インターハイ2023 5000m決勝 ~須磨学園の折田が日本人トップの5位~

インターハイ4日目、5000mの決勝が行われましたので、振り返ります。レース結果はこのようになっております。13分台の日本人選手が6人出るなどハイレベルなレースとなりました。特にラスト1周の切れ味は凄かったですね。

優勝を果たしたのは13分41秒で倉敷のキバティ、ラスト1周の時点でも2位のままでなかなか前に追いつけていませんでしたが…ラストの直線で逆転しての優勝となりました。コンディションがそこまで良くなかったのかな?しっかりと勝ち切る強さがさすがです。


2位に専大熊本のマイナ、13分41秒72で優勝まで0.28秒届かず…それでも最後の最後まで粘る走りは見事でした。3位に13分47秒で仙台育英のカヒガ、前2人にはさすがに離されてしまいましたが、それでも4位には8秒もの差をつけていますからね。上位3人が抜けていました。


4位に13分55秒で青森山田のカルリ、トップ4はいずれも留学生が占めることとなりました。ラスト1周で大きく前と離されてしまったものの、何とか後続の猛追からは逃げ切って4位は死守しました。


5位で日本人トップとなったのが須磨学園の折田、強いですね。ラストの切れ味も抜群で13分55秒をマークしました。ロードでもトラックでも好結果を残していますし、世代トップクラスの1人です。兵庫は毎年ハイレベルですが…今年度はやはり須磨学園が強そう。

6位に13分56秒で仙台育英の大濱、カヒガとともにダブル入賞となりました。大濱も13分台を複数回マーク、都大路では4区4位と勝負レースに強いですね。7位に13分56秒で埼玉栄の松井、強い世代が抜けましたが松井がチームを牽引していますね。前回の都大路以降の活躍ぶりはこの学年でもトップクラスです。


8位に13分57秒で佐久長聖の濱口、唯一2年生以下で決勝進出した濱口が1500mの4位に続いてダブル入賞は素晴らしいですね。世代トップクラスの1人ですし、2年になってからの活躍はNo.1かも。


9位に13分58秒で出水中央の飯田、入賞にはあと一歩届きませんでしたが、インターハイ決勝で13分台をマークしてくる選手はみんな力がありますよね。他に目立った選手では…佐久長聖の山口が13分59秒で10位、ずっと日本人集団を引っ張り続けていたということで、そうなるとラスト勝負ではさすがに厳しいですよね。それでも13分台で走るところが凄まじいです。


五条南の川原はいきなり13分20秒台が狙えるようなハイペースで突っ込んだのにはびっくりしました。留学生でさえ、そのハイペースに合わせて突っ込んだ結果、後半はペースダウンしてしまいましたし…結果は14分20秒で下から2番手となりましたが、見せ場を作りました。

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