全日本予選2015 大学別結果雑感 ~18位:中央大学~ 

本日は、中央大学における全日本予選の各組ごとの結果を写真とともに振り返っていきたいと思います。公式結果はこちらをご覧ください。過去2度の全日本予選はそれぞれ15位、13位となかなか出場権の争いに絡むことが出来ていないですね。今回は個人的には通過もあり得ると思ったのですが、2組までは何とか出場権争いに絡むも、3,4組で大きく差をつけられてしまいました。そんな中央大学の全本予選結果はこのようになっております。

 

 

1組: No.12 小谷、No.32 小池

前回は1組が揃って30位台とここで実質終戦となってしまいました。今回は箱根5区で好走経験のある小谷に、3大駅伝・予選会は未経験ながら5000mで14分15秒のスピードがある小池という組み合わせでした。小谷は最初はやや後方にいたと思うのですが、いつの間にか前の方にきたり、また後方に下がったりとちょっと落ち着きが無かったような気も・・・小池はやや後方でのレースとなりましたが、中盤になると前に上がってきたのですが、そこでペースが上がると集団から遅れ始めてしまいました。。。

 

 

一方の小谷も小池が遅れた後に、大差なく集団から遅れ始めてしまいました。まだまだ集団に残っている選手は多かっただけに、揃って遅れてしまったのは痛かったですね。そのまま前を追う展開にも持って行くことは出来ず、小谷が26位、小池が27位と苦しいスタートとなりました。総合順位でも13位となっています。

 

 

2組: No.12 市田、No.32 新垣

挽回を図りたい2組は、3大駅伝・予選会は未経験ながら持ちタイムが三拍子揃う新垣に1年時に全日本予選で3組18位で走っている市田のコンビです。市田はほぼ最後尾からのレース、新垣も後ろからのスタートとなりました。写真で振り返ってみると、位置取りが改めて分かって面白いですね。集団が10人ほどに絞られてくると、新垣は徐々に離されてしまいますが、市田はその集団の中でやや離されながらも何とか粘っていましたね。集団からいつ遅れ始めるかと、遅れてからどう走るかでタイムは全然変わってきますしね。

 

 

市田も先頭集団がさらに絞られるとさすがに付いていけずに離れていってしまいました。それでも、最終的には18位ですからまずまずですかねえ?一方の新垣は遅れた後もその後の集団で何とか粘り、最終的には市田を上回る15位でゴールしています。総合順位は13位と変わらずも、ボーダー近辺の大学は大接戦で、この時点では十分に通過もあり得ると思ったのですが・・・

 

 

3組: No.12 三宅、No.32 鈴木

ポイントとなった3組、一般組ながら大きく伸びてきて箱根に出場し、前回も2組13位で走っている鈴木に、昨年度は故障に苦しみ箱根予選・箱根ともに出場出来ませんでしたが、今シーズンは5000mで13分台を出すなど復活を遂げたスピードのある三宅のコンビでした。序盤は鈴木が先頭を引っ張る走りを見せる一方、三宅は一時最後尾にまで下がるなど、正反対のレースを展開することとなります。

 

 

スタンレイが先頭に出てペースを上げ始める5000mくらいまでは、ずっと鈴木がペースメイクをしていました。その影響もあったのか、集団のペースが上がると徐々に後方に下がり始め、一方の三宅も次知事は前の方に上がってくるも、鈴木と同様に集団の後方に下がってしまいます。そのまま、二人揃って集団から遅れ始めてしまうんですよねー。。。まだ、集団には30人以上が残っている中で揃っての脱落は正直致命的でした。一時は遅れた選手で集団を築いても、そこからまた遅れてしまうという苦しい走り、結果的に鈴木が37位、三宅が39位という悲劇的な結果となってしまいました。3、4組は頼りになる選手が揃ったと思っていただけに、意外な結果でしたね。総合順位は14位と1つ下げただけですが、ボーダーとの差は開き、通過は厳しくなりました。

 

 

4組: No.12 徳永、No.32 町澤

最終組は、他大のエースと渡り合えるまでに成長した町澤に、1年時から安定感抜群の徳永という28分台コンビ、中央のダブルエースが順当にエントリーされました。先頭のハイペースには無理に付いていかず、第二集団で冷静にレースを進める二人でしたが、町澤が苦しそうな顔になると、突如集団から遅れ始めました。明らかにペースダウンしていましたし、走り方もちょっとおかしくなっていました。。。

 

 

そのままペースは上がらないどころか、さらにスローダウンしてしまい、最後の集団にも抜かれて単独最下位になってしまいました。結果として31分55秒もかかってしまい、最下位という結果に・・・関東インカレ1部1万mで表彰台に上っている選手ですから、まさかまさかの展開でした。観ている立場からしたら、もう棄権してしまった方がいいのでは?と思ってしまうほどの痛々しさで何とか完走したという感じでしたね。

 

 

一方の徳永は終始安定していましたね。多少位置は変わることはあっても、ずっと集団の中で身を潜めており、多くの選手が集団から脱落していく中で、終盤までその集団でレースを進め、9位と上々の成績を残しました。全日本選抜にも選ばれることとなりましたが、本人は複雑な思いがあるでしょう。

 

 

最終的には3,4組の大苦戦が響き、18位と惨敗と呼ぶしかない結果に終わってしまいました。本当にここ最近は噛み合わない結果が続いていますね。箱根の10区も今回の最終組も含めて、これだけ続いてしまうと、本当に心配になってしまいます。決して選手が揃っていないわけではないですし、ベストを出す選手もチラホラと見受けられるのですが、いざチームでの勝負レースとなるとどこかしら綻びが出てしまうんですよねー。強い中央大学の復活はいつになるのか・・・次の大事なレースとなる箱根予選では、力強い走りを見たいものです!!

 

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