創価大学 2023年度 出雲・全日本振り返り⇒箱根に向けて

続いては創価大学について、出雲・全日本の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。出雲・全日本結果はこのようになっております。 出雲は2位と最高の結果を残した一方で全日本は6位でシードこそ獲得したものの、区間13位以下が4区間も出るなど区間順位がデコボコな駅伝となってしまいました。

出雲振り返り

1区の石丸が区間5位、先頭と35秒差は良く粘ってたと言って良いでしょう。1年時はなかなか3大駅伝で結果を残せていませんでしたが、主要区間への抜擢に応えました。2区のルーキー小池も区間5位、5千で13分34秒をマークしている実力者が5位を守ってエースのカミナに繋ぐことに。カミナも初出場ながら区間2位、総合でも5→2位に順位を上げました。ここからは粘ることになるかと思ったのですが…


4区山森が区間賞の快走、日本人エースの1人ですがまだ3大駅伝は二桁順位しか走ったこと無かったですからね。この走りは本人にとっても自信になったのでは。5区の吉田響も連続区間賞、区間3位以下に大きな差をつける圧巻の走りを見せました。6区の吉田凌も区間5位でまとめて総合2位、3位にも1分差をつけるのは強いですよね。2021年の箱根に続いての2位を獲得しました。

全日本振り返り

ルーキーの織橋が抜擢された1区でしたが…ここで区間4位、先頭と6秒差は最高のスタートだったと言って良いでしょう。今年度は自己ベスト連発&勝負レースで結果を残してきましたが、駅伝でも強さを見せました。しかし、2区の山森が区間13位で総合でも11位に下がることに…出雲では区間賞の快走を見せましたが、主要区間では苦しい走りとなってしまいました。


3区の石丸も区間13位、総合でも13位と順位を下げてしまうことに。この走りもちょっと予想外でした。。4区のルーキー小池は区間16位とさらに苦しい走りに…出雲で良かった山森、石丸、小池の3人が揃って力を発揮出来なかったのはちょっと箱根に向けても心配なところだったか。総合13位で8位とは2分30秒以上の差がついてしまいました。


この苦しい状況を救ったのがエースの吉田響、全然映らなかったのが残念過ぎましたが、区間賞&区間新の快走、区間2位に38秒もの差をつけたのも凄いですが、総合9位で8位と1秒差にまで迫ることに。単純にこの区間だけでシードラインと2分30秒詰めているわけですからね。これはもう凄すぎます。。。前回も嶋津を起用するなど5区を重視している創価ですが、今回も一気にチームを立て直しました。


しかし、6区の山下が区間16位で総合11位と再び順位を下げてしまうことに。ここまでの6区間で区間13位が2人、16位が2人というのは苦しすぎます。そんな中で再びチームを救ったのがエースのムチーニ、今回はカミナではなくルーキーのムチーニを起用してきましたが、1分7秒あった8位との差を4秒差まで詰めました。


近いとはいえ総合9位で1つ順位を上げなければいけなかった状況で8区を任されたのが吉田凌、ここですぐに前に追いつき、シード圏内に入ってきただけではなくさらに前を追っていって区間7位、総合でも9→6位と3つ順位を上げて2年連続のシード獲得に貢献しました。これだけ苦しい区間があってもシードを獲得出来たのは収穫でもありますし、課題でもありました。

箱根に向けて

最強世代が抜けたことで、前回の箱根経験者は4人しかいませんが…正直不安を期待が遥かに上回ります。留学生は調子よい方を起用する予定ということだったので、2区はカミナかムチーニということになりそう。そして5区は言うまでもなく吉田響ですよね。今年度の走りを見る限りは、もう区間新は確実に出してくるのでは?という期待感があります。さらに往路候補としては…出雲1区の石丸、全日本1区の織橋とともに好走しており、箱根でも1区候補になってくるか。


前回3区を走っている山森も3,4区あたりで候補になってきそうかな。出雲、全日本メンバーでは他にも小池、吉田凌、個人的にずっと期待している小暮、復活した桑田など任せられそうな選手は多いです。6区はこれまらまた候補が出てくるでしょうが、前回の箱根時点で6区を力が発揮できる区間としていたのは黒木くらいだったかな。3年連続で好走した濱野の穴は大きいだけに、その穴を埋める選手の台頭が待たれます。


他にも復路候補はたくさんいますね。先ほどの往路候補だけでも9人名前を挙げましたからね。最強世代が抜けた後なだけにメンバー争いは非常に熾烈となりそう。他にも最後の箱根出場を狙う主将の志村、出雲を経験している石井あたりは9,10区の候補になってきそうですし、吉田悠、上杉らもいます。3年の若狭もハーフでタイムを伸ばしていますし、もう10人の争いはもちろん16人の争いも非常に熾烈です。前回5区を走った野沢、ルーキーも齊藤、川上らも含めてもう自己ベストをマークしている選手が多すぎますからね。


箱根に向けて気になるのは出雲のように合わせられるのか、それとも全日本のように崩れる区間が出てきてしまうのかというところですね。今の選手層を考えると、余程のことが無い限りはシード獲得は問題無いでしょうが、目標とする3位以内となるとどこまで近づけるか…5区で圧倒的なアドバンテージが期待出来るのは大きいですし2区も安心、これだけ新戦力が面白いように台頭するとなると、箱根の10人を選ぶのが良い意味で悩ましいですよね。4年連続でシード、9→2→7→8位となっていますが、5年連続シードは最低限、3年前のように創価旋風を巻き起こして欲しいです。

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