第100回(2024年)箱根予選 戦力分析 その2(明治、大東、専修、中学)

箱根予選エントリー校の戦力分析はエントリー前に行いましたので、エントリー後の感想を数校ずつ行います。続いては箱根12位の明治、16位の大東文化大学、20位の専修大学、箱根予選で12位の中央学院大学についてです。

明治大学

まずはエントリーが心配された児玉が入ってきたのは一安心。児玉、杉、森下とエース級は揃いました。その一方で前回好走した新谷、室田が外れ、持ちタイム上位では曳田、そして全日本・箱根を走った主将の尾崎も外れています。結果として、前回の箱根予選で150位内で走っているのは11位だった児玉だけということになり、このデータだけを見ると不安になりますが…


前回は吉川、堀といった実力者が走らずにアクシデントがあって杉、森下がチーム11,12番手に沈んでしまいましたからね。上位で走れる選手が揃っています。さらに新戦力としては綾、大湊といったルーキーに加え、2年の古井が相当チーム内評価が高いようですね。足並みがある程度揃えば箱根予選で苦戦することは無いでしょうが…全日本予選は揃わずに予選落ちとなっているだけに油断は禁物です。順位予想では3位となっており、私も上位か悪くても中位での通過を予想しています。

大東文化大学

1万mの持ちタイムトップ10からは倉田が外れていますが、すでに箱根予選を4度走っていて出場資格が無いため。他の選手がエントリーされており、トップ10圏外では箱根6区で好走した佐竹もいることから、いかに盤石なエントリーかが分かります。全日本予選を2位通過した8人は揃っていますし、その際は外れた菊地もいますからね。この情報だけを見ると盤石に見えるのですが…気になるのは選手層の薄さです。


10番手以降が前年度に比べると落ちる気がするんですよね。前年度台頭してきた選手は多いですが、今年度はまだそこまで目立っておらず…前回もトップ通過とは言え、11番手以下は200位オーバーでしたから。それでもトップ通過候補の1校だと私は思っていますし、皆さんの予想でも1位となっています。前年度からの予選の強さを見る限りは、苦戦する可能性は低いですよね。今回も危なげなく上位通過を果たしてくれれば。

専修大学

前回箱根出場校の中で最も心配なのがこの専修大学です。前回日本人トップの木村がいないというだけで、その厳しさが分かるかと…これだけで何分違ってくるのか。箱根6区で好走している粟江もないので、箱根で区間14位位以内で走っている選手が1人もいないことに…2年連続100位ちょっとで走っている水谷もおらず、新戦力が台頭しているとはいっても箱根予選で粘り強い走りを見せてきた専修でもさすがに厳しいのではという気がします。


ただ、救いなのはその苦しすぎる今回に増枠があるということですよね。キサイサともう1人くらい稼ぐ選手が出てくれれば、通過を果たす可能性も高まってくるかなあ。主力が複数抜けた穴は非常に大きいですが、8~12番手あたりの戦力は例年よりも揃っていますからね。皆さんの順位予想では14位となっていて、ギリギリ通過圏外となっていますね。私もボーダーを争う1校だと思います。増枠があっても厳しいかもと思うほどに正念場です。

中央学院大学

1万の持ちタイムトップ10では堀田、稲見、安藤、三角と4人が外れています。堀田は2年連続で箱根予選に出場していますし、稲見は全日本予選で好走、安藤は前回3番手、ハーフで62分17秒を持つ実力者です。そのため、中央学院は3大駅伝・予選会の経験者が6人しかいないんですよね。箱根予選に3年連続出場している中でこの少なさはやはり気になるところ。


結果として、前回の箱根予選で150位以内で走っているのは吉田1人しかいません。吉田、伊藤、飯塚らは大きく稼いでくれるでしょうが、8~10番手はかなり厳しい戦いを強いられる気も…皆さんの順位予想では8位ということで増枠が無くても通過するという方が多いですが…私は予選落ちの可能性もかなりあり得るのではないかと不安視しています。チームとしても連続で箱根出場を逃すわけにはいかないですし、専修以上に正念場の大会となるかも。

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