日本体育大学 2023年度 箱根予選振り返り⇒箱根に向けて

続いては日本体育大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果はこのようになっております。箱根予選ではまたしても芸術的な集団走を披露、おそらく箱根予選を最も通過する可能性が高いのがこの日体大が見せる序盤は抑え、後半上げる集団走ですよね。集団を牽引する選手の判断も大事になってきますしついていける選手が揃っていることが前提ですが、最も箱根予選落ちする可能性が低い大学かもしれません。

箱根予選振り返り

山口が19位でチームトップの走り、関東インカレハーフで入賞している実力者ですが、箱根予選でも強さを発揮しました。もう完全にエースの1人です。大森も33位とフリーで走った2人がしっかりと貯金を作ったのも理想的な結果。大森は勝負レースの経験も豊富ですが、これまででもベストな走りを見せてくれました。


そして集団走の強さを見せたのが3番手以降、80位で山崎、86位で平島、88位で田島と2年生トリオが3~5番手を占めることに。3人とも2年連続で安定した走りを見せています。山崎は本来であればエースの1人でフリーで走るべき選手ですし、今回は万全では無かったということでしょう。箱根ではエースの走りを見せてくれれば。平島、田島はまだ箱根経験は無いだけに今年度こそ出場して欲しい選手たちです。


103位に山下、109位に住原、114位に富永、126位に植松、135位に分須で6~10番手を占めました。3番手から10番手がわずかに26秒差ですからね。いかに集団走が安定していたかが分かります。山下は前回も100位前後で走っていて安定感抜群、住原は28分台のベストに全日本予選でも最終組に抜擢されてびっくりしましたが、箱根予選では結果を残しました。


富永は箱根予選初出場ながらしっかりとまとめていますし、植松は前回の264位から半分以下の順位で走っています。分須は箱根で2年連続4区を担っている選手ですが、箱根予選は3年連続100位オーバーですし、なかなか勝負レースで目立った走りを見せられていませんね。11番手の187位に田中、12番手の238位に漆畑となっており、田中は前回二桁順位、漆畑は箱根3区10位とエース級の選手なのですが、今回は合わせられなかったかなあ。逆に言えば、エース級が苦戦しても危なげない日体大の強さが際立ったかも。

箱根に向けて

箱根予選と箱根は別物であることを最も分かっているのは日体大かもしれません。箱根予選は過去5大会で3→6→3→5→4位と危なげなく通過していますが、箱根では13→17→14→17→17位となっており、6年前に4位でシードを獲得して以来、ずっとシード争いに絡めていない状況が続いています。往路は前回1,3区を走った山崎、漆畑に箱根予選でフリー走だった山口、大森の4人がまず候補になってくるかな。例えば1区山口、2区山崎、3区漆畑、4区大森なんて布陣が考えれますが、いずれも区間中位でまとめられればまずまずというところで、稼ぐ役割というのは難しそう。


他に往路争いに加わってきそうな選手としては…平島が箱根予選での好走に1万でも28分44秒のベストで候補に入ってくるかな。分須は2年連続4区を走っていますが、さすがに今回は出場するとしても復路になるのでは。そしてもう1つの問題は5区をどうするかです。2年連続で走っている吉富はいるのですが前回は区間19位ですし、3年連続の可能性は低そう。前年度は山崎が5区候補の1人と言われていましたし、エース級の起用もあり得そう。


6区は前回10位で走っている内山がいるので心配はいらなそう。箱根予選を走った田島、山下、住原らは揃って復路の候補になってくるでしょうし、箱根予選に出場した選手が6区以外を占めてもおかしくないです。それでも割って入ってくるとすると、水金、杉本、石川ら世田谷ハーフで64分30秒台で走っている選手たちもメンバー入りだけではなく出場を狙っているでしょうし、なかなか姿を見せていませんが、関東インカレハーフで快走した浦上も個人的に期待している選手の1人です。


箱根では過去4大会のうち3度取っている17位というのは一つの基準となりそうかな。箱根予選で4番手だったことを含めても14~17位あたりに収まる可能性は高いのでは。復路はある程度戦えるとしても、往路は5区を含めても厳しい戦いになりそうでシード争いに絡むのは大変。。。前回のように3区終了時でシード争いに加わるのも大変なのに、さらに4,5区も中位で走るのは難しそう…まずは予選だけではなく本戦でも勝負出来る選手が一人でも多く出てきてほしいです。

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