第35回(2023年)出雲駅伝に向けて ~箱根9位:城西大学~

続いては前回の箱根で9位、5区区間新だった山本唯の活躍だけに頼らず、復路でも粘り強い走りでシードを獲得した城西大学についてです。過去5年はこのようになっております。2018年以来、5年ぶりの出雲出場となります。出雲に出場したのはこれまでに4度、そして過去最高順位は8位ということでその更新が期待されます。

~区間配置~

これまでは村山紘太、松村陣、荻久保など1区にエースを起用してきました。誰がエースとなるのかは難しいところですが…キムタイや山本唯が起用されることになるのかな?純粋にバランスのみを考えると、3区キムタイ、6区山本唯で1区は野村か斎藤の調子が良い方…全日本予選の走りを見せると野村かなあ。箱根で1区を経験しているのもありますし。ただ、城西は出雲だけではなく3大駅伝は前半重視の傾向があるので…1区キムタイ、2区斎藤、3区山本唯みたいな布陣にする可能性が高そうです。


それでも4本柱の1人である野村くらいは6区に残して欲しいなあと思うのですが…残る2人は平林、林、山中の3人から選ばれるのが順当か。平林、林は5千でも一気に自己ベストを更新してますます力をつけていますし、現状はこの7人が抜けている状況です。ただ、必ずしも出雲に全力で挑むとは限らず、ある程度全日本や箱根を見据えて選手起用というのもありそう。


夏合宿を経て力をつけてきた選手であったり、中田や久保出といった予選は経験しているけれど、3大駅伝は未経験の選手を起用してみたり、ルーキーの抜擢もあり得ます。箱根も全日本予選もある程度ベストの布陣が組めていますから、逆に言えば他の選手が経験するチャンスが無いとも言えるんですよね。出雲にどんな区間配置で臨むのかが気になります。

~展望~

城西も出雲でどれだけ勝負にいくかで色々と変わってきますね。気になるのは城西は3大駅伝において2年連続や2大会連続で好結果を残したことが無いこと。前回の箱根に続いて出雲で好結果を残せるかというと難しい気もしてしまいますね~チームとしてもシードに関係のない出雲よりも全日本、箱根を当然重視していくでしょうし、出雲は過去最高順位である8位を上回れば上出来と言ったところなのかなあ。


主力がとにかく好調で自己ベスト連発、勝負レースでも結果を残している状況を考えると、もっと上位に入ってきてもおかしくは無いと思うのですが…箱根シード校はどこも力がありますからね。単純に箱根の順位からすると9番手という位置から、どれだけ上位を狙えるのか?というと期待もありますが、不安な部分も大きいかなあ。


これまでの出雲を見ると、1区からエース級を投入して後半区間は基本的に粘るという走りになるはず。キムタイが関東インカレで見せたような強さを発揮し、山本唯も含めて3区までにエース級を投入してきた場合にはその時点で上位にいても全然おかしくないですからね。4区以降はある程度粘る展開になるでしょうが、今年度の活躍ぶりからすれば楽しみなのは間違いないです。箱根シードメンバーが全員残ってさらなる高みを目指す今年度、全日本、箱根へと繋げていくためにもまずは出雲での好結果、見せて欲しいです。

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