神奈川大学 2023年度 箱根予選振り返り⇒箱根に向けて
続いては神奈川大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果はこのようになっております。前年度の箱根予選は11位でまさかの予選落ちとなりましたが、今回は7位と中位での通過を果たしました。ただ来年度を見据えると4年生がトップ6のうち5人を占める状況はちょっと気になるところです。
小林篤が13位でチームトップ、今年度の活躍ぶりを見ればエースは小林篤ですし、エースの走りを箱根予選でも見せてくれました。宇津野が32位、宮本が49位、佐々木が81位でここまでが100位以内。宇津野の勝負レースでの安定感はチームトップクラスですね。非常に頼りになる存在。宮本も来年度のエースとして期待される実力者ですし、3年生以下では持ちタイムも実績も抜けています。佐々木も箱根予選では3度出場していずれも二桁順位の安定感を見せています。
120位の巻田、123位の大岩、141位の三原がチーム5~7番手に。巻田もエース級の実力者であることを考えるとこの順位は物足りないかもしれませんが、前回は欠場したのが痛かったですしまずは走れていて何より。大岩は3大駅伝・予選会のエントリー自体初めてであることを考えると、上々の走りと言えるのでは。三原もルーキーで唯一の出場、持ちタイムも目立たないことを考えても良く走ってくれました。
146位の酒井、148位の高潮、162位の大泉が8~10番手ということで稼ぐ選手こそ多くは無かったですが、10番手の順位も悪くなく崩れることが無かったのが良かったです。酒井、高潮と宮本に続く2年生が台頭してきたのもチームにとって収穫、大泉も箱根予選では3年連続150位オーバーですが、2年の箱根では8区10位で走っている実力者です。
11番手の255位に高橋、12番手の274位に中西と11番手とはやや離されてしまうことに。高橋は3度目の箱根予選出場で年々順位が下げているのがもどかしいですね。中西は唯一出場した3年生でしたが、チーム最下位ということでちょっと3年生が元気が無いですね。
先月の記録会で巻田、宇津野、高橋、佐々木ら4年生が揃って自己ベストを更新したのはチームにとっても収穫。4年生が最低でも5区間、場合によっては7区間くらい走ってもおかしくないですね。2区はエースの小林篤に託すとして、1区は2年前に1区11位で走っている巻田が同じような走りを出来る状態にまでなっていれば大きいです。2年前に3区を走った宇津野、エース格の1人となった宮本が4区となれば理想的な区間配置となりそう。
5区は3年の飯塚、1年の滝本、三原らが希望区間として挙げています。ルーキーの抜擢もあるかもしれませんね。最重要区間なだけに、適性はもちろん走力も大事になってきますが…6区は3年の中原が唯一希望区間として挙げていますね。3年前に走った宇津野を6区に起用する余裕は無いでしょうし、山は5,6区どちらも初出場となりそう。シードを狙うためにもしっかりと準備をしておきたいですね。
復路は高橋、佐々木といった1年時に9,10区を走っている4年生もいますし、大岩、大泉といった4年生がズラッと候補として揃います。箱根予選メンバー以外では上尾ハーフで64分台前半でともに走っている3年の石口、1年の新妻、花井らも候補になってくるか。2,4年生がチームの中心となり、箱根予選はこの2学年で10人出場している状況ですが、1,3年生も是非とも箱根メンバーに1人でも多く入ってきてほしいところ。
箱根予選で7位通過ということはその時点で17番手、過去5大会は13→16→16→13→12位ということと戦力を考えても17位というのは下限でもっと上位を期待したい大学ではあります。上手くいけばシード争いに加わる可能性もありますが山は未知数ですし、往路もどこまで喰らいつけるかはちょっと不安…前回と同じ12位ならば上出来かなと思っています。2,4年生が中心のチームというのは箱根でも好結果を残すことが多いですし、前回の出場出来なかった悔しさを晴らす走りを見せて欲しいです。