日体大記録会(2023/12/02)レース結果 ~旭化成の長嶋が27分44秒で全体トップの走り~

日体大記録会が昨日行われましたので、自己ベストを出し選手を中心に大学ごとに振り返ります。5千と1万が同一日かつ5千→1万の順番に行われたこともあって5千はあまりタイムが出ませんでしたが、1万では27分台や28分前半のベストをマークする選手が何人も出ました。最終組では旭化成の高卒ルーキーである長嶋が27分44秒と高卒1年目での最高タイムをマーク、同じ兵庫で高校時代ライバルだった東農大の前田の活躍がここまでは目立っていましたが、長嶋もこの走りを見るとニューイヤーが非常に楽しみになってきました。

駒澤大学

5千で帰山が13分37秒とベストを30秒も更新してきたのはビックリしました。復帰レースでこの驚異的なタイム、4月以来ずっと差方を見せていませんでしたが、箱根でもメンバー争いに絡んでくるか。森重が14分7秒、大和田が14分16秒でいずれもベストとなっています。1万では金谷が28分56秒をマーク、ベストをこちらも30秒更新して28分台をマークしたのはまずまずだったかなあ。

中央大学

大澤が29分0秒でセカンドベスト、これで箱根16人の争いに残れるか。ルーキーの鈴木が29分4秒でベストを7秒更新、佐野も29分17秒で1秒ですがベストを更新しています。他にも永島が29分43秒でベストを3秒更新。主力が出なかったとはいえ28分台が1人もいなかったのはこの条件を考えるとちょっと寂しかったかな。

青山学院大学

片山が14分5秒でベストを4秒更新したのが最も良いタイム、組トップというのも良いですね。本間も14分21秒でベストをマークしています。これが大学最終レースであろう4年生も何人か走っていますが…やはり全体的に苦しい走りとなりました。

國學院大學

5千では浅井が14分8秒でベストを10秒更新、児玉が14分16秒でベストを7秒更新。1万では山倉が29分8秒で初1万を走り、この1年の成長ぶりが素晴らしい。中野が29分16秒、武田が29分27秒、中薮が29分44秒のベストをマークするなど、13分台や28分台こそいませんでしたが、ベストを出した選手は多かったです。

順天堂大学

5千では堀口が13分56秒でベストを5秒更新、先月に続いて一気にタイムを縮めてきました。金原も14分11秒でベストを2秒更新しています。1万では堀越が29分5秒でベストに1秒及ばずもセカンドベスト、ルーキーの児島が29分17秒、中津が29分21秒のベストとともに30秒以上タイムを縮めてきたのが良いですね。小松も29分35秒のベストで走っています。

早稲田大学

伊福が28分55秒でベストを80秒短縮、全日本でふらふらになったときは心配されましたが、問題無さそうで何よりです。箱根では前回のような安定した走りを見せてくれれば。辻が29分8秒でセカンドベスト、藤本も29分39秒でベストを36秒更新しています。藤本も箱根16人に入ってくるかな。

法政大学

緒方が14分9秒でベストに1秒及ばなかったものの、セカンドベストをマークしてました。これが大学ラストレースなのかな。。。

創価大学

藤ノ木が28分31秒でベストを40秒更新、一気にチーム5番手に入ってきました。上杉も28分44秒で34秒更新、チーム8番手に。濱口が29分6秒をマーク、さらに有田、石井の4年生コンビも29分9秒のベストを揃ってマーク、森下が29分17秒で走るなど、4年生もしっかりと結果を残してきますね。

城西大学

5千では宮本が14分13秒でベストを4秒、河野世寿も14分23秒でベストを15秒更新しています。1万では古橋が29分49秒をマーク、さらに玉井が29分51秒、齋藤、水越が29分52秒、鈴木が29分54秒と29分50秒前後でベストをマークしている選手が多かったです。

大東文化大学

久保田が28分9秒でベストを20秒更新、大東大記録を叩き出すと、入濱も28分13秒で続きチーム2番手、小田、倉田がともに28分30秒、佐竹が28分34秒、棟方が28分43秒でチーム5~8番手とトップ10のうち6人が自己ベスト更新という大盛況ぶりでした。箱根に向けても期待は高まるばかりです。


他にも赤星が29分26秒、松本が29分36秒、庄司が29分39秒、戸田が29分52秒と29分台でベストを更新した選手も多かったです。エース級だけではなく続く選手たちもしっかりと育ってきていますね。

