第100回(2024年)箱根駅伝 ~区間別展望(復路)~

2024年、明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。今日はニューイヤー駅伝が行われ、トヨタが8年ぶりの優勝を果たすことに。2区太田智があまりにも強すぎましたし、どの区間もハイレベルでした。そしていよいよ箱根駅伝も明日に迫ることに。。。駒澤が2年連続の3冠を達成するのか、それを止める大学が現れるのか楽しみです。本日は復路の6~10区において各区間ごとに区間賞争いをするであろう選手、優勝を争うであろう大学の選手を中心に当日変更も考慮して展望を述べていきます。

~6区~

駒澤は前回も走る予定だった帰山がエントリーされていますが、区間賞を獲得した伊藤となれば2年連続区間賞の期待がかかります。前回走った選手では、区間3位だった早稲田の北村、6位だった大東大の佐竹、8位だった明治の堀、10位だった山梨学院の高田らがおり、前回以上の走りも期待されます。当日変更で入ってきそうな実力者では、法政の武田、中央学院の工藤ら区間5位以内で走っている実力者がおり、いずれも区間賞を狙える力があります。


中央は浦田、青学は野村、國學院は後村といずれも6区候補として以前から期待された選手が揃っています。いずれも出雲か全日本で3大駅伝を経験し、初の箱根でどんな走りを見せるかというのはチームの命運を握ることになりそう。創価は東海で6区を3度走った川上の弟である川上翔太ということで兄弟揃って快走を見せるのか楽しみです。

~7区~

唯一エースを起用してきたのは東海の石原、しかしこれはコンディションが万全ではないが故の復路起用ということで、そもそも出場するのかどこまで回復しているのか期待と不安が入り混じります。駒澤は赤津、中央は本間、青学は皆渡、國學院は野中ということで、4人とも走ってもおかしくないですし、当日変更になってもおかしくはないかなあ。駒澤ならば太陽、中央ならば駿恭、青学ならば山内、國學院ならば青木瑠、嘉数らの起用もあり得ます。当日変更も含め、極めて重要な区間となりそう。


早稲田は佐藤と主力を起用、7区に残せるチーム状況ならばよいですね。東洋は熊崎、法政は矢原と箱根駅伝未経験ながら力のある選手を起用、創価は出雲で快走を見せた石丸、城西は当日変更で前回走った林の起用が見込まれ、シード校も力のある選手を揃えています。順大のルーキー吉岡が往路でなければこの7区に起用されるかもしれません。前回往路を走った選手が復路に起用されたのは中央の駿恭、早稲田の佐藤くらいかな。選手層の差が問われる区間となりそう。

~8区~

前回走った選手では、区間4位だった駒澤の赤星、区間5位だった青学の田中と優勝候補は8区にも主力を残してきます。さらに中央は5区を2度走っている阿部を8区に起用ということで、阿部を8区に起用出来るチーム状況が凄まじいです。ここまで名前の挙がった3人がまず区間賞候補となってくるかな。國學院はこのまま鎌田が起用されるのか嘉数あたりの当日変更もあるか。8区はやはり優勝を狙う大学の戦力が揃っていますし、中央は阿部が万全の状態であれば切り札的存在になるかも。


他にも早稲田の伊福、城西の桜井と前回経験者を起用、こちらも前回以上の走りが期待されますね。ルーキーの起用も多く、順大の荒牧、創価の小池、明治の綾、東海の南坂らがエントリーされていますね。そのまま出場する選手がどれだけいるか分かりませんが、期待のルーキーが起用される区間でもありますし、ルーキーの活躍も楽しみです。8区は選手層の厚さが最も問われる区間かも。

~9区~

復路のエース区間と言われる9区ですが、もう復路も重要ではない区間は無いですよね。7区や8区に主力を起用する大学もあります。それでも9区に主力を残せないとここで一気に順位を下げたりシード争いから脱落してしまうことも…前回は4年生が活躍したこともあり、同じメンバーを起用してきたのは早稲田の菖蒲、城西の平林、大東大の大谷ら一部の大学だけです。順大が当日変更で2年連続の藤原という可能性も高いかな。


駒澤は復活を期す花尾を起用、中央は山平、青学は倉本と箱根初出場ながらハーフで結果を残している選手を起用、國學院はルーキーの吉田でハーフでの実績は豊富ですが、優勝を狙う大学がルーキーを9区という可能性は低く、高山あたりになるのかな。故障明けであったり箱根の主要区間の経験が少ない選手も多く、上位争いにおいて思わぬ展開になる可能性も…前回ダントツ区間賞だった青学の岸本のような2区を走ってもおかしくない選手は起用されなそう。


創価は出雲、全日本ともにアンカーで活躍を見せた吉田凌、東洋はハーフで快走を見せた吉田周と実力者を起用、帝京は小林と前回3区を走った選手を9区まで残しています。シード争いが少なくとも9区では決着していないパターンが多いですし、今回も激しいシード争いや優勝争いが繰り広げられている可能性も…前回は5人の集団になった3位争いも非常に見応えがありました。

~10区~

順位が確定する区間ではありますが、出雲や全日本と違って主力が起用されることは少なく、9,10番手の選手が走ることが多いですね。駒澤は吉本、中央は柴田、青学は宇田川、國學院は板垣ということで、これまた7区同様にそのまま走る可能性がありますし、全員当日変更になってもおかしくありません。駒澤ならば庭瀬、中央ならば園木や吉中、青学ならば塩出や白石、國學院ならば嘉数など…10区でも上位校の差はつかないかもしれませんし、ベストな布陣が組めなかった場合はそのしわ寄せが10区に来る可能性も。


前回走った選手では、早稲田の菅野、法政の高須賀らがますし、シード争いにおいてもこの経験は大きいかも。創価は上杉、城西は中田ということでいずれも3大駅伝出場経験のない4年生を起用してきました。ここにきてグッと持ちタイムを伸ばした選手では、東海のロホマン、駿河台の久保らが起用されており、このまま出場となればまさに10枠目を勝ち取った選手となるのでは。前回は優勝争いとシード争いこと変動はなかったものの、4~8位は順位変動が起きるなどアンカーでガラッと順位も変わりましたからね。


優勝争いやシード争いが最後までもつれた場合、最終順位が決まるプレッシャーもあります。10区はなかなか区間賞争いも難しいですね。あまり上位校の戦力差は無さそうなので、優勝を果たす大学がそのまま区間賞を獲得しそうな気もしますが…前回大会のように見どころ満載なレースを期待したいです。記念すべき100回大会、いよいよ明日の8時に号砲です。

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