第26回日本学生ハーフマラソン(2024/03/10)振り返り その2

3/10に行われた学生ハーフを大学ごとに振り返っていきます。公式結果(PDF)はこのようになっています。今回は前回の箱根8~13位の大学になります。一覧に乗せているのは基本的に65分切りの選手か上位5人となっております。

創価大学
順位氏名記録
7位小暮 栄輝1:02:48
20位吉田 凌1:03:12
27位黒木 陽向1:03:18
41位織橋 巧1:03:34
75位齊藤 大空1:04:12
124位石丸 惇那1:04:48
136位根上 和樹1:04:55

小暮が62分台で7位入賞、ハーフではハイレベルな安定感を誇ります。このタイムでもセカンドベストに届かずですから。その一方で主力候補と言われながら3大駅伝出場はなし。最終学年での活躍が期待されます。吉田凌、黒木がともに63分10秒台、織橋も63分34秒でベストと良い走りを見せています。黒木も3大駅伝出場が待たれるところ。齋藤、石丸、根上がともに64分台、石丸はもう一歩だったかもしれませんが、ルーキーがともに64分台で走れているのはまずまずかな。

帝京大学
順位氏名記録
12位島田 晃希1:03:00
13位山中 博生1:03:02
23位廣田 陸1:03:17
32位福島 渉太1:03:25
50位小林 大晟1:03:38
53位尾崎 仁哉1:03:42
60位楠岡 由浩1:03:50
66位岩本 拓真1:03:56
67位浅川 侑大1:03:57
76位高島 大空1:04:12
104位石川 湧月1:04:33
128位林 叶大1:04:49

65分切りが12人もおり、これは全大学で最多かな?島田、山中が12,13位と上位に入ってきた一方でルーキーの廣田も63分17秒のベスト、さらに復活を期す福島が63分25秒で走れているのも収穫、小林、尾崎の63分台は最低限かなあ。期待のルーキーながら姿を見せていなかった楠岡も63分台で走れているのは大きいですし、来年度の飛躍が期待されます。


さらに岩本、浅川も含めて63分台が9人と選手層の厚さを見せました。高島、石川、林と3年生も64分台でまとめており、こちらもまずまずかなあ。

大東文化大学
順位氏名記録
190位和田 麻里1:05:34
257位松本 雄大1:06:08
442位久保 颯斗1:08:05

大東大はそもそも完走した選手が3人しかいなかったんですよね。ルーキーの和田が65分34秒とまずまず、松本が66分台、久保が68分台ということで、箱根でもシードを獲得しましたし、あまり学生ハーフは重視していなかったですね。

東海大学
順位氏名記録
93位水野 龍志1:04:30
152位可児 悠貴1:05:04
166位下條 拓馬1:05:16
318位上奥 輝1:06:47
386位大内 瞬1:07:28

主力はほとんど出場せず、水野が64分30秒でトップという状況でした。箱根予選もありますし、もう少し主力が走ってもよさそうな気もしますが…ルーキーの可児が65分4秒、下條が65分16秒で続き、こういった選手たちが選手層を少しでも厚くしていってくれれば。

国士館大学
順位氏名記録
10位生駒 直幸1:02:58
71位永峯 良祐1:04:03
101位宮崎 暖大1:04:32
108位瀬川 翔誠1:04:37
127位川勝 悠雅1:04:49
138位竹前 光哉1:04:56
139位横田 星那1:04:56

生駒が62分58秒で10位と素晴らしい走り、箱根でも3区を区間中位で走っている実力者ですが、勝負レースでも記録会でも結果を残し続けているのが素晴らしい。来年度のエースは生駒ということになりそう。さらにルーキーの永峯が64分3秒で走ったのも収穫です。箱根は誰も1年が走っていませんが、戦力となることが期待される選手の1人です。


宮崎、瀬川、川勝、竹前、横田と64分台で走った選手も多いですし、川勝を除く4人はいずれも自己ベストとなっています。5人とも2年生ということで、すでに生駒がエース候補として期待されていますが、2年生が来年度のチームにおいて果たす役割は非常に大きくなりそう。そんな学年が揃って好走したのは収穫です。

中央大学
順位氏名記録
4位白川 陽大1:02:30
16位阿部 陽樹1:03:04
33位佐野 拓実1:03:25
36位鈴木 耕太郎1:03:28
52位山平 怜生1:03:39
64位園木 大斗1:03:55
141位伊東 夢翔1:04:58

白川が62分30秒の好タイムで4位、箱根では万全でなく苦戦しましたが、このタイムでもセカンドベストですし走力の高さを見せました。来年度は主力となってほしい選手です。阿部は63分4秒ということでまずまずかなあ。箱根は体調不良で臨みましたが…まずはしっかりと走れることが大事です。佐野、鈴木がともに63分20秒台のベストで走れたのも良かったですね。ともに来年度の3大駅伝初出場が待たれます。


山平、そしてチームに残ることが確定したのかな?園木も63分台でしっかりとまとめています。悪夢の箱根シード落ちからの復活に向けて、まずは箱根予選コースに近い学生ハーフで結果を残せたのは良かったです。63分台が多かった一方で64分台が伊東夢だけだったのはちょっと寂しかったかなあ。ペース走の選手も多かったですし、一概には言えませんが・・・