明治大学

ルーキーの鬼塚が14分13秒でベストを8秒更新、小林も14分34秒でベストを4秒更新しています。綾、大湊がルーキーでは抜けた存在ですが、続く選手も結果を少しずつ残してきています。

帝京大学

小野が28分36秒でベストを13秒更新、チーム2番手のタイムをマークしてました。箱根に向けて小野が後はどれだけ合わせていけるか。大谷が29分17秒でベストを11秒更新、山口が29分23秒、ルーキーの原が29分27秒、藤本が29分29秒と29分30秒切りでベストをマークした選手たちも多かったです。16人の争いにまずは生き残りたい選手たちかな。

日本体育大学

高村が14分5秒をマーク、中距離選手なのでデータベースには反映していませんが、長距離の選手たちに割って入ってトップ10に入っています。1500mの強さは大学生トップクラスですし、5千も走れますね。1万では二村が29分13秒でベストに9秒及ばずもセカンドベストをマークしています。

日本大学

山口月が29分22秒でベストを35秒更新、チーム10番手に入ってきました。さらにルーキーの片桐も29分48秒で初の1万を走っています。1万で30分切りのベストとなった選手はほとんどが先週と今週でベストを更新していますし、チームの勢いを感じます。

国士舘大学

山本要が29分38秒、笹井が29分39秒のベストをマーク、さらにルーキーの佐藤佑も29分52秒とまた29分台のベストを持つ選手が増えました。

中央学院大学

エースの吉田が27分47秒を叩き出してベストを11秒更新、さすがの走りを見せました。さらに伊藤が28分31秒でベストを5秒更新、堀田が28分34秒で11秒ベストを更新し、持ちタイムトップ3が揃ってベストを更新することに。ルーキーの稲見も28分46秒で1秒及ばずもセカンドベストの好走、ルーキーの前原も29分6秒をマーク、太田も29分13秒で走るなど自己ベストを更新する選手が多かったのは収穫でした。

東海大学

5千では矢口が14分10秒でベストを2秒更新、先週に続いてのベストと好調です。1万では本村が29分33秒でベストを3秒更新、金子、山田がともに29分48秒、藤田が29分53秒と29分台でベストをマークした選手が複数出てきました。

東京農業大学

エースの1人である高槻が28分35秒をマーク、ベストには24秒及びませんでしたがしっかりと走れているのは箱根に向けても好材料です。

駿河台大学

エースの新山が28分14秒でベストを31秒も更新、日本人トップのタイムとなりました。箱根予選でも結果を残していましたが、1万でここまでタイムを伸ばしてくるとはびっくりです。さらに東泉が28分32秒で51秒もベストを更新、日本人選手2番手のタイムとなっています。東泉も勝負レースではやや苦戦が続いていましたが、今回結果を残したのは頼もしく、新山とともに箱根の往路を担うことになるかも。

山梨学院大学

ルーキーの鈴木が14分32秒でベストを2秒更新、同じくルーキーの田原が29分30秒で初1万を走っており、先月の5千に続いて1万でもベスト更新と好調です。今年度の箱根となるとさすがに厳しいでしょうが、今後に向けてはルーキーの走りは大きいです。

東京国際大学

佐藤榛が28分13秒をマークして日本人トップの快走、村松が28分20秒で2番手と続きました。佐藤榛が駅伝シーズンで復活の走りを見せていましたが、持ちタイムでもエース級になってきました。来年度もチームを牽引してくれることでしょう。村松も大学最後の記録会かな?エースの走りを見せています。木村も28分49秒でセカンドベスト、さらにルーキーの久保が29分1秒でチーム8番手、楠木が29分3秒でチーム10番手とトップ10のうち4人がベスト更新という盛況ぶりでした。


大林も29分18秒、登松が29分33秒でこちらもベストとなっています。5千では菊池が14分25秒、大平が14分26秒、小原が14分27秒、柳田が14分30秒、山内が14分31秒と14分30秒前後でベストを更新した選手が多かったです。

専修大学

5千では4年の粟根が14分7秒で先月マークしたタイムをさらに8秒更新、丹も14分30秒のベストで走っています。1万では新井が29分8秒でベストを14秒更新、チーム5番手のタイムとなっています。主力級は藁科、福田に続いてこの新井と29分1桁でベストをマークしてきました。こういった選手がさらに力をつけていくことが箱根に復帰には必要になってきます。

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