第１００回（２０２４年）箱根駅伝　順天堂大学　区間配置予想　～連続シードに向けて全日本から立て直せるか～

三浦④ー浅井③ー吉岡①ー石井④ー古川①
氷見②ー村尾②ー海老澤③ー藤原④ー内田④

１区は三浦、出雲、全日本ともに出遅れが痛かったですし、２区も任せられる選手が出てきましたからね。２区は三浦に合っていないでしょうし、１年時に走っている１区で２区以降の選手が走りやすい状況を作って欲しいなあ。


２区は浅井、前回の箱根で７区３位の快走、今年度は３大駅伝でも結果を残し続けていますし、走力でも実績でも２区を任せるにふさわしい選手になってきました。今の浅井ならば耐える２区ではなく上位で走ってくれそう。


３区は吉岡、出雲・全日本と苦しい走りが気になっていますが…今のチーム状況を考えても往路を走ってもらわないと困ります。１０マイルでも良い走りを見せていましたし、往路の中では比較的走りやすい３区としました。


４区は石井、こちらも出雲・全日本と苦戦が続いていますが…いずれもエース区間を任せられているわけですし、チーム内での期待は大きいです。３年連続で４区を走っていますし、４年連続で任せられることになるのではないでしょうか。


５区は古川、以前から候補と言われていた神谷が外れてしまったので正直分からないですが…エントリーされた１６人で力を発揮できる区間として５区を挙げていたのが古川だったので。５千、１万ともにベストを更新していますし、順大は５区を比較的得意としているのでしっかりと準備しているのでは。

６区は氷見、前回経験者の村尾がいますが本人は６区よりも平地希望ということですし、出雲・全日本ともに出場するなど主力の１人となってきましたからね。６区候補だと思っていた服部が外れたこともあり、今回エントリーがやや意外かつ６区希望だった氷見としました。


７区は村尾、前回は６区１７位でしたが今年度は飛躍の１年となりました。平地でも十分戦えるでしょうし、チーム状態によっては往路を走ってもおかしくないです。復路の中では比較的走りやすい７区としました。


８区は海老澤、全日本は回避しましたがコンディションはもう問題無さそうですし、万全であれば往路を走ってもおかしくない実力者です。今回は全日本で主要区間を走った選手が往路と予想したので…過去２年はいずれも区間３位以内と順大にとって重要な８区としました。


９区は藤原、前回も同区間を走っていて区間１６位とやや苦しい走りでしたが…今回は長い距離に備えてずっと練習してきたという話ですし、キャプテンとして復路のエース区間を担ってほしいかなあ。前回の経験を活かしてくれれば。


１０区は内田、最終区は４年連続で４年生が走っている区間になります。当てはまるのは内田と斎藤となり、どちらも駅伝シーズンに結果を残しているのですが…１年の箱根予選で快走して以来、５度の３大駅伝エントリーでずっとエントリー止まりである内田に６度目の正直で走って欲しいなあという思いもあって内田としました。

正直、不安要素はかなり多いですね。服部、油谷、堀越、神谷ら３年生が揃って外れてしまったことで山がまず未知数になってしまいました。前回も服部が出場予定だったという話ですし、村尾が連続出場か他の選手の起用があるのか…５区も四釜が２年連続快走していた区間、シード獲得にはどちらも中位で粘りたいところ。


そして往路が誰になるのかですね。三浦、浅井の２人は確実で今回は吉岡、石井としましたが…出雲も全日本も苦しんで箱根は合わせられるのかと言われると、正直期待よりも不安の方が大きい。海老澤、村尾あたりが往路起用の可能性もありますが、どの区間も稼ぐ区間にするのは容易では無さそう。吉岡が前回の都大路３区のような快走、石井が２年時のような４区２位の走りを見せてくれれば、目標の５位争いに加わることが出来ると思うのですが…


駅伝シーズンの走りを見ると、前回のシード校中では東洋とこの順天堂が苦しいと見られていますが…全日本後の走りを見ると最も厳しそうなのは正直この順大かなと思ってしまいます。シード争いをするであろう１校でしょうが、上振れも下振れも大きそうなんですよね。エントリーが万全では無かったことも踏まえると、シード落ちの可能性の方が高いのではないかと…連続シードに向けて正念場となる今回の箱根、全日本に続いてシード落ちとなるわけにはいかないですし、各選手が持てる力を発揮し４年連続シードを獲得して欲しいです。