上武大学 2018年 箱根予選結果&箱根に向けて
続いては上武大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。・・・箱根予選結果はこのようになっております。5年前は増枠に頼っての通過でしたが、今回も同じく増枠による最下位での通過、しぶとく初出場からの連続出場を続けています。
箱根予選振り返り
エースの太田黒が36位で順当にチームトップの走りを見せました。過去3大会は30→22→36位と安定した走りを見せている頼りになる選手です。ただ、チームトップが36位というのはちょっと物足りないかなあ。年々、大きく稼げるエースがいなくなってしまうのが気がかりです。
2番手の58位に熊倉、前回の81位から順位を上げ、上々の走りと言って良いのでは。箱根でも3区を走っていますし、やはり主力の1人ですよね。3番手の83位に岩崎、今年グッと台頭してきた2年の岩崎が早速チーム3番手で走るとは…勝負レースで結果を残せる頼もしい選手となりそう。
4番手の87位に佐々木、箱根で10区12位、全日本予選で4組22位に続いてここでも安定した走りを披露していますが、むしろもっと走ってもおかしくないくらい。100位以内で走ったのはこの4人だけという結果からも苦しかったことが伺えますね。上出来と言えるのはここまでかなあ。
5番手の117位に橋立、前回の箱根予選では61位で走っていますが、そこからは順位を下げてしまいましたが、まずまずかなあ。箱根予選では安定した走りを3年間続けていますし、今回も2年ぶりの箱根出場は可能性が高そう。6番手の123位に関佑斗、こちらも前回の73位からは順位を下げることに。
前半のスローペースから、後半上げて通過圏内に入ってきたのはお見事ですが、順位的には全体的に物足りないかと。。。7番手の131位に石井、8番手の140位に大森、9番手の148位に久保田とここまでが150位以内ですね。100位内は4人でしたが、150位以内だと9人いたのが、しぶとく通過出来た要因の1つですね。
前回163位の石井、3大駅伝・予選会通じて初出場だった久保田はともかく、大森がこの順位だったのは痛かったですね。全日本予選では4組27位、前回も67位で走っており、太田黒に次いで稼ぐ役割が期待された選手なのですが…箱根での巻き返しに期待。
10番手の160位に淵、こちらも2年前は67位で走っていたのですが…今回は苦しい走りになってしまいましたね。最初で最後の箱根出場も期待したいところなのですが…11番手の229位に西村、12番手の240位に松下と11番手以降は200位オーバーで大きく遅れてしまいました。
ルーキーで唯一走った西村はまだ厳しかったか…ただ、松下は前回は箱根9区を走り、箱根予選も112位で走っていましたから、倍以上の順位になってしまったのは、残念でした。
箱根に向けて
箱根予選の結果を見ても、正直ポジティブな要素は少ないですよね。。。前回は往路・復路ともに最下位でしたが、今回もエース区間も主要区間も復路もいずれも苦戦してしまいそうな気が…前回往路の2~5区を走った4人が残っているのは大きく、今回の箱根予選は走っていませんが、5区14位の関稜汰は今回もそのまま山登りを託すことになりそうかな。
太田黒、熊倉、大森は今回もチームの主力ですし、そのまま主要区間を今回も走るのかなあ。そこに、箱根予選で好走した岩崎、佐々木が加わってくる感じかなあ。佐々木は前回の箱根でも結果を残していますし、岩崎も今年度の躍進ぶりは箱根に期待を抱かせます。
復路も前回の経験者は全員残っているんですよね~前回の6区で最下位だった鴨川は今年度ベストを大きく縮めており、今回も同区間を走るのであれば、遥かに期待出来そう。また、現4年生がチームの中心だったこともあり、実に10区間中7区間を占めました。ハーフのベストを見ても、上位13人のうち10人が4年生ということで…4年生が絶対的な学年となっています。
トラックでは直近でベストを出している選手が多く、新たに西井が14分23秒をマークしてトップ10に入ってきたり、齋藤が1万mで29分33秒と好タイムを叩き出しています。また、岡山は全日本予選で3組25位で走っていますし、トラックで結果を残している選手も、箱根につなげていってほしいです。
現状、前回と比べても戦力がアップしているとはいえず、苦しい戦いになることは正直ほぼ間違いなさそうですが・・・2年連続で最下位に沈むわけにもいかないですし、今後に向けて浮上のきっかけを掴めるようなレースにして欲しいものです!!
