山梨学院大学 2023年度 箱根予選振り返り⇒箱根に向けて

続いては山梨学院大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果はこのようになっております。箱根予選では14位と3秒差というギリギリでの通過…過去3年はいずれも7位以内で通過していただけに、増枠に救われる形となりました。10人で3秒差、1人あたり0.3秒差と考えるとどれだけ紙一重だったかが分かります。

箱根予選振り返り

ムトゥクが60分46秒で3位と大きな貯金を作りました。結果としてこの貯金が何よりも大きかったですね。東国大はエースのエティーリが転倒しただけに余計に…さらに日本人エースの北村も18位で十分に役割を果たしました。3番手の徳田は71位と2番手と3番手で1分以上の差がつくことに…それでも徳田は箱根予選初出場で良く走りました。


村上が87位、新本が98位と前回の箱根で3,5区を走った2人が100位以内に。5人が100位内と考えると決して悪く無いのですが…二人とももう少し上位では走りたかったところかな。問題なのは101~200位が169位だった高木しかいないこと。これはさすがに厳しすぎますよね…206位の塚本、209位の平八重、257位の大西、277位の高田と7番手が200位オーバー、10番手で277位は普段の箱根予選ならば当然通過出来ない順位です。


箱根予選初出場だった塚本、平八重はある程度仕方ないとしても…大西は前回175位、高田は2年連続で2桁順位で走っている実力者なだけに、こういった選手たちが下位に沈んでしまったのが苦しかった。11番手の横山が307位、12番手の砂川が435位とハーフでいずれも64分前後の2人が下位に沈んでしまうことに…満足のいく結果だったのはチームトップ3くらいだったのでは。箱根に向けて課題の残る結果となりました。

箱根に向けて

現状だと安心なのは2区くらいでしょうか。ムトゥク、キピエゴンのどちらでも区間上位で走ることが期待出来ますし、調子の良い方を起用することが出来ます。最も楽しみなのが5区、激坂王で弓削がトップと8秒差の2位に入ったことで一気に有力の5区候補として浮上してきました。これまでは目立った実績がありませんでしたが…こういった選手が快走することも多いですからね。


2区が留学生となると平地の1,3区が大事になってきますが…日本人エースの北村がどちらかを担う可能性が高いです。仮に1区北村とすると、3区をどうするのかという問題が出てくるのが悩ましいところ。新本や村上といった往路経験者が今回も候補になってくるかな。もう少し往路を走れそうな選手が出てこないとチームとしても苦しいかな。


復路は前回6区を走った高田がいるのは大きく、9区を走っている高木もいます。さらに箱根予選で良かった徳田、上尾ハーフで良かった選手では横山が63分18秒、川原、島津も64分台でまとめていますし、期待のルーキーでは占部が64分39秒で走っています。今回は日本人ルーキーも占部以外に和田、宮地など楽しみな選手が多く、複数走る可能性もあります。基本的には箱根予選を走った12人+上尾ハーフで好タイムをマークした選手が中心になりそう。


今年度の全日本予選、箱根予選の結果を見る限りは箱根でも苦しい戦いになるとは思います。過去5大会は18→21→19→18→14位となっており、前回はシードを失って以来最高順位となりましたが…再び18位以下になる可能性は正直高いかと。箱根予選の順位からすれば現状は23位と最下位ですからね。それでも希望があるとすれば、留学生、日本人エースの存在、期待の新星がいる5区、前回10位で走っている6区と往路の2区間と山がどちらもある程度計算出来そうなところかな。箱根予選最下位通過で失うものは何もありませんし、1つでも上の順位を狙っていって欲しいです。

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