MARCH対抗戦(2023/11/22)レース結果 ~青学の一世が28分11秒で全体トップ~

MARCH対抗戦が本日行われましたので、大学ごとに自己ベストを出した選手を中心にレース結果を振り返ります。前回よりも1組減って4組で行われた大会、1~3組はそこまでタイムが出ませんでしたが、最終組は28分前半が多く出るなど自己ベストラッシュとなりました。記録会としては良いですが、対抗戦と呼ぶにはちょっと大学によって出場選手に差があって盛り上がりに欠ける部分があったかな。最終組でどれだけ主力が出場するかが全てみたいなところがありますが、法政は誰も走っていませんし、少人数の大学も多かったですから。

中央大学

最も見せ場を作ったのは湯浅、28分12秒全体2位の快走、最後までトップを争いました。今年は全く外していないですし、箱根でも往路の起用が有力、2区でも驚きは無く順当だと思います。阿部も28分26秒でベストを4秒更新、こちらも3年連続の5区に向けて盤石です。他には佐藤蓮が29分37秒、小田切が30分2秒でベストを更新していますが…溜池が29分1秒のセカンドベストにとどまったこと、吉中、山平という箱根出場が期待される二人が最終組でワースト2を占めたのはちょっと気になるところかな。

青山学院大学

28分11秒で組トップだった一世が見事な走りを見せて持ちタイムでもチームトップに。28分15秒の黒田、28分19秒の倉本、28分20秒の太田と続きトップ4全員がベスト更新ということに。特に監督が3本柱として期待を寄せる一世、太田、黒田が好タイムをマークしたのは箱根に向けても大きいです。そこに割って入った倉本は最初で最後の3大駅伝出場を勝ち取れるか。


さらに白石が28分27秒、山内が28分28秒のベストでチーム6,7番手、荒巻が28分32秒、鳥井が28分33秒でチーム9,10番手の自己ベスト、10番手でも28分33秒というハイレベルさ、トップ10のうち8人が自己ベストとなりました。さらに宇田川が驚異的なラストで28分43秒、皆渡が28分49秒、平松が28分59秒と28分台のベストラッシュとなりました。箱根に向けてもさすがの選手層を見せつけましたね。

法政大学

矢原が28分54秒でチーム4番手のタイムをマークしたのにはびっくりしました。ハーフで好タイムをマークしていましたが、トラックでもここまで走れるとは…箱根の10人にも確実に入ってきそう。鈴木が29分58秒、野崎が29分59秒と29分台のベストをマークしています。他にも高須賀、清水が29分30秒台のセカンドベストで走っていますし、湯田が30分20秒、重山が30分59秒とルーキーも初の1万を経験しました。

明治大学

尾崎が28分50秒でベストを6秒更新、ルーキーの綾も28分56秒でベストを20秒更新、チーム6,7番手の持ちタイムとなりました。堀もベストに8秒届かずも28分48秒で走れていますし、この3人は箱根でも十分に計算出来そう。尾崎、綾はともに往路候補、堀も2年連続の6区が有力か。他にも橋本が29分21秒でベストを10秒更新、馬場、石堂が29分53秒のベストをマークするなど出場した選手は多くなかったですが、それぞれに収穫のある走りだったのでは。

立教大学

林、稲塚がともに28分49秒のベストでチーム3,4番手のタイムに。実績のある林はともかく、稲塚は今月に入って13分台、28分台を連発と強さを見せています。箱根予選ではチーム6番手でしたが、箱根でも往路への抜擢も十分ありそう。さらに國安が28分53秒80とベストと全く同じタイムをマーク、ハーフで同タイムはちらほら見ますが、トラックで0.01秒まで一緒なのは珍しいですね。忠内も29分17秒でベストを17秒更新、チーム10番手となっています。主力が欠場したのはやや気になりますが、新戦力の台頭も見られました。

箱根の順位予想区間配置予想の投票を受けてけています。投票をお待ちしております~

※1人1票でお願いします。