第100回(2024年)箱根予選 戦力分析 ~立教大学~

続いては前回の箱根で18位だった立教大学について、箱根予選の戦力分析を行っていきます。箱根予選で私が重視しているエース力、選手層、予選会力、持ちタイムの4項目を中心に見ていきます。

エース力は前回の箱根出場校の中でも下位ということになるかな。箱根出場校におけるエース力の基準の1つが3区終了時の順位ですが、立教は19位でしたからね。エースは箱根2区を走った國安、3区を走った関口の2人、全日本予選でも最終組を2年連続で担っていますし、年間を通じて活躍しているのも魅力的。箱根予選で3年連続チーム2番手以内で走っている中山も含めた3本柱ということになります。いずれも箱根予選で50位以内で走る力がありますし、大きく稼ぐことは難しいかもしれませんが計算出来る選手たちです。


選手層はだいぶ厚くなってきましたよね。安藤は箱根予選で2年連続チーム3番手とエース級の活躍を見せていますし、箱根で1区を走った林、4区を走った馬場、箱根7区を走った服部、8区を走った山本、箱根予選で2桁順位で走っている永井あたりまでは箱根予選に出場する可能性が高そう。ここまでで9人、さらに3年連続で箱根予選に出場している忠内、2年連続出場の後藤、前回8番手で走った吉屋らもメンバー争いに絡んでくることでしょう。


ルーキーはまだ目立っていませんがそもそも前回の箱根予選に出場した12人全員が3年生以下、大きな故障があった内田は出場出来ないでしょうが、前回走っていない馬場が加わるだけで12人揃いますから選手層が薄いはずがありません。

予選会力は前回55年ぶりの出場を果たしたばかりなので、何とも言えませんが…本来であれば100回大会での箱根返り咲きを目指していたチームが1年前倒して通過を果たしたこと、しかもギリギリではなく6位と中位通過を果たしたことは価値がありますよね。少なくとも予選会を苦手としている印象は無いかなあ。主力が卒業した後にどうなるかは分かりませんが、それは来年度となりますし…


持ちタイムは24大学中1万で16位、ハーフでは20位ということで1万に比べるとハーフはボーダー付近ということに。62分台が馬場しからおらず、63分台も4人だけですからね。前年度からようやく箱根出場が本格的に狙えるチームになったこと、箱根予選が自己ベストと言う選手も多く、ハーフで記録を狙う大会に出場していないのも影響しているかな。タイムはそこまで心配はいらないでしょう。


箱根予選に向けては戦力的には当然心配いらないということになります。前述のとおり、3年生以下で臨んだ前年度が6位通過、今年度は増枠があって13校が予選通過するわけで、立教が予選落ちする可能性は低いでしょう。それでも私が不安に思っているのは、前年度の出場が自信ではなく過信になってしまわないか。3年生以下が主力のチームが初出場、久しぶりの箱根返り咲きを果たした翌年度、創価、東国大、筑波らが揃って予選落ちしているので…立教も続いてしまわないかを心配しています。逆に言えば不安要素はそのくらい、再び危なげなく箱根予選を通過し、箱根に出場するのが当然の大学になっていってくれれば。

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