第100回(2024年)箱根予選 戦力分析 その1(東国、東海、国士、日大)

箱根予選エントリー校の戦力分析はエントリー前に行いましたので、エントリー後の感想を数校ずつ行います。最初は箱根11位の東京国際、15位の東海大学、19位の国士舘大学、箱根予選で13位の日本大学についてです。

東京国際大学

トップ通過候補の1校として名前を挙げられる大学であり、実際に皆さんの順位予想でも2位となっています。留学生はエティーリが出場予定ということで、これだけで何分貯金が作れることか…その一方で1万の持ちタイムトップ10からは白井、森、牛の3人が外れています。牛はあまり姿を見せていなかったので仕方ないですが、日本人エースの白井、全日本予選3組を担った森が外れるのはチームにとって痛手です。


全日本予選で1組8位だった菅野も外れたことで留学生を除くと下級生は川内しかエントリーされていません。今後を見据えるとちょっと上級生に偏ったエントリーになってしまったことは気になるかなあ。箱根予選の通過自体は問題無いと思いますが…全日本・箱根を見据えるとしっかりと合わせてこないとシード争いに絡んでいくのは難しそう。

東海大学

エントリー前は上位通過候補の1校だったのですが、エントリーが出て最も評価が下がった大学の1校かもしれません。絶対的エースの石原がいないというのは、木村がいない専修とともに最も戦力ダウンが大きいです。1万の持ちタイムトップ10で見ると、他にも松尾、溝口、神薗、越、野島健と6人が外れていますからね。特に箱根で2年連続快走している越が外れたのも苦しい…4年生は他にも喜早がおらず、ここまで揃わないとは思わなかったです。


その一方で1,2年生は花岡、鈴木に南坂、永本と主力が揃っているのは救いか。順位予想では6位となっていますが、私はもっと低くてもおかしくないかと。箱根予選の実績だけ見れば、100位以内で走っているのが鈴木のみ、150位以内に広げても竹割が増えるだけですからね…ハーフでの実績、特に箱根予選での実績は乏しいです。その一方で1万での実績は全大学でもトップクラスですし、さすがに増枠には頼らずに通過を果たして欲しいところ。

国士舘大学

箱根5区で好走した山本雷が外れてしまいました。ただ、5千の記録会では自己ベストで走れていましたし、エントリーされた選手の状態が良いということでしょう。他にもメンバー外の選手が好走しているのは良い傾向かな。これまでは主力が記録会で好走⇒箱根予選で苦戦というのが続いていたので…選手層は着実に高まっているように思えます。


後はカマウや山本龍といった稼ぐべき選手が稼げるかどうかということになりそう。生駒や富岡といった全日本予選で好走する選手も出てきましたからね。過去2大会は10位と最下位通過ですが、増枠のある今年度に予選落ちする可能性は低そう。ある程度順当なエントリーが組めていますし、10位以内では通過してくることでしょう。ただ、順位予想では12位ということで増枠があってもボーダー争いをすると見ている方が多いようです…

日本大学

最大の正念場を迎えるのが今年度の日大、主力が卒業した影響は大きいですが新監督の元チームも成長を遂げています。例年故障者が出てベストメンバーが組めませんでしたが、1万の持ちタイムトップ10は全員メンバー入り、ほぼベストと呼べる布陣が組めました。トラックシーズンで苦戦していたエースのキップケメイが日本インカレで快走して大きな貯金が見込め、西村、安藤ら稼ぐべき選手の走りがまず重要になってきます。


チームの鍵を握るのは土井、下尾、久保といったまだ箱根予選ではそこまで結果を残せていない4年生たちかなあ。特にトラックでエースの下尾が箱根予選でも結果を残してくれれば、大きな上積みとなります。2年生も着実にタイムを伸ばしてきていますし、増枠のある今年度箱根予選を通過出来なければ、今後はますます復活は難しくなるはず…順位予想では13位とまさにボーダーギリギリ、私もボーダーを争うと思っている大学の1校ですが、主力が揃ってエントリーされたのは非常に大きいですし、最下位通過でも良いので箱根出場を勝ち取って欲しいです。

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