の両4年生の爆発が鍵を握る。
塩尻を復路に残す余裕は無さそうですけどねえ。
コースに合っている合っていないにかかわらず、
エースが2区を走るのかなあと思ってます。
もちろんエースは塩尻ですが、彼は箱根2区に向いていないように思います。鬼門のスタートと、塩尻をスピード区間に回せるように、エース区間を任せられる人材がでてくれば今年の順大は強いと予想。そうでなければ、まずまずのシーズンで終わっちゃうかも。
向いていないとしても、塩尻には2区を走ってほしい気がしますけどね~
他の主力も伸びてきていますし、順大も面白そうです。
塩尻2区とか全く見たくないですね。大迫や佐藤ゆうきが今4年でいたら2区で見たいですか?
見たくないですよね。
どうせこの二人が2区で走っても権太坂以降失速して68分台がいいとこ。
大迫にいたっては69分台です。