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予選は苦しい戦いでしたが、エース格の一人、大森選手がインカレではハーフマラソンで入賞も夏合宿前に故障して本調子ではなかったことや5月から7月のトラックシーズンで太田黒、熊倉選手の残るエースも絶不調、中堅の関コンビの箱根後の大怪我から合流の遅れなどチーム状態はここ数年では一番悪かった中で夏合宿でよくここまで立て直し通過したのが奇跡に近い。
15キロ時点で通過圏内とは2分もの大差と本当にもうダメかと思われましたが、そこから怒涛の追い上げ。
特に10番目の淵選手は15キロ以降からのラスト約6キロで70人以上も抜く離れ業。
通過後からチーム全体に自信が付いたのか、一気にトラックや上尾ハーフで好記録が連発と少なくとも去年よりは数段実力は上がっている。
特に前回山下りの6区で区間最下位の鴨川選手はハーフ63分47秒、山登りの5区で区間14位の関稜汰選手は64分35秒と山ではもったいない位です。
今回山は登りは前回希望しながらも風邪で走れなかったロードで爆発力の高い橋立選手、下りは今季インカレ1500m4位入賞からトラックでの勢いがある齋藤選手が濃厚だと思われます。
ただ、相変わらず飛びぬけたエースが不在なのが。
ハーフマラソン63分30秒を切る選手と10000m29分30秒を切る選手が現状不在で、逆にハーフマラソンで66分を切る一定以上の実力がある選手は21人と層の厚さなら他にも負けないぐらいはあるという他とは全く違う横に長い隊列とも呼ぶべきチームです。
そのため、16人エントリーは兎も角本戦での区間予想が一番難しいと思われそうですね。
ですが、唯一ゲームチェンジャーとも呼べる太田黒選手は3区に回ったほうが。
1区は鴨川選手、2区は持ちタイムは低いものの今シーズントラックでは全日本予選など悪条件で結果を残している一番タフな佐々木選手が適任だと私は思いますね。それに両者3年生なので来年を見据えた起用と。
この2区間で前が見える位置で堪えれば3区以降比較的層の厚い上武なら反撃できる態勢は整うと。
ただどうしても6区が。だがこれまでの10回、凄まじいスピードの6区に対応できていた選手が居なかったため、今回1500mを皮切りとしたトラックで結果を残している齋藤選手には期待がかかる所です。
箱根予選こそ苦しみましたが、
その後はトラックに上尾ハーフに良い感じですよね~
増枠での最下位通過からの大躍進とか見てみたいですね~
11位といえども予選を突破してきたのはさすがです。箱根予選での上武の勝負強さと運の良さは際立ってます。
箱根経験者は10人、さらに岩崎、淵、齋藤、坂本らもあげてきていますから、ある意味10人選ぶのが難しそうです。出走争いは熾烈を極めそうです。
それでも箱根は厳しそうですね…1区で出遅れずにいくならば太田黒が最も安心でしょうが、そうすると2区がさらに厳しいですからね。2区に温存なら熊倉が1区ですかね。いずれにせよ復路一斉スタートは免れそうにないだけにやはり6区で集団に食らいつきたいところですよね。これまで1度として61分半を切ったことがないですから一筋縄ではいかないでしょうが…
今回も苦しい戦いになると思いますが、一矢報いる走りを1つでも多く見せてくれればと思います。
うーん、往路も苦しいでしょうし、
復路のスタートで大事な6区は本当に苦手としていますからね。
何かしら、見せ場は作ってほしいですが・・・