2014年 新年度平均持ちタイム ~1万m~
続いては、2014年度における1万mの平均持ちタイムについて見ていきたいと思います。1万mに力を入れている大学は多く、比較的チーム力を反映していると思います。順位は以下のようになっております。
順位 | 大学名 | 5千平均 | 1万平均 | ハーフ平均 | |||
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タイム | 人数 | タイム | 人数 | タイム | 人数 | ||
1位 | 東洋大学 | 14:02.82 | 10 | 28:59.72 | 10 | 01:03:42 | 10 |
2位 | 山梨学院大学 | 14:02.50 | 10 | 29:01.40 | 10 | 01:03:19 | 10 |
3位 | 明治大学 | 13:51.09 | 10 | 29:06.04 | 10 | 01:03:28 | 10 |
4位 | 駒澤大学 | 13:59.37 | 10 | 29:10.37 | 10 | 01:02:59 | 10 |
5位 | 東海大学 | 14:08.87 | 10 | 29:11.93 | 10 | 01:03:36 | 10 |
6位 | 早稲田大学 | 14:02.36 | 10 | 29:13.90 | 10 | 01:02:57 | 10 |
7位 | 青山学院大学 | 14:02.32 | 10 | 29:16.12 | 10 | 01:03:18 | 10 |
8位 | 帝京大学 | 14:16.78 | 10 | 29:17.00 | 10 | 01:03:53 | 10 |
9位 | 日本体育大学 | 14:11.02 | 10 | 29:18.35 | 10 | 01:03:36 | 10 |
10位 | 日本大学 | 14:10.57 | 10 | 29:19.51 | 10 | 01:04:18 | 10 |
11位 | 城西大学 | 14:10.35 | 10 | 29:20.17 | 10 | 01:04:08 | 10 |
12位 | 中央学院大学 | 14:14.68 | 10 | 29:27.29 | 10 | 01:04:10 | 10 |
13位 | 法政大学 | 14:13.68 | 10 | 29:27.56 | 10 | 01:03:59 | 10 |
14位 | 東京農業大学 | 14:15.50 | 10 | 29:28.14 | 10 | 01:04:07 | 10 |
15位 | 専修大学 | 14:21.99 | 10 | 29:31.62 | 10 | 01:04:30 | 10 |
16位 | 中央大学 | 14:12.34 | 10 | 29:31.79 | 10 | 01:04:04 | 10 |
17位 | 順天堂大学 | 14:10.05 | 10 | 29:32.02 | 10 | 01:04:35 | 10 |
18位 | 國學院大學 | 14:20.18 | 10 | 29:33.58 | 10 | 01:04:08 | 10 |
19位 | 国士舘大学 | 14:18.57 | 10 | 29:33.90 | 10 | 01:04:41 | 10 |
20位 | 神奈川大学 | 14:18.83 | 10 | 29:35.67 | 10 | 01:03:55 | 10 |
21位 | 大東文化大学 | 14:18.05 | 10 | 29:36.33 | 10 | 01:04:28 | 10 |
22位 | 拓殖大学 | 14:33.39 | 10 | 29:48.70 | 10 | 01:04:13 | 10 |
23位 | 上武大学 | 14:21.16 | 10 | 29:51.07 | 10 | 01:04:39 | 10 |
設楽兄弟をはじめ、主力が大量に卒業するにもかかわらず、東洋大学が唯一の28分台で以前トップを守っています。28分台を5人抱えていますしねえ。ただ、案外タイムを大きく伸ばせそうな選手は少ないかな?30分前後の斉藤、弾馬あたりが有力でしょうか?とはいえ、層の厚い東洋のことですから、まだまだ新しい選手が出てきそうです。
2位は山梨学院大学、4年生の戦力ダウンが少なめなことに加え、29分3秒の上田、29分30秒の河村がともにトップ10に入ってきていることも大きいです。28分台も4人抱えていますしね。東洋との差も2秒ありませんし、トップが近々入れ替わるかもしれませんねー。後は、持ちタイムに見合った結果を駅伝で残していきたいところです。
3位は明治大学、1万mは東洋と同じく最多の5人を抱えます。5000m程ではありませんが、1万mでもきっちりトップ3に入ってくるところがさすがですね。29分30秒~40秒の選手が多いので、ここらへんの選手が駅伝で戦力になってくるようですと、一気に優勝争いも加われるのかなあと思っております。最近、メンバーが固定化され気味なのがちょっと気がかりなんですよね。
4位は駒澤、持ちタイムの良かった選手の多い4年生が抜けた影響はやはり大きいですね。久しぶりにトップ3から陥落しました。しかし、駒澤は今年度1万mに消極的だったんですよねー。ハーフで好結果を出している馬場、其田が30分オーバー、西山が未経験などなど、伸びしろは上位校の中ではトップだと思います。後は、好条件の記録会に参加してくるかですねー。
