明治大学 2023年度 箱根予選振り返り⇒箱根に向けて

続いては明治大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果はこのようになっております。全日本予選で10位になったときは大丈夫かと思いましたが…箱根予選では立て直して2年連続の2位通過、本戦に向けても希望の持てる走りだったのではないでしょうか。

箱根予選振り返り

チームトップの25位にエースの児玉、前回の箱根を欠場して以降故障などもあって苦労しましたが…全日本予選で1組3位、そして箱根予選でもチームトップと走れば結果を残してくれる頼もしい選手です。最後の箱根は故障なく臨んでくれれば。34位に吉川響、35位に綾と続いたのは明治にとって大きな収穫でした。吉川は前回の箱根で5区15位と苦戦しましたが2年になってさらに力をつけてきましたエース格の1人です。綾もルーキーながら素晴らしい走りでした。ここまで1年目から長い距離に対応するとは…往路でも十分に計算出来そう。


杉が52位、大湊が60位、鈴木が75位でここまでが100位以内ということに。杉はエース格の1人ですし順位としてはもう一歩だったかもしれませんが、しっかりとまとめてくれました。ルーキーの大湊は上出来と言って良いでしょう。明治のルーキーは綾が目立っていましたが、大湊も力があるところを見せてくれました。鈴木も前回は154位でしたから、そこから80位近く順位を上げてきました。この走りも大きかったですね。


101位に堀、106位に森下、138位に古井、140位に山本でここまでで10番手となりました。堀は箱根でも6区8位で走っている選手ですし、悪くは無いですがもう一歩…森下はエースの1人であることを考えるとちょっと今回は奮わなかったです。箱根にはしっかりと合わせて欲しいところ。古井、山本はともに3大駅伝・予選会のエントリー自体初めての2年生ですし、良く走ってくれたと思います。トップ10のうち5人が2年生ということで、今回は2年生の活躍が目立ちました。


11番手の182位に甲斐、12番手の421位に斎藤ということで、甲斐は何とか粘ったとは思いますが、物足りなさは否めず…3年生がなかなかに苦労していますよね。。。斎藤は序盤から苦しい走りになってしまい、甲斐とも3分以上離されてしまいました。

箱根に向けて

箱根予選と上尾ハーフの結果を見ると、ある程度の布陣が見えてきそう。2区は問題無ければ前回も出場予定だった児玉に託すことになるのでは。62分台で安定していて心配はいらなそう。さらに往路候補としては前回3区の森下、箱根7区区間賞の杉、期待のルーキーである綾らが候補になってくるか。5区を走った吉川響は箱根予選、上尾ハーフと好タイムを連発しており、もちろん2年連続の5区も良いですが、前回苦戦していることを考えると他に候補がいれば平地で見てみたい選手です。例えば1区森下、2区児玉、3区綾、4区吉川という布陣が組めれば強そうに思えるのですが…


5区は前回苦戦した区間なだけに吉川以外にも候補を複数準備して万全の備えで臨みたいですよね。前回は箱根前から吉川に任せることを明言していて、それは良くなかったと思っているので…6区は前回1桁順位で走った堀がいますし、順当ならば2年連続ということになるかな。復路候補の選手として名前が挙がってくるのは…まずは大湊を見てみたいですね。箱根予選でチーム5番手、上尾ハーフで62分台と長い距離は何も問題ありませんし、まず10人に入ってくるであろう選手、往路で起用されても驚きません。


さらに前回4区を走った尾崎、箱根予選で好走した鈴木、そして箱根予選に出場し上尾ハーフで63分台で走った山本、古井に世田谷ハーフで64分前半で走った溝上あたりも候補になってくるかなあ。卒業生の穴の大きさを感じるのは往路よりも復路になるかもしれません。それだけにもっと選手層が厚くなってきてほしいところ。そのためにも上級生の走り、例えば城戸や橋本といった4年生が最後まで10人にの争いに加わって欲しいですし、3年も本来であれば甲斐、曳田、新谷ら主力となって欲しい選手たちが何人もいます。


箱根に向けては目標は8位となっており、現実的にはシードを争うであろう1校ということになるでしょう。箱根予選では1→2→2位と3年連続2位以内で走っている一方で3年連続でシードを獲得出来ていない状況はやはり気になるところ。特に崩れる区間をいかに減らすかが大事になってきます。過去3年の二桁順位区間は7→7→5と良かった前回でも半分を占めていますからね。全日本予選落ちの時はどうなるかと思いましたが、箱根予選以降の走りを見ると期待せずにはいられませんし、4年ぶりのシード獲得、果たして欲しいです。

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