日本インカレ2023 5000m ~創価のカミナが優勝、順大の吉岡が日本人トップの4位~

日本インカレの3日目だった本日に行われた5000mの結果を振り返っていきます。公式結果はこのようになっており、入賞した選手は以下の通り&中心に振り返ります。留学生がトップ3を占めましたが、3位と日本人トップとの差はわずかに4秒と日本人選手も1万に比べると喰らいつきました。

順位氏名所属記録
1位リーキー ・カミナ創価大学13:52.16
2位ムサンガ・ゴッドフリー駿河台大学13:53.84
3位チェボティビン・サイラス第一工科大学13:56.84
4位吉岡 大翔順天堂大学14:00.43
5位溜池 一太中央大学14:07.04
6位亀田 仁一路関西大学14:13.08
7位織橋 巧創価大学14:18.92
8位小嶋 郁依斗京都産業大学14:29.57

優勝したのは13分52秒で創価のカミナ、最後は留学生3人の争いでラスト1周の勝負となりましたが、抜群の切れ味で抜け出し、後続を寄せ付けませんでした。ムチーニが勝負レースで結果を残している状況で、カミナが優勝を果たしたのは大きかったのでは。順当ならば出雲から起用されることになりそう。


2位に駿河台のゴッドフリーが13分53秒で入りました。1万mで7位に沈んだ時には大丈夫かなと心配になりましたが、その2日後に行われた5000mでは見事な走りを見せました。チームは箱根予選に向けてもかなり厳しい状況にあるようですが、レマイヤンに負けじとチームに貢献する走りを見せてくれれば。


3位に第一工大のサイラスが13分56秒で続くことに。持ちタイムもまだ13分50秒台ですし、ラスト1周で離されてしまったとはいえm、ここまで他の留学生に喰らいつけるとは思わなかったです。価値のある3位という結果だったのでは。出雲では1区に出場するでしょうし、ひょっとするとサイラスの走りが優勝争いに大きな影響を与えるかも。


4位に順大の吉岡が14分0秒で続きました。ルーキーとは思えない安定感と安心感がありますよね。順当に日本人トップを獲得したという印象。5位に7秒もの差をつけているのも評価が高いです。留学生に離された後、一度溜池に先頭を譲った際は厳しいかと思いましたが、見事に突き放して日本人トップを勝ち取りました。駅伝シーズン、楽しみすぎます。

5位に中央の溜池が14分7秒で続くことに。こちらも順当な日本人2番手だと思います。吉岡に終盤離されてしまったのは残念ですが、それでも2人の集団をずっと引っ張っていましたし、6位とも6秒差をつけていますからね。駅伝でも主力の一角として活躍してくれることでしょう。


6位に関西大の亀田が14分13秒で入りました。積極的な走りで先頭付近で走っていましたし、遅れてからもそのままズルズルと下がらずに6位を確保したのはさすが力があります。日本インカレでも当然のように入賞してきますし、出雲や全日本で関東勢とどれだけ渡り合えるのかが楽しみ。


7位に創価のルーキー織橋が14分18秒で入ってきたのも見事でしたね。先頭集団にも何とか喰らいついていたのも強いですし、そのまま大きく遅れることもありませんでした。1万の小暮に5千の織橋と日本インカレで最も収穫が大きかったのは創価かも。最強世代が抜けても強い創価を引き続き見せてくれそう。1年目から3大駅伝全てで活躍しそうな期待感があります。


8位に京産大の小嶋が14分29秒で走り、ここまでが入賞となりました。エース格の1人ですし、7位とは11秒離されてしまったものの、8位争いはしっかりと制しました。日本インカレは関西勢の活躍も毎年目立ちます。


9位に新潟大の中戸が14分32秒で入ってきたのは一番のビックリだったかも。ベストは14分35秒だったはずで、風呂場みたいと言われたこの蒸し暑いコンディションで自己ベストを出して入賞にあと一歩と迫ったのは凄まじいです。好条件でどんなタイムを出せるのかも気になりますし、全日本での走りも楽しみになりました。

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