第100回(2024年)駒澤大学 箱根駅伝エントリー予想

今年は例年よりも1日遅い12/11に箱根駅伝のエントリーが締め切られ、当日中に発表されるでしょう。今日は駒澤大学における箱根エントリー16人の予想をしていきます。去年もしましたが16人中15人と1人外れ、大坪ではなく青柿がエントリーされました。結果として青柿が10区で3冠のゴールテープを切ったわけで、欠かせない選手でした。


まず最大値として参考になるのは箱根に向けての選手名鑑に載っている選手たち…今回は複数の選手名鑑を参考にしましたが、以下の24人になります。いずれも載っていない選手がエントリーされる可能性はこれまでを見ても非常に低いです。


4年:青柿、赤津、赤星、金子、唐澤、白鳥、芽吹、花尾、安原
3年:篠原、庭瀬、吉本、小牧、亘理
2年:伊藤、帰山、圭汰、山川
1年:植阪、工藤、小松、小山、村上、海晴



まず、八王子LDで27分40秒切りを揃えた芽吹、篠原、圭汰のトリプルエースに前回の山で快走を見せた山川、伊藤、唯一個人で2年連続の3冠を狙える太陽、関東インカレハーフ優勝、全日本で4区2位の赤星の7人は確実でしょう。次に選考レースも兼ねていたであろう世田谷ハーフで好走、前回も16人に入っている吉本、上尾ハーフでともに入賞し全日本に出場してもおかしくないと言われていた白鳥、庭瀬、62分台で復活の走りを見せた花尾も有力で11人。


金子もトラックシーズンはハーフで結果を残し続けて世田谷ハーフで復活の走り、2年前の箱根で5区4位でに走っていることを考えてもメンバー入りの可能性は高い。駒澤はルーキーが箱根出場しないことは以前から良くありましたが、16人に入らないことはほぼ無いんですよね。そうすると上尾ハーフで62分台をマークし、安定した走りを入学後も続けているルーキーの小山が有力。


全日本1区区間賞の赤津は上尾ハーフで苦しい走りとなってしまいましたが、これまでは安定した結果を残していたこと、そして全日本の実績を考えると10人の争いはともかく16人から外れることは無いだろうということで、ここまでで14人となり残りは2枠となります。

今回の選手名鑑でやや意外だったのが3年の亘理、小牧に1年の工藤の3人、この3人は今年度ほとんど走っていないですし、目立った走りも見せられていません。その一方で亘理は前回6区を希望、小牧と工藤は今回6区希望ということで6区候補として名前が挙がっているのかもしれません。


ただ、前回区間賞の伊藤が君臨する状況で他に6区しか走る可能性の無さそうな選手をエントリーする可能性は低そう。赤津も前回は6区希望としていましたし、平地も走れるであろう選手を6区の控えとしておいた方が無難です。予想した14人と厳しいと思っている3人を除くと以下の7人が残ります。


4年:青柿、唐澤
2年:帰山
1年:植阪、小松、村上、海晴

この7人の状況はある程度明確で、前回の箱根で10区2位の青柿、前々回の1区2位の唐澤という実績はあるけれど今年度故障で苦しんでいる4年生コンビ、前回の箱根では足に不安が無ければ6区を走る予定だったという帰山、そして全日本にエントリーされたルーキーの4人です。


まずルーキーを見ていくと、海晴は世田谷ハーフで一人65分台と遅れてしまったことを考えても厳しそう、村上は63分台でまとめていますが希望区間は5区、ここは山川、金子が揃っていることを考えても今年度のエントリーは難しいか。植阪は12月の記録会を見ても本人のコメントを見ても今年度の箱根は厳しそう。後は小松がどこまで監督に評価されているかかなあ。夏合宿で良かったルーキーとして良く名前が挙がっていますし、唯一可能性があるとすれば小松かと。


帰山は12月の記録会で13分37秒を叩き出してその非凡な力を披露、復帰は1か月前ということでしたが夏合宿はしっかりと練習が詰めたということで、そこまで心配いらないのかな?帰山が6区候補として名乗りを挙げてくれれば選手起用の幅が広がります。本人のコメントを見てもかなり走る気満々のようですし、16人に入ってくる可能性が一気に高まったのでは無いかと。


青柿が最後に出場したのは…前回3冠のゴールテープを切った箱根だけなんですよね。それ以降は故障していたという話でしたが、世田谷ハーフ、上尾ハーフのいずれも姿を見せず…いくら優勝メンバーであってもここまで姿を見せずにエントリーされるほど駒澤の選手層は薄くないですし、青柿は厳しいと感じています。


最も悩ましいのが唐澤、故障明けの上尾ハーフでは非常に苦しい走りとなって本来であれば16人は厳しく本人もかなり悲観的でしたが…監督のコメントを見ると調整の上手く行っていない状況でのレースでメンバー争いとしてはギリギリ、これから急ピッチで箱根に向けて仕上げていくという話もありました。これをどうとらえるかですよね…


残り2枠のうち1枠は帰山が有力でもう1枠を唐澤と小松で争っているのではないかと思っています。小松は16人に入っても10人に入るのは厳しいと思っていて、一方の唐澤は16人に入るのは厳しいと思っていますが、状態が上がって箱根に出場するとなるとまだルーキーよりは可能性があるかなと思うので…わずかな可能性にかけてエントリーされると予想。が以上を踏まえると16人の予想は以下のようになります。


4年:赤津、赤星、金子、唐澤、白鳥、芽吹、花尾、太陽
3年:篠原、庭瀬、吉本
2年:伊藤、帰山、圭汰、山川

1年:小山


4年生が8人と半分を占める一方で1年が1人とかなり上級生中心となってしまいますが…2年連続3冠の大偉業がかかる中で来年度を見据える余力は無いと思うんですよね。実力で下級生が奪い取ってくるならば大歓迎ですが、そうでなければ走力も実績もある4年生が中心になるのではないでしょうか。復路も山も心配いらないだけに、後はトリプルエース以外の往路を誰にするのかというのが最大の悩みとなりそう。


どんな16人になるかは明後日を待つこととなりますが…どの大学も主力の予想外のエントリー漏れは本当に止めて欲しいです。前回は当日変更で故障者や不調者が判明して多くの大学がベストの布陣を組めなかったのも残念でした。ある程度は仕方のないことなのかもしれませんが、故障や体調不良にはとにかく気をつけてもらって、ワクワクするような12/11のチームエントリー、12/29の区間エントリーを待ちたいです。

箱根の順位予想区間配置予想の投票を受けてけています。投票をお待ちしております~

※1人1票でお願いします。