2023年度 トラックシーズンにおけるベスト更新&ルーキー活躍状況 ~城西大学~
続いては城西大学について、トラックシーズンの結果をトップ10でベスト更新した選手及びルーキーの走りを振り返ります。トラックシーズンで最も活躍した大学の1校が城西大学でしょう。自己べストを連発し、関東インカレでも活躍、さらに全日本予選では危なげのない走りでトップ通過を果たしました。元々前評判の高かった今年度の城西ですが、期待通りの強さを見せています。
順位 | 名前 | 学年 | 5千ベスト | 更新日 |
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1位 | V・キムタイ | 2 | 13:26.77 | 23/04/08 |
2位 | 平林 樹 | 3 | 13:44.80 | 23/07/16 |
3位 | 山本 唯翔 | 4 | 13:51.08 | 23/07/08 |
4位 | 斎藤 将也 | 2 | 13:51.21 | 23/04/08 |
5位 | 林 晃耀 | 3 | 13:51.22 | 23/07/16 |
6位 | 野村 颯斗 | 4 | 13:55.75 | 22/07/09 |
7位 | 山中 秀真 | 4 | 13:58.72 | 23/04/23 |
8位 | 片渕 大晴 | 3 | 13:59.02 | 22/07/09 |
9位 | 桜井 優我 | 2 | 14:02.49 | 23/07/16 |
10位 | 柴田 侑 | 1 | 14:03.14 | 21/10/09 |
キムタイが13分26秒と非常にハイレベルなタイムをマーク、もちろんチームトップタイムとなっています。さらに平林が13分44秒、エースの山本唯に斎藤、林が揃って13分51秒のベストをマーク、主力の5人がチーム1~5番手の自己ベストをマークするという大盛況ぶりでした。山中も13分58秒のベストで7番手、13分台ランナーも8人揃えるまでになりました。
箱根を走った桜井も14分2秒ベストを19秒も更新してチーム9番手、トップ10のうち7人が自己ベストを更新しています。そしてこの7人は前回の箱根に出場した選手たちですし、実力者が順当に持ちタイムを伸ばしたということになりますね。逆に言えば、主力に割って入るようなタイムを出す選手がいなかったとも言えますが…2年連続で24点以上というのは凄まじいですね。
順位 | 名前 | 学年 | 1万ベスト | 更新日 |
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1位 | V・キムタイ | 2 | 28:24.57 | 23/05/11 |
2位 | 山本 唯翔 | 4 | 28:25.21 | 22/11/12 |
3位 | 斎藤 将也 | 2 | 28:33.42 | 23/04/22 |
4位 | 平林 樹 | 3 | 28:49.64 | 23/04/22 |
5位 | 野村 颯斗 | 4 | 28:54.48 | 21/04/24 |
6位 | 山中 秀真 | 4 | 28:57.70 | 21/11/13 |
7位 | 中田 侑希 | 4 | 29:14.07 | 23/04/22 |
8位 | 林 晃耀 | 3 | 29:26.31 | 22/05/28 |
9位 | 桜井 優我 | 2 | 29:27.92 | 23/04/22 |
10位 | 久保出 雄太 | 3 | 29:30.48 | 23/07/16 |
キムタイが28分24秒でベストを11秒更新、5千と同様にチームトップタイムとなっています。斎藤が28分33秒でベストを4秒更新して3番手、平林が28分49秒でベストを8秒更新してチーム4番手、中田が29分14秒で7番手、桜井が29分27秒で9番手、久保出が29分30秒で10番手ということで、トップ10のうち6人がベストを更新しています。
1万もトップ6は箱根シード獲得メンバーであり、トップ10全員が3大駅伝・予選会の経験者となっていますが、トップ10圏外でも磯西、中島が29分34秒のベストをマークするなど新戦力の台頭も徐々に見られています。
2~4年生の充実ぶりに比べると、そこまで目立った走りは出来ていませんが…宮本が1500mで活躍を見せており、中島が1万で29分34秒のベストをマーク、小田が5千で14分19秒のベストをマークするなどタイムを伸ばしてきています。14分3秒のベストを持つ柴田はまだまだこれからかなあ。14分14秒を持つ河野温もいますし、特にチームとしてもルーキーに頼る必要は全く無いですからね。箱根シードメンバーが全員残っていて、しかも揃ってトラックシーズンで活躍しているわけで…1人でもメンバー争いに絡んでくれれば上出来かな。
23大学中、5千の24点は2位、1万の17点は4位タイ、合計の41点は2位となっており、全てで2~4位となっています。前年も合計で5位タイでしたし、安定して自己ベストを更新出来ています。記録を狙える記録会に出場しているのもありますが…そこでしっかりとタイムを出せているのが良いですよね。
4月→現時点における上位10人の平均タイムで見てみると、5千では13分58→13分52秒と6秒短縮し、10→9位と1つ上げています。タイムはがっつり縮めたのですが、前との差が元々大きかったこともあって、1ランクアップに留まっています。1万では29分5→28分58秒と7秒縮め、16→15位と1つ順位を上げています。5千のタイムは走力にかなり追いついてきた印象。
関東インカレではキムタイが5千、1万の2冠を達成、この強さを駅伝でも見せてくれればチームにとっても非常に大きいです。ハーフで平林が4位入賞を果たしたのも大きく、その後も主力級の活躍を見せています。全日本予選では組トップ2人を含む全員が20位以内と抜群の安定感でトップ通過を果たしました。トラックシーズンはほぼ完璧だったと言えるのでは。3大駅伝では箱根3位以内など非常に高い目標を掲げていますが、どこまで近づけるのか楽しみです。