早稲田大学 2023年度 出雲・全日本振り返り⇒箱根に向けて

続いては早稲田大学について、出雲・全日本の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。出雲・全日本結果はこのようになっております。出雲はまだ収穫の多い6位でしたが…全日本では主力を欠いたしわ寄せが後半区間に来てしまい、総合10位でシード落ちとなってしまいました。1万mの記録会にあまり出場しないだけに、まずは全日本予選の出場権を確保するために出場する必要が出てきますし、6月の全日本予選に出場するのも大変です。

出雲振り返り

1区の伊藤が区間3位と見事な走り、最後に國學院の上原に抜かれたのは残念でしたが、それでもハイペースな先頭集団で粘りスターターの役割を果たしました。2区の山口も区間3位、区間賞タイとは18秒離されてしまったものの1つ順位を上げて総合3位は決して悪い走りではありませんでした。しかし3区の石塚はコンディションが上がっていなかったこともあって区間7位ともう一歩の走りとなりました。


4区の工藤も区間10位…高校時代の駅伝での活躍や大学でもトラックシーズンの大活躍ぶりを見ると、駅伝でも即戦力として活躍してくれると期待していたのですが…ほろ苦い3大駅伝デビューとなりました。5区の間瀬田が区間5位でまとめたのは総合6位という位置を考えても良く走ってくれました。最長区間の6区に抜擢されたルーキーの長屋も区間6位、あと一歩順位を上げることは出来ませんでしたが、上出来の走りと言って良いでしょう。結果として、またしても早稲田の定位置となっている6位でのフィニッシュとなりました。

全日本振り返り

レース前に長屋、佐藤を欠いたことでちょっと後半区間に不安のあるオーダーとなりましたが、結果としてそれがシード獲得に大きく響くことに。1区の間瀬田は素晴らしい走りで区間2位、唯一残念だったのは1秒差で区間賞を逃したくらいで完璧な走りだったと言って良いでしょう。2区の山口は駒澤の圭汰についていく積極的な走り、5kmで遅れてしまったものの区間新&区間4位でしっかりとまとめました。


3区の石塚は区間7位、前半から積極的な走りを見せましたが後半はちょっとペースダウンしてしまい、2位を守れなかったのは残念だったかなあ。出雲よりは状態を戻してきましたが…4区の工藤は区間13位、総合でも3→8位と一気にシード争いに巻き込まれることに。トラックシーズンで活躍したルーキートップ3は前田、吉岡、そしてこの工藤だと思っているのですが、前田以外の2人は駅伝シーズンで苦戦気味なのが心配です。工藤も出雲に続いての二桁順位ですし。5区の菖蒲もあまり状態が上がっていないという話でしたが、区間12位で総合では8→7位と1つ順位を上げたものの、シード争いは引き続き厳しい状況に。


6区の菅野は区間11位、レガシーハーフを走っていたことを考えるとまずまずですよね、長い距離の方が強い選手ですし。7区の伊藤は区間6位とこれまた決して悪くはない走りだったのですが、総合8位は変わらずで9位ともわずか4秒差に迫られることとなりました。8区の伊福はちょっと体調が良くなかったようで、圧倒間に8位争いから遅れてしまうと、その後はふらふらに…区間19位に沈んでしまい、2つ順位を落として総合10位となりました。

箱根に向けて

長屋の状態は気になりますが、佐藤が上尾ハーフで元気な姿を見せてくれたのは大きいです。同レースで山口がエースの走りを見せて日本人トップの2位、別格の強さを見せました。本人も2区を希望しているとのことで往路の争いも熾烈になってきます。これまでの走りを見ていると…前回も全日本も1区を走っている間瀬田がそのまま1区で良さそうですし、前回2区の石塚と山口が2区争い、4,5区も前回走っている佐藤、伊藤がいますからね。


現状だと、最重要かつもタイム差のつく区間である5区を伊藤以外にするのはあまりにもリスクが高いかと。往路はこの5人に任せることになりそうですが、そこに割って入る選手が出てきてほしいところ。状態が上がってくれば菖蒲や工藤は往路候補になってくるでしょうし。6区は北村がいるので心配はいらないですし、復路も伊福、菖蒲、菅野という前回8~10区を走った3人がいます。極論を言えば、前回経験者が残る8区間は全て一緒で3区に山口、7区に工藤か長屋という布陣でも良いわけですから…


後はここからどれだけ選手層を厚く出来るかです。これまでに名前の挙がった選手で11人、他にも3大駅伝経験者である辻、諸冨らがおり、2,3年時よりも今年度の方が存在感を見せています。ハーフでは2年の宮岡、須山、1年の山崎がいずれも63分台~64分台で走っていますし、現状だとこの16人がそのまま箱根メンバーとなりそうですが…後はどれだけ16人ではなく10人のメンバー争いに加われるかですね。


箱根に向けてはベストな布陣が組めれば目標としている3位争いに加われてもおかしくないですが…逆に全日本のように主力を複数欠くことになれば、一気にシード争いに巻き込まれたりシード落ちとなってしまうこともありそう。早稲田のスカウト状況を考えれば人数の少なさや選手層の薄さという問題は仕方ないですが…出雲・全日本でもう一歩力を発揮出来なかった選手が箱根にしっかりと合わせてくるかも非常に大事になってきます。全日本の悔しさを晴らす走り、箱根で見せて欲しいです。

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