第100回(2024年)箱根駅伝 大東文化大学 区間配置予想 ~全日本に続いて箱根シード獲得を~

本日は大東文化大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根は2区で区間最下位、総合でも最下位に沈むと往路17位、復路は6区6位の好スタートを切るも1つ順位を上げて総合16位となっています。今年度の箱根予選ではワンジルにアクシデントがありながらもトップ通過、全日本では8区間崩れない走りで総合7位、18年ぶりのシードを獲得しました。エントリーメンバー箱根成績(直近5年)はこのようになっています。

4年生:久保田 徹、佐竹 勇樹、菊地 駿介

3年生:P・ワンジル、西川 千青、小田 恭平

    大谷 章紘、西代 雄豪、佐々木 真人

2年生:入濱 輝大、赤星 龍舞、松本 雄大、照井 海翔

1年生:棟方 一楽、宮倉 騎士、藤原 幹大

箱根予選を走った12人からは、チーム10番手だった松村、11番手だった長島の2人が外れています。9番手が113位だったのに対して2人とも200位台だったことを考えても、外れてしまうのはある程度仕方ないですね。その外れた2人が4年生というのがちょっと寂しいですが…全日本のメンバーは全員メンバー入りを果たしているのはやはり大きい。



現在チームを牽引する上級生+2年の入濱、それ以外に6人も1,2年生が入っているのが凄いです。6人全員が駅伝シーズンに入ってから1万、ハーフでいずれも自己ベストを更新していますし、棟方は28分43秒までタイムを縮めていますからね。エース級が揃う4年生、たたき上げの3年生世代が主力となりながらも、下級生も着実に力をつけています。面白いように自己ベストを更新してきますよね。そんな大東文化大学の区間配置予想は以下の通りです。

区間配置予想

西川③ー久保田④ー入濱②ーワンジル③ー菊地④
佐竹④ー棟方①ー西代③ー大谷③ー小田③

~往路~

1区は西川、箱根予選ではチームトップの走りを見せてエースの1人になりました。箱根予選トップ2を1,2区に起用する予定という話でしたが、現状だとエースは久保田だと思っているので、1区は西川としています。


2区は久保田、予選会ではチーム2番手、1万で28分9秒と大東大記録を更新してきましたが、3大駅伝となるとまだ目立った走りを見せられていないんですよね。最後の箱根はエース区間の2区を担ってほしいですし、ここで区間中位で走れれば大きいです。


3区は入濱、前回も走っている区間ですし、箱根予選でチーム4番手、1万でも28分13秒とエースたちと変わらないタイムを叩き出しました。前回は最下位でタスクを貰ったこともあって区間18位でしたが、今の入濱ならもっと上位で走れることでしょう。


4区はワンジル、前回の2区抜擢はビックリしましたが、やはり苦戦しましたね…これまで負担がかかりすぎない起用で上手くいってきたので…3区か4区になると思いますが、前回3区を走った入濱がいることもあり4区としています。


5区は菊地、前回は急遽の起用でしたが今回はしっかりと準備しているという話でしたし、監督の期待も大きいようです。前回は区間12位、箱根予選でもチーム3番手で走っていることを考えると、区間1桁jで走る可能性も十分。

~復路~

6区は佐竹、前回最も順位が良かったのは6区6位だった佐竹でした。全日本1区でも好走していますし、こちらも前回以上の活躍が期待されます。大東大にとって最も計算出来るのはこの6区だと思っていますし、ここを変える必要は無いですよね。


7区は棟方、箱根予選ではチーム7番手、1万で28分43秒というタイムを見ても箱根で是非見てみたい選手。ルーキーを復路で起用するとなると7,8区になるでしょうし、重要度の上がっている7区も任せられそう。


8区は西代、箱根予選ではチーム9番手、全日本では5区6位と好走しました。前回は5区候補の1人だったという話ですが、5区が菊地となると…遊行寺の坂があり、5区候補の選手が走ることも多い8区としました。


9区は大谷、箱根予選でチーム5番手、全日本ではエース区間の7区で8位と素晴らしい走りでチームのシードに貢献しました。往路を走ってもおかしくないほどですが、往路を任せられる選手は揃っているだけに、前回も走っている復路のエース区間である9区としました。


10区は小田、勝負レースでは苦戦することも多かったのですが、箱根予選でチーム6番手、1万で28分30秒と結果を残した選手を10人に選ばないことは考えにくいですよね。長い距離も心配いらなそうということで、23km区間の10区としました。

~展望~

箱根予選で上位9人+ワンジルの10人というのが現状のベストメンバーということになりそうですね。全日本もこの10人から8人が選ばれて走ってシードを獲得していますし、箱根予選9番手が113位に対して10番手が211位と100位近い差があったのもあります。しかし、勝負レースの実績こそ乏しいですが…佐々木はハーフで63分12秒をマークしてメンバー争いに名乗りをあげましたし、赤星、松本、照井といった2年生、宮倉、藤原といったルーキー5人全員が1万で29分20秒台、30秒台のベストをマークし、4人がハーフで64分台で走っています。


往路はさすがに厳しいかもしれませんが、復路であれば正直今回外して予想した6人の誰が走ってもおかしくないと思っているんですよね、メンバーが固定化されている現状に下級生が割って入ることがあればチームの総合力はますます上がってきますし、期待したいところ。箱根でシード獲得に向けて5,6区はある程度計算出来そう、ワンジルも3,4区ならばしっかりと走ってくれるであろうことを考えると、残る往路の平地がチームの命運を握ります。


余程のことが無い限りは西川、久保田、入濱の3人が担うはずでここでシード争いから離されずに喰らいつくことが出来れば、復路も含めて十分にシードは狙えると思うんですよね。逆に前回のように崩れる区間が出てしまうと、そのまま沈んでしまって浮上出来ない可能性もあるかなと。全日本で7位シード権を獲得したこともあり、箱根予選会校の中で最もシードを獲得する可能性が高いのは大東大という評価になっていますし、私も同様です。


シードを争う大学の1校だと思いますが、その中でもシード圏内に入ってくる可能性が高い大学なのでは無いでしょうか。全日本予選、箱根予選、全日本とずっとベストに近い布陣を組めているのも魅力的です。前回の箱根は予選トップ通過ながら16位と悔しい結果になりましたが、2年連続のトップ通過を果たした今年度のチームは前回以上の強さを誇っていますし、18年ぶりの全日本シードに続いて9年ぶりの箱根シード獲得、期待したいです。

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