第１０３回関東インカレ(２０２４)　エントリー感想（駿河台、専修）

５千で１３分２７秒を持つ東泉は１５００ｍに来ました。５千はさらにハイレベルなレースに出場予定ですからね。ベストは３分５０秒ですが、これは参考にならないほどの走力がありますし、上位での走りを期待したいところ。１５００ｍはこの東泉が唯一のエントリーとなっています。

日本人エース格の古橋がエントリー、５千は１４分８秒と目立ちませんが、全日本予選で最終組、箱根３区を走るなど勝負レースの経験は豊富ですし、まずは決勝進出を目指したいところ。もう１人はルーキーの小島、５千で１４分１３秒と駿河台のルーキーでは最も良いタイムとなっています。ただ、いきなり決勝進出となるとさすがに厳しいか。

２９分２３秒のベストを持つ塩路は先月５千で１４分１２秒のベストをマーク、箱根予選や箱根も経験しています。ただ、まだ勝負レースで快走という走りは見せられていないだけに、まずは１組となる関東インカレを上位で走りたいところ。レマイヤンは２７分５６秒のベストや勝負レースの実績を考えても、優勝候補の１人となってきそう。長距離種目で最もポイントが期待されます。

秋保は１万の資格タイムでエントリー、ハーフベストは６６分１１秒ということでさすがに厳しそう。佐々木は６４分３８秒のベスト、箱根予選ではチーム最下位となっており、この４年生コンビがどんな走りを見せるかは駅伝シーズンを見据えても大事になってきそう。早稲田は箱根予選でチーム８番手で走っており、ハーフベストは６４分４１秒となっています。６３分台の選手が何人もいる中でエントリーされた３人なだけに、それだけ期待もされているということでしょう。

４年の芝上は９分２２秒の資格タイムに９分１５秒のベストということでタイムを見る限りは決勝進出争いに加わるのは大変です。一方の坂本は９分５秒とタイム上は中位ですが、前回は予選１２位となっているだけにまずは前回以上の順位を目指したいところ。

ルーキーの中西が唯一のエントリー、３分５２秒のベストを持っています。５千は１４分２７秒の高校ベストということでそこまでは目立たず、タイムもこの組で下位であることを考えると厳しい戦いとなりそう。

上山は１４分９秒のベストを先月マーク、１万で２９分９秒、ハーフで６３分９秒と３部門全てで「９秒」のタイムとなっています。５千のタイム以上の力はありそうですし、個人的に期待している選手の１人です。大西は１４分３秒のベストを持ち、１万でも先月ベストをマーク、箱根予選も経験している選手です。上山、大西の２年生コンビの走りにも注目です。もう１人は新留学生のマイナ、１３分３６秒のベストを持っていますし、まずは入賞を果たしたいところ。

新井が２８分４９秒のベストとなっており、３人で最も良い持ちタイム、５千でも先月１４分３秒のベストと好調で今回も喰らいついていきたいところ。藁科は２９分０秒のベスト、箱根予選ではチーム３番手に入るなど前年度台頭してきた選手です。福田は２９分４秒のベストで３人とも２組にエントリーできたのは良いですね。いずれも力をつけてきた３年生トリオの走りが楽しみです。

犬塚はハーフで６４分５０秒のベスト、まだ３大駅伝・予選会の経験はありませんが１万も２９分３５秒を持っていますし、今年度楽しみな選手の１人。具志堅はハーフで６４分３２秒を今年マークしています。佐藤陸はハーフ６５分２７秒を今年マーク、１万は２９分３９秒を持っています。具志堅、佐藤陸は全日本予選も経験していますし、長い距離でも結果を残していってほしいです。

４年の長谷川が唯一のエントリー。９分１２秒のベストとなっています。前回は予選８位で予選落ちとなっていますが、そこからどこまで決勝進出争いに絡んでこれるか。