第26回日本学生ハーフマラソン(2024/03/10)振り返り その1
3/10に行われた学生ハーフを大学ごとに振り返っていきます。公式結果(PDF)はこのようになっています。全部で数回に分けて振り返ります。最初は前回の箱根1~7位の大学について(※東洋は出場していなかったようなので、残る6校が対象となります)一覧に乗せているのは基本的に65分切りの選手か上位5人となっております。
順位 | 氏名 | 記録 |
6位 | 塩出 翔太 | 1:02:46 |
17位 | 白石 光星 | 1:03:05 |
31位 | 鶴川 正也 | 1:03:23 |
45位 | 平松 享祐 | 1:03:36 |
79位 | 若林 宏樹 | 1:04:15 |
133位 | 熊井 渓人 | 1:04:53 |
箱根での強さに比べるとなかなか学生ハーフでは結果を残せないことが多いですが…チームとしてもそれほど学生ハーフは重視していないという話ですからね。そんな中でも6位に入ってきた塩出はやはり力がありますね。箱根での活躍も光りました。さらに白石、鶴川と3大駅伝経験者ながら箱根に出場していない2人が続きました。来年度、最終学年に賭ける思いも強いでしょう。
ルーキーでは平松が63分台半ばとまずまず、熊井も64分台ではまとめてくれました。若林も走力からすればもう一歩ではありますが、走れていることが何よりかな。大事な場面には合わせてくれるでしょうし。
順位 | 氏名 | 記録 |
15位 | 安原 海晴 | 1:03:04 |
30位 | 森重 清龍 | 1:03:20 |
35位 | 吉本 真啓 | 1:03:27 |
82位 | 金谷 紘大 | 1:04:18 |
91位 | 庭瀬 俊輝 | 1:04:27 |
113位 | 久保 貴大 | 1:04:39 |
海晴が15位に入ったのは上出来だったのでは。今年度のルーキーはハーフでタイムを伸ばすも3台駅伝のメンバー争いとなると苦戦が続いていただけに、海晴は来年度戦力となってほしい選手です。さらに森重が神奈川ハーフに続いての快走と前回の走りがまぐれでないことを証明しました。一機インメンバー争いに絡んでくるかもしれません。
その一方で3年生は全体的に物足りない走りになってしまったかな。吉本は最低限ではまとめてくれましたし、金谷、久保は自己ベストではありますが物足りない…庭瀬は久しぶりに苦しい走りだったかなあ。篠原とともに数少ない3大駅伝経験者ですし、今後存在感を示していってくれれば。
順位 | 氏名 | 記録 | 所属 |
46位 | 山中 達貴 | 1:03:36 | 城西大学 |
47位 | 小田 伊織 | 1:03:36 | 城西大学 |
89位 | 中島 巨翔 | 1:04:25 | 城西大学 |
179位 | 久保田 真心 | 1:05:28 | 城西大学 |
266位 | 斎藤 彰人 | 1:06:14 | 城西大学 |
山中、小田がともに63分36秒のベストで走ったのは収穫だったのでは。力のある選手が揃う4年生が抜けて戦力ダウンが大きいだけに、こういった下級生の好走は頼もしい限り。中島も良い走りでルーキーも徐々に戦力となってきています。続いたのは久保田が65分台、斎藤が66分台ということでこちらはまずまずかなあ。
順位 | 氏名 | 記録 |
1位 | 青木 瑠郁 | 1:02:06 |
5位 | 辻原 輝 | 1:02:37 |
14位 | 高山 豪起 | 1:03:03 |
19位 | 青木 洸生 | 1:03:09 |
38位 | 渡辺 峻平 | 1:03:31 |
72位 | 板垣 俊佑 | 1:04:04 |
102位 | 森 和翔 | 1:04:33 |
116位 | 中川 雄太 | 1:04:44 |
125位 | 本山 凛太朗 | 1:04:48 |
青木瑠が圧巻の走りで優勝、國學院勢の活躍が箱根後は止まらないですね。あらゆるレースで優勝している印象…勝ち切る強さというのが素晴らしい。エースの一角を占める実力者です。さらに辻原も5位入賞、箱根4区での快走を見ればこのくらい走っても驚きはないですが、さすがの強さでした。
高山、青木洸も63分1桁で走ってまずまず、渡辺が63分31秒で走れているのも良いですね。ますます選手層が厚くなります。板垣、森、中川、本山も64分台ではまとめていますし、来年度メンバー争いに絡んできてほしい選手たちが揃っています。
順位 | 氏名 | 記録 |
24位 | 野田 晶斗 | 1:03:17 |
29位 | 清水 郁杜 | 1:03:19 |
43位 | 矢原 倖瑛 | 1:03:35 |
59位 | 湯田 陽平兵 | 1:03:48 |
65位 | 行天 陽虹 | 1:03:55 |
88位 | 大島 史也 | 1:04:24 |
90位 | 永島 悠平 | 1:04:26 |
126位 | 花岡 慶次 | 1:04:49 |
ルーキーの野田が63分17秒でトップ、箱根でも3区を任されるほどですし、一気に主力となってきました。さらに清水、矢原、湯田、行天と63分台が5人もいるのが良いですね。清水、矢原はともに箱根を区間1桁で走っている選手で順当にチーム内でも上位にきています。湯田、行天も先月ハーフでベストをマークしてさらに更新してきているのが良いですね。
大島、永島はともにセカンドベスト、大島はトラックに比べるとハーフはまだもう一歩かなあ。永島は出雲も経験しましたし、持ちタイムを伸ばしている花岡も含めて中間層や来年度の3大駅伝でメンバー争いをするであろう選手が結果を残したのは、大きな収穫だったのでは。
順位 | 氏名 | 記録 |
3位 | 工藤 慎作 | 1:02:29 |
74位 | 宮岡 凜太 | 1:04:08 |
110位 | 和田 悠都 | 1:04:38 |
117位 | 草野 洸正 | 1:04:45 |
144位 | 伊藤 幸太郎 | 1:04:59 |
工藤が3位と見事な走り、駅伝シーズンはやや苦しんでいましたが、箱根5区での快走に続いて表彰台に上がる走りはその強さを改めて証明してくれました。エースの1人として来年度はチームを牽引していってくれれば。その一方で63分台が0人だったのはちょっと寂しかったかな。それでも宮岡、和田、草野、伊藤がいずれも64分台で走っていますし、すでに何度もメンバー入りを果たしている宮岡はもちろん、たたき上げである他の3人も3大駅伝でメンバー争いに絡んでくれれば、4年生が抜ける穴をある程度埋めることができるのでは。