5位は東海、シード落ちの東海がトップ5に食い込んできています。28分台が4人いますし、5人が1年生というのが凄いですね。まだまだタイムを伸ばせそうな選手と言いますと、宮上くらいかなあ?今シーズン、好記録を連発した影響もあり、伸びしろはやや少なめのように思えます。やはり、3大駅伝で結果を残したいですねー。
6,7,8位は早稲田、青山学院、帝京となっております。ハーフでトップの早稲田が1万mでは6位です。28分台も山本とギリギリ柳が入っているだけですからね。ハーフのタイムを見れば、井戸、三浦、中村信などはまだまだタイムを伸ばせそうですし、ハーフだけではなく、1万mでも記録を伸ばして欲しいです。青学もハーフに比べると順位は低めですねー。一色が29分52秒、復活すれば久保田が29分33秒など大きく更新できそうな選手は揃っていますので、まだまだ伸びてきそうです。帝京も比較的1万mに積極的に参加したことにより、伸びしろはかなり少なめのように思いますねえ。トップ10に入ってきそうな選手は何人もいますが、そこから平均タイムを一気に押し上げるような選手は・・・得意の育成でまた新戦力に期待したいところです。
9~11位は日体大、日大、城西となっています。日体大は28分台が山中だけですからね。29分30秒きりの選手は増えてきましたが、さらに上位争いとなると、28分台がもう少し欲しいところです。1万mで29分30秒前後を持つ新入生の冨安、吉田にも期待したいところ。日大は10番手が29分50秒台はちょっと低めな印象・・・そして、一気に伸ばせそうな選手もあまり見当たらないんですよねー。5000m、ハーフのタイムからしても無難な感じが・・・新4年生が主力になるだけに、下級生の底上げに期待したいです。城西は好記録が出た1万m記録会に参加したこともあり、比較的上位に来ているかなあ。その分、タイムを伸ばせそうな選手は少なめかも・・・山本、高柳、河名といったギリギリトップ10に入らない2年生に期待したいかな。
12~15位は中央学院、法政、東農大、専修となっています。中央学院は潰滝、塩谷といったエース格はいるのですが、中堅どころの層が薄めですよねー。吉岡、雲類鷲といった新2年生がもっとトップ10に入ってきてほしいところ。法政は西池、関口の両エースが抜けていますね。だいぶ記録を伸ばしてはきているのですが、それでも10人30分きりを揃えるのがやっとです。箱根2区を走った佐野が10番手であり、もっとタイムを伸ばせそうです。東農大は29分20~30秒台が0人ということからも、中堅どころの層の薄さが顕著です。今後のことを考えても、1,2年生からエース格を脅かす選手が出てきて欲しいところ。専修は4年生の卒業が大きいですね。とは言っても、29分30秒台、40秒台の選手は多いだけに、一人でも主力となる選手が出てきてほしいところ。丸山、濱野といった新2年生に期待しています。
16~19位は中央、順天堂、國學院、国士舘となっています。中央は新庄、永井が抜けていますが、特に永井が故障して以降、成績が芳しくないのが気になります。。。ハーフで好タイムを連発した新2年生がもっと上位に食い込んできて欲しいところです。順天堂は松村優がダントツで次が続かないですね。ハーフを伸ばしてきた新2年生、期待のルーキーにも期待したいところ。國學院は寺田の卒業で28分台がいなくなり、29分16秒が最高とちょっとさびしいですね。それでも、30分きりの人数は多いだけに、ここからエース級が出てきて欲しい。国士舘は1万mも何とか箱根ボーダーにいますね。ハーフで一気に記録を伸ばした中村大にやはり期待してしまいます。エース級の出現と底上げのどちらも急務ですね。
20~23位は神奈川、大東、拓殖、上武となっています。神奈川は1万mの記録会に中堅どころが出ないので相変わらず順位が低いです。ルーキーにももちろん期待が集まりますが、東、高山といった箱根経験者の1万mも見てみたいです。シードを取った大東が何と21位、市田兄弟の28分台に次ぐ選手がなかなかいませんね。6番手で29分50秒台というのはやはり不安です。29分前半をもっと増やしていきたいところ。同じくシードの拓殖は逆に納得してしまいそう。記録会にあまり出ない上にトラックはあまり力を入れてないですからね。佐護というエースはいますし、後はマイナが戻ってきてどうなのかな・・・?2年生にも留学生がいるはずなのですが・・・取り敢えず、チーム3番手が29分39秒というのはさすがに寂しいので、もう少し記録も狙ってほしいなあ。上武は平均が29分51秒と苦しいですねえ。倉田、佐藤という28分台はいますが、3番手が29分48秒、30分切りが6人しかいません。箱根予選会を考えても、もう少し全体的にタイムを伸ばしたいですねー。
やはり、東洋の28分台と山梨学院が2番手というのが目立ちますね。記録会の条件やどれだけセ曲的に参加するかにも左右されますが、大学によっては1年間で30秒平均持ちタイムを更新するなんてこともありますし、どんどん更新していってほしいと思います。
ディスカッション
コメント一覧
明治のメンバー固定化は自分も気になっていました。
特に横手あたりは勇馬ぐらいになれる素質はありそうですが伸び悩んでいますよねー。今期はずっと今一つのままでしたよね…今の三年生が卒業したらエースになるべき選手ですし、来期は結果を出してほしいです!
一時期、駒澤も固定化されていた印象があって、そうするとどうしても競争が少ない分、勝負弱くなっていた気がするんですよねー。
明治も叩き上げの目新しいメンバーというのがなかなか出てこなくて、気になっていました。
横手は高校時代からの実績や勇馬、山中あたりの同級生と比べると物足りないですよねー。
チームを引っ張る存在へと成長して欲しいですね。