2023年度 トラックシーズンにおけるベスト更新&ルーキー活躍状況 ~東洋大学~
続いては東洋大学について、トラックシーズンの結果をトップ10でベスト更新した選手及びルーキーの走りを振り返ります。東洋は全然記録会に出場してこなかったですし、チーム状況が全然分からないですね。ハイレベルな記録会に出場するのも良い経験になると思うのですが…そんな中でも松山が戻ってきたのは何よりも大きいですし、緒方も久しぶりのレースと明るい材料もありました。
順位 | 名前 | 学年 | 5千ベスト | 更新日 |
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1位 | 石田 洸介 | 3 | 13:34.74 | 20/09/27 |
2位 | 九嶋 恵舜 | 4 | 13:48.67 | 22/05/22 |
3位 | 松山 和希 | 4 | 13:48.80 | 20/10/11 |
4位 | 奥山 輝 | 4 | 13:51.17 | 22/09/24 |
5位 | 田中 純 | 1 | 13:51.89 | 21/12/05 |
6位 | 緒方 澪那斗 | 2 | 13:54.45 | 21/09/29 |
7位 | 甲木 康博 | 3 | 13:55.80 | 22/09/24 |
8位 | 小林 亮太 | 3 | 13:55.81 | 22/09/24 |
9位 | 西村 真周 | 2 | 13:55.92 | 21/06/18 |
10位 | 熊崎 貴哉 | 4 | 13:56.69 | 20/11/04 |
トップ10のうち5千でベストを更新した選手はいませんでした。トップ10圏外では岸本が14分6秒、菅野が14分7秒、梅崎が14分8秒と14分1桁でベストを更新した選手が多かったですね。エース格の梅崎などまだまだタイムを伸ばせるはずですが…他にも十文字が14分14秒でベストを6秒更新しています。セカンドベストでは、奥山が13分52秒をマーク、小林が14分2秒、網本が14分12秒で走っています。0点ではありますが…ベストを更新した選手やセカンドベストをマークした選手は結構いましたね。
順位 | 名前 | 学年 | 1万ベスト | 更新日 |
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1位 | 熊崎 貴哉 | 4 | 28:36.36 | 22/10/22 |
2位 | 小林 亮太 | 3 | 28:36.42 | 23/07/16 |
3位 | 緒方 澪那斗 | 2 | 28:36.67 | 21/12/04 |
4位 | 石田 洸介 | 3 | 28:37.50 | 20/10/31 |
5位 | 松山 和希 | 4 | 28:42.17 | 22/04/09 |
6位 | 九嶋 恵舜 | 4 | 28:45.60 | 22/10/22 |
7位 | 佐藤 真優 | 4 | 28:49.54 | 22/05/19 |
8位 | 網本 佳悟 | 2 | 29:03.08 | 22/10/22 |
9位 | 西村 真周 | 2 | 29:03.95 | 22/11/20 |
10位 | 奥山 輝 | 4 | 29:05.45 | 21/12/04 |
トラックで最も活躍を見せた小林が1万で28分36秒のベストをマークしてチーム2番手、セカンドベストの28分43秒も関東インカレでマークしたものですね。箱根3区に出場して以降、安定した活躍を続けています。トップ10圏外では菅野が29分9秒でベストを13秒更新、5千に続いてのベスト更新です。緒方も29分4秒で走っており、セカンドベストかな。28分36秒のベストが3人いますが持ちタイムトップ3、28分台も7人しかいないのはちょっと寂しいですね。
13分51秒の高校ベストを持つ田中が関東インカレ1500mで5位入賞、早速そのスピードを見せつけました。5000mにも2種目出場していることからも、期待の大きさが分かります。長い距離はまだ未知数ですが少なくとも出雲や全日本からは出場してきそう。他には濱中が関東インカレで3000m障害に出場、薄根は5千で14分16秒のベストをマーク、男鹿駅伝にも出場しています。藤本も男鹿駅伝に出場しており、ルーキーも早速存在感を示しています。
23大学中、5千の0点は22位タイ、1万の5点は21位タイ、合計の5点は単独最下位となっており、全て20位台ということに…記録が狙える記録会に出場した選手が少なかったですし、仕方ない結果ではあります。駅伝シーズンで記録を狙うチャンスがあると良いのですが…持ちタイムが全てではもちろんないですが、持ちタイムが良いに越したことは無いですし…
4月→現時点における上位10人の平均タイムで見てみると、5千はベストを更新出来ていないので13分51秒で変わらず、順位は8位で変わらずでした。9位と4秒差、10位と7秒差ありましたから、差を詰められたもののでした。1万は28分50→28分47秒と3秒短縮、6→8位と2つ順位を下げています。どちらもまだ8位は維持しているということに。
駅伝シーズンに向けては、新戦力の台頭ももちろん待たれるところではあるのですが、それよりも主力の足並みが揃うかどうかの方が大事です。1万の持ちタイムトップ5は熊崎、小林、緒方、石田、松山と実力者が揃っていますが、前年度は全然揃わなかったですからね。今年度も3人以上揃うような状況はなく、熊崎は姿を見ていないような…石田も4月に出場して以来かなあ。卒業生の穴も大きいチームにおいて、ベストに近い布陣が組めるかどうかというのは非常に大事になってきます。3大駅伝での好結果はもちろん期待したいですが、まずはベストメンバーで臨む東洋が見たいです。