日体大記録会(2023/11/25,26)レース結果 ~創価の桑田が28分11秒で全体トップの快走~

日体大記録会が先週の土日に行われましたので、自己ベストを出した選手を中心に大学ごとに振り返ります。箱根出場を狙う選手にとって最後の調整の場、選考レースとなったかなあ。5千はあまり展開が良くなくてタイムは出ませんでしたが、1万では好タイムが連発しました。最もタイムを狙いやすい時期でもありますし、タイムを出しておくに越したことは無いですからね。

中央大学

ルーキーの藤田が14分1秒で高校時代のベストを3秒更新、あまり姿を見せていなかっただけにここでタイムを伸ばしてきたのは良かったですね。

創価大学

桑田が28分11秒でベストを27秒も更新、持ちタイムでは日本人トップとなりました。全日本は回避しましたが、この走りを見るともう箱根出場どころか往路を担ってもおかしくないですね。さらに石丸も28分38秒でベストを8秒更新、山下も28分56秒でベストを4秒更新し、11人目の28分台ランナーに。小暮が28分56秒のセカンドベストだったことや最終組だったムチーニ、山森がもう一歩だったのは少し気になりますが…5人しかいない組で走りにくかったのもあったかな。

東洋大学

岸本が28分58秒でベストを54秒も更新、チーム9番手&9人目の28分台ランナーとなりました。箱根でのメンバー争いに向けてもここでタイムを伸ばせたのは良かったですね。

日本体育大学

中津川が29分34秒でベストを10秒更新、三好も29分50秒でベストを18秒更新と4年生がおそらく最後のトラックレースでベストを更新、ルーキーの瀬戸が29分43秒、佐藤が29分53秒でともにベストをマークしています。分須が29分0秒、石川が29分29秒でともにセカンドベストをマークしています。他にも西坂が30分9秒、池沢が30分10秒で走っており、全体的にまずまずだったかな。

日本大学

最も自己ベストラッシュとなったのは日大、キップケメイは28分19秒とベストには届かなかったですが、西村が28分34秒、安藤、冨田がともに28分44秒、鈴木が28分47秒とチーム2~5番手が揃って28分台のベストをマーク、28分台ランナーは一気に6人まで増えました。さらに久保が29分4秒、大橋が29分16秒、山中が29分25秒でそれぞれチーム7,8,10番手となるタイムをマーク、これでトップ10のうち7人が自己ベストという盛況ぶりでした。


トップ10圏外でも、ルーキーの山口聡太が29分26秒、天野が29分33秒、中澤が29分38秒、土井が29分44秒、松村が29分49秒と29分台でのベストを揃ってマーク、28分台だけではなく29分台ランナーも一気に増えました。29分台もなかなか揃わなかった中、30分切りだけで16人組むことも可能なほどに持ちタイムを伸ばす大盛況ぶりでした。

国士舘大学

5千では山本要が14分17秒、信夫が14分18秒とともに14分10秒台でのベスト、溝辺が14分28秒、ルーキーの佐藤佑が14分29秒でこちらも14分30秒切りでのベストとなりました。1万ではルーキーの浦出が29分43秒でのベスト、八巻も30分33秒のベストで走っています。

東海大学

全日本で2区を走った兵藤が28分14秒とベストを54秒も更新、チーム2番手のタイムを叩き出しました。全日本でも良い走りを見せていましたが、この走りを見ると箱根でも往路で見たくなりますね。さらに全日本3区を担った野島が28分27秒でベストを23秒更新、チーム6番手のタイムとなっています。こちらも箱根では復路を担ってきそうかな。ルーキーの永本も29分29秒のセカンドベストで走っており、ここから状態を上げていってくれれば。


5千では上奥が14分9秒、矢口が14分12秒、山田が14分17秒でともにベストを更新しています。こちらは来年度以降の活躍に期待。

東京農業大学

菅原が29分44秒のベストをマーク、2週間前も多くの選手が29分台のベストをマークしていますが、菅原も続きました。他には馬渕が30分40秒でベストを1秒ですが更新しています。

駿河台大学

5千ではエースの新山が13分59秒ベストを19秒更新、13分台ランナーの仲間入りを果たしました。これまでの実績を考えればいつ出してもおかしくなかったですが、最後にマークしてきましたね。1万では藤井が29分8秒で4番手、長田が29分19秒で7番手、塩路が29分23秒で9番手とトップ10のうち3人が自己ベストをマーク。


29分35秒をマークした坂本、29分40秒の岡崎、29分49秒伊藤といずれも2年生が自己ベストをマークしました。箱根予選で大活躍を見せるなど2年生の活躍が今のチームを支えていますが、トラックでも好調です。4年の山内も29分54秒のベストをマークしました。

東京国際大学

ルーキーの登松、久保が揃って14分14秒での自己ベストをマーク、今年度の駅伝シーズンはなかなか日本人ルーキーが目立たなかっただけに、こうやって自己ベストを更新出来たのは良かったです。今後に繋げてくれれば。

専修大学

藁科が29分0秒でベストを48秒も更新する見事な走りを見せました。来年度のエース候補として個人的にも期待している選手ですし、ますます楽しみ。4年の田島が29分6秒でセカンドベスト、同じく4年の山城も29分12秒でおそらく大学最後であろうレースを終えました。


福田も29分28秒のセカンドベストで走っていますし、佐藤陸が29分39秒、具志堅が29分41秒、上山、渡辺がともに29分54秒で走るなど来年度に向けても楽しみな先週たちが良い走りを見せてくれました